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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
ドイツ語圏のメディア文化 b/AREA STUDIES IN GERMAN MEDIA CULTURE b |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火3/Tue 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
常石 史子 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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常石 史子 | ドイツ語学科/GERMAN |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
<目的> 映画というひとつのメディアの歴史を深く掘り下げることを通じて、メディアそのものがもつ構造や機能に意識を向け、メディアから受け取る情報を批判的に検討する姿勢を養うこと。 <内容> 「メディア文化」とは 、メディアを通じて広く流通する多様なジャンルにわたる文化の総称です。本講義はその中で映画を中心に据え、演劇、写真、出版、美術といった他の分野と対比しつつ歴史的に考察します。 秋学期は、ナチスによって映画というメディアが掌握され、利用される過程を中心に考察します。ホロコーストにどう対峙するのかという視点が、現代における映画の位置付けを探る上でも不可欠なものとなるでしょう。映画保存活動や映画政策など、メディアの外部構造にも注意を払います。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
春学期に引き続き、Zoomを使用してリアルタイム?双方向のオンラインで行います。PowerPoint等で資料を提示しながら行い、映像資料を多用します。講義形式ではありますが、チャットやアンケートツールを活用しながら、できる限り双方向の授業を行いたいと考えています。 各回の授業の冒頭で、前回分の授業レポートに対するフィードバックを行います。 秋学期は授業終了後、録画を受講者全員に共有し、リアルタイムでなくオンデマンドでの授業参加も可とします。授業日の3日後(金曜日)の24時を提出期限とする授業レポートの提出をもって出席とみなします。 授業連絡および授業レポートの提出にはmanabaを使用します。 春学期、秋学期通して聴講することを前提に構成されています。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学修:各回の授業の最後に、次回のために読んでおくべき文献や見ておくべき映像を指示します。 事後学修:授業レポートの提出。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
期限内の授業レポート提出をもって出席とみなします。10回以上の出席を評価の前提とします。 平常点(授業レポートの提出)100%(春学期と異なり、期末レポートは課しません)。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
ドイツ語圏のメディア文化に関する専門的な知識、分野特有の思考?研究方法を発展的に習得し、分析を行い見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンスおよび期末レポートの講評 | 講義の概要、進め方、評価方法などについて理解する。春学期の期末レポートの講評を通じて春学期で学んだ内容を復習する。 | |
2 | ウーファの設立とその展開 | 1917年に国策映画会社として設立されて以来、 発展を続けたウーファの歴史を理解する。 | |
3 | 文化映画という思想 | ウーファが長篇劇映画と並行して製作しつづけた短篇文化映画の、メディアとしての特異性を理解する。 | |
4 | プロパガンダの構造 | ナチスの政権掌握とともに映画が権力の中枢に取り込まれていった過程について理解する。 | |
5 | 戦時下の娯楽映画 | 大量に生産された国策としての娯楽映画の機能について理解する。 | |
6 | ジャポニスムの系譜と日独交流 | 『新しき土』(1937)国際合作の経緯を中心に、日独間の映画文化における交流についてジャポニスムの流れの中で理解する。 | |
7 | ユダヤ人についての/による映画 | ユダヤ人を主題として、あるいはユダヤ人によって製作された映画群について理解するとともに、ナチス政権を逃れて亡命したユダヤ系映画人たちの命運について把握する。 | |
8 | ホロコーストの記憶 | ホロコーストの記憶に対峙する映画の系譜について理解する。 | |
9 | 記憶のアーカイヴとしての映像 (1) | 映画というメディアを今日まで存続させてきたアーカイヴの役割について理解する。 | |
10 | 記憶のアーカイヴとしての映像 (2) | 過去の記憶の保存という観点から、ドイツ語圏における映像アーカイヴ活動の意義について理解する。 | |
11 | 動く映像による歴史の再構成 | ナチ政権下の映像が大きな関心を集め、ドキュメンタリーや娯楽映画に幅広く利用されている現状を中心に、動く映像による歴史の再構成について考える。 | |
12 | 「日常」のアーカイヴ | ドイツ語圏で盛んなホームムービーのアーカイヴ活動とその意義について理解する。 | |
13 | デジタル時代の「映画」の未来 | フィルムからデジタルへの移行を終えた映画というメディアの、今後の位置付けについて考える。 | |
14 | まとめ | 質疑応答やディスカッションを通じて内容の理解を深める。 |