シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
交流文化論(トランスナショナル文化特殊講義(シティズンシップ教育論))/STUDIES IN TOURISM AND TRANSNATIONAL |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
外国語学部/FOREIGN LANGUAGES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木3/Thu 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
花本 広志 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
花本 広志 | 交流文化学科/TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
シティズンシップ教育とは、citizenship(市民性)、すなわち、自由で平等な、自らの意思に基づいて行動する存在である「市民」としての知識、技能、態度や価値観を育む教育のことです。「主権者教育」と呼ばれることもあります。もっとも、そもそも「市民性」とは何かについては議論のあるところですし、主権者教育と同じなのかについても議論があります。さらには、法教育との関係も問題となります。それらの点も含めて、この授業では、シティズンシップ教育とは何か、どうあるべきか、その教育方法や課題などについて、協同学習の手法の1つである「LTD話し合い学習法」により学習していきます。そのうえで、最終的には、受講者が協同して、中学3年生~高校1年生程度向けのシティズンシップ教育用教材(2時限分)を作成することを目指します。また、授業外の課外活動になりますが、(受講者が希望し、かつ、日程と条件が整えばですが)高校生を対象として実際に〔オンラインによる〕模擬授業を行うことも考えています。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
この授業では、協同学習の手法の1つである「LTD話し合い学習法」(以下「LTD」という)により、シティズンシップ教育について学んでいきます。LTDは、複雑な学習法ですので、授業2回分はLTDの理解と練習にあてます。もっとも、LTD自体、民主?共生の価値観の醸成をも目的とする学習法なので、LTDについて学ぶこと自体、シティズンシップ教育の理解に資するものと考えています。LTDによりシティズンシップ教育について学んだ後には、模擬授業用の教材を作成します。テーマや内容、授業方法、配布資料など、(必要に応じて教員のサポートを受けながら)すべて受講者自身がグループで話し合いながら作成していきます。また、完成した教材を使って、(オンラインによる)模擬授業を行うことも考えています。 授業は、ZOOMによるリアルタイムオンラインで行います(ZOOMの招待情報は、PortaⅡの「お知らせ」でお知らせします)。また、資料の配布、宿題?課題等の提出は、一部を除きすべてMYDOCを通じて行いますので、操作に慣れておいてください。 |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学修では、LTDの方法に従って、教材となる文献につき予習ノートを作成します。事後学修では、授業でのLTDミーティングの結果を受けてノートを整理します。また、教材作成は、必要に応じて授業外で行ってもらううことがあります。また、高校生を対象とする模擬授業は、高校側の日程の都合上、春休み中の実施となる可能性が高いです。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
①正当な事由のない欠席3回以内、②正当な事由のあるものを含め欠席4回以内、③宿題提出率70%以上、④教材作成及び模擬授業の実施に平均以上の貢献をしていること、⑤ラーニング?ポートフォリオ(受講者自身による学習成果のまとめ)の自己採点70点以上、のすべて満たしていることを単位認定(C以上)の必要条件とします。その他、AA~Cの基準を含む成績評価方法について詳細は、第1回のオリエンテーションで説明します。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
|||||||||||
備考 /Notes |
テキスト:教材は、必要に応じてその都度配布します。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
交流文化に関する各種分野について特定の専門知識を習得し、分析のうえ見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | オリエンテーション | オリエンテーション(授業の概要、ねらいと獲得目標、成績評価の基準と方法、授業の進め方などの説明) |
なし |
2 | グループ分け、LTDを支える教育理論と技法 | グループ活動の練習(兼学習の環境作り) LTDを支える教育理論と技法の解説と練習 |
なし |
3 | LTDの予習及びミーティングの方法 LTDウォーミングアップ(練習用課題文使用) |
LTDによる学び方(予習及びミーティング方法)の確認と練習 | 事前:LTDの予習及びミーティングの方法に関する配布資料を読んだうえで、LTD練習用課題文について予習のうえ、予習ノートを作成する。 事後:予習ノートの整理 |
4 | LTD(1):シティズンシップ教育論① | シティズンシップ教育とは何か、それが必要な背景や理由について理解する。 | 事前:シティズンシップ教育とは何か、それが必要な背景や理由について記した課題文についてLTDの予習を行い、予習ノートを作成。 事後:予習ノートの整理 |
5 | LTD(2):シティズンシップ教育論② | シティズンシップ教育とは何か、それが必要な背景や理由について、①とは別の視点から理解する。 | 事前:シティズンシップ教育とは何か、それが必要な背景や理由について記した課題文についてLTDの予習を行い、予習ノートを作成。 事後:予習ノートの整理 |
6 | LTD(3):シティズンシップ教育の課題 | シティズンシップ教育の課題や疑問点について考察する。 | 事前:シティズンシップ教育の課題や疑問点について論じた課題文についてLTDの予習を行い、予習ノートを作成。 事後:予習ノートの整理 |
7 | LTD(4):シティズンシップの授業① | シティズンシップの授業について、その内容や方法について知り、実際にどのような授業を作るか考える。 | 事前:シティズンシップの授業の内容や方法について論じた課題文についてLTDの予習を行い、予習ノートを作成。 事後:予習ノートの整理 |
8 | LTD(5):シティズンシップの授業② | シティズンシップの授業について、その内容や方法について知り、実際にどのような授業を作るか考える。 |
事前:シティズンシップの授業の内容や方法について論じた課題文についてLTDの予習を行い、予習ノートを作成。 事後:予習ノートの整理 |
9 | シティズンシップ教育用教材作成(その1):模擬授業のテーマと獲得目標の検討 | これまでのLTDミーティング全体を振り返るとともに、模擬授業のテーマや獲得目標などについて検討する。 | 事前:①これまでの課題文を読み返して、シティズンシップ教育について学んだことを自分の言葉でまとめる。②模擬授業で取り上げたいテーマを各自2つ以上、それらの理由とともに考えて、メモにまとめる。 |
10 | シティズンシップ教育用教材作成(その2):授業内容と方法、評価方法の検討 | グループで協力して、シティズンシップ教育用の授業内容と方法、評価方法を検討し、授業計画を練る。 | 事前:各グループで選んだテーマについて、各自、授業計画(教案)の原案を作成する。 事後:授業計画(教案)を練り直して一応完成させる。 |
11 | シティズンシップ教育用教材作成(その3):?教材の作成(1) | グループで協力して、シティズンシップ教育用の教材を作成する。 | 事前:各自の責任範囲について、授業内容(案)を考え検討し、教材(案)を作成する。 |
12 | シティズンシップ教育用教材作成(その4):教材の作成(2) | グループで協力して、シティズンシップ教育用の教材を完成させる。 | 事前:各自の責任範囲について、授業内容(案)と教材(案)を練り直す。 |
13 | 模擬授業のリハーサルと最終調整 | 完成した教材を使って、模擬授業のリハーサルを行い、問題点を洗い出して最終調整を行う。 | 事前:授業内容を確定し、授業計画(教案)及び教材を完成させる。 事後:高校生対象の実際の模擬授業の準備 |
14 | 授業全体のまとめと振り返り | 授業全体のまとめと振り返り ラーニング?ポートフォリオについて説明 |
事後:ラーニング?ポートフォリオの作成 高校生対象の実際の模擬授業の準備 |