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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
テクスト研究(現代社会?歴史) a/TEXT STUDIES (GERMAN MODERN SOCIETY AND HISTORY) a |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金5/Fri 5 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
秋山 大輔 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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秋山 大輔 | ドイツ語学科/GERMAN |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
私たちは目下、疫病の蔓延の渦中にあります。そこで本講座では Hugo von Hofmannsthal (1874-1929) の Erlebnis des Marschalls von Bassompierre (1900) を精読します。この短篇には疫病が物語の重要なモティーフとして描かれており、またその渦中には人間たちの姿があります。中華人民共和国の小説家の閻連科 (1958-) は「人類が災難に直面したとき異なる音が存在しないことが最大の災難なのだ」と記しています(閻連科「厄災に向き合って-文学の無力、頼りなさとやるせなさ」In:『文藝 夏季号』河出書房新社 2020年)。従って科学者でもウイルス学者でもなく、詩人が切り取る疫病に見舞われた社会と、その渦中にいる人間たちの一齣を、いま私たちが熟読玩味することは決して意味のないことではないと考えます。また「応用ドイツ語」のドイツ語とは似ても似つかぬこの世紀末ウィーンの天才詩人のドイツ語に耽溺することは、新たな疫病に翻弄される私たちにとって、その日常をしばし忘れるための救いにもなるかもしれません。 この講読は蝸牛の歩みで進みます。あくまで「基礎ドイツ語」で学習した内容を拠り所としたテクストの読み方をよりわかりやすく指導します。従って学年や専修を問わず、ドイツ語基礎の内容をすでに一通り学習しており、ドイツ語で書かれたまとまった分量のテクストを精確に読めるようになりたいという学生であれば、どなたの受講も歓迎します。 なおオンライン授業に関連して、本講座は授業形態 3(Zoom等を使用する双方向型)を視野に入れていますが、最終的にそれと授業形態 1(PorTAⅡを使用する課題配信型)のいずれにするかは、受講者一人ひとりのインターネット環境を確認した上で判断します。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
※未修クラスで「総合ドイツ語Ⅳ」または「応用ドイツ語Ⅱ」の成績が「B」以下の学生を主な対象とします。 (但し、未修クラスの学生で成績が「A」以上でも履修可) |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
オンライン授業に関連して、授業形態 1(PorTAⅡを使用する課題配信型)になるにせよ授業形態 3(Zoom等を使用する双方向型)になるにせよ、授業に臨むにあたり履修する方に求めることは、まず充分に準備した上で授業に臨むことと、その準備の段階で不明な点を洗いざらい書き出すことと、そして授業を経て準備の段階で不明だった点が解消されたかを改めて確認することです。 (※本講座の内容等についてご質問がある方は、履修登録期間中でも結構ですので、直接 akiyamadaisuke@hotmail.com にお問い合わせください。) |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
本講座の(オンライン授業の)実施方法が、授業形態 1(PorTAⅡを使用する課題配信型)になるか授業形態 3(Zoom等を使用する双方向型)になるかによって成績評価の方法は異なります。前者の場合には、出題したすべての課題の提出を求め、その出来により成績を評価します(1×12回分: 100%)。後者の場合には、(履修者のインターネット環境等に関連して、双方向型オンライン授業が軌道に乗れば)教室における対面での授業とさほど変わらず、従って本講座の性格上、平常点をきわめて重視します。すなわちまず授業に臨むにあたり、充分に準備することを必須のこととして求めます。次にその準備の成果は、(日本語訳等の)簡単なレジュメを用意した上での発表や、さらにテクストの講読を受けての議論の中で必然的に表れますので、それらの出来により成績を評価します(100%)。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
本講座を受講するにあたり「応用ドイツ語Ⅱ」や「総合ドイツ語Ⅳ」の成績が「A」以上/「B」以下という括りよりずっと大切なことは、たとえオンライン授業であろうと、ドイツ語学科で勉強してきたドイツ語基礎の内容を用いて、ドイツ語で書かれたまとまった分量のテクストを精確に読めるようになりたいという熱量の有無です。夏を待ちきれない頃になっても、それを画面の向こうで持ち続けられる学生が集うことを期待します。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
専門的なドイツ語テクストを講読し、現代社会?歴史に関する分野について背景知識を含めて総合的に研究し、分析を行い見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 導入 | ドイツ語で書かれたまとまった分量のテクストの読み方について説明します。 | |
2 | ドイツ語基礎の復習 | 事前に配信する「関係代名詞」「不定詞句とzu不定詞句」「並列接続詞と従属接続詞」の基本問題と、その応用問題について解説します。 | |
3 | Erlebnis des Marschalls von Bassompierre ① | テクストを精読します。 | |
4 | Erlebnis des Marschalls von Bassompierre ② | 同上 | |
5 | Erlebnis des Marschalls von Bassompierre ③ | 同上 | |
6 | Erlebnis des Marschalls von Bassompierre ④ | 同上 | |
7 | Erlebnis des Marschalls von Bassompierre ⑤ | 同上 | |
8 | Erlebnis des Marschalls von Bassompierre ⑥ | 同上 | |
9 | Erlebnis des Marschalls von Bassompierre ⑦ | 同上 | |
10 | Erlebnis des Marschalls von Bassompierre ⑧ | 同上 | |
11 | Erlebnis des Marschalls von Bassompierre ⑨ | 同上 | |
12 | Erlebnis des Marschalls von Bassompierre ⑩ | 同上 | |
13 | 全12回のため実施しません。 | 全12回のため実施しません。 | |
14 | 同上 | 同上 |