シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
スピーチ?コミュニケーション論b/SPEECH COMMUNICATION(B) |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火4/Tue 4 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
柿田 秀樹 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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柿田 秀樹 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
コミュニケーション学は古代ギリシアのレトリック研究に起源を持ちます。本講義では、20世紀以降折々の思想に影響を受けて変容してきた様々な現代レトリック論を理論家ごとに学んでいきます。そして、それぞれの理論家がひも解く、コミュニケーションや言葉、レトリックとは何かを理解することを目的とします。 ギリシア時代に弁論術として開花したレトリック理論ですが、その対象範囲は弁論のような音声記号だけにとどまることなく、様々な文化や技術変容に伴い、20世紀以降は視覚や身体的触覚なども射程にいれ、今日では我々と世界を媒介するメディア論として、構造主義以降の現代思想の名の下に更なる展開が進行しています。 このような現代の文化的影響も射程に入れつつ、コミュニケーションとは何か、文化とは何か、メディアとは何かを批判的に考察した、20世紀に台頭した構造主義以降の思想をコミュニケーション論として講義します。この批判理論の学習によって、現代の世界で実践されるコミュニケーションにまつわる複雑な社会?文化状況を改めて識別していくことが求められます。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業時間帯に、講義内容や映像資料を視聴してもらい、そのうえで課題を提出してもらいます。 授業はシラバスに沿って進めていく予定です。毎回教材と一緒に、その日に行うことの順番ややり方と講義内容を記した「講義」ファイルをPortaで配布します。 「講義」ファイルの指示にしたがって教材を読み、課題を進めてください。毎回授業の最後にその日の復習となる小テストや小レポートなどに答えて、Portaで提出してください。教材に関する問いを出すので、その解答を次回授業前日(月曜日)までにファイルで提出してもらいます(締切厳守)。講義から2週間後にフィードバックする予定です。 今学期もCOVID-19の影響でオンライン授業となり、授業内容は通常と異なるものとなること、そして状況によって変更を余儀なくされる可能性がある点を予めご承知おきください。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
1)コミュニケーション分野の専門科目ですので、毎週それに関する講義をします。講義内容を読んで、課題に答えてください。 2)Portaを通じて、毎週課題を出します。毎回授業の最後にその日の復習となる小テストや小レポートの課題を出すので、Portaを通じて解答のファイルを期日までに提出してください。 3)映画や絵画などの視覚メディアを事例として用いてコミュニケーション理論を学習する授業となります。それに関する諸理論を絵画などの映像資料などと共に学習していきます。講義では絵画や図版、画像などが参照されるので、各自ネットで詳細に閲覧してください。 4)最小限にとどめますが、必要に応じて映画のスクリーニングが課題となることもありえます。基本的に映画自体は著作権上の問題で配布できないので、スクリーニングが課題となった週には、各自で映画を準備し、授業前に全て見ておくようにしてください。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回の小テストやレポート、まとめの課題を合わせて評価します。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
視覚コミュニケーション論、コミュニケーション論特殊講義、コミュニケーション論文献セミナー、メディア文化論、イメージ文化論、交流文化論(トランス?ナショナル?メディア論)、交流文化論(ツーリズム特殊講義)、交流文化論(トランスナショナル文化特殊講義) | ||||||||||
備考 /Notes |
テキスト?参考文献:授業中に適宜紹介します。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
発話を中心としたコミュニケーションに関する諸理論を習得し、分析を行い、批判的に読み解くことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | オリエンテーション/フェルディナン?ド?ソシュールと記号論−言語論的転回 | 授業に関する概説と指示、そして主題に関する講義 | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、ソシュールに関するパッセージの読み |
2 | フェルディナン?ド?ソシュールと記号論 | 文化的な力を析出する記号論のアプローチと現代コミュニケーション理論についての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、ハイデガーに関するパッセージの読み |
3 | ハイデガーと存在論ー世界ー内ー存在としての人間 | 世人と非本来的生き方についての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、講義の復習とハイデガーに関するパッセージの読み |
4 | ハイデガーと存在論ー言語の中から生起する現存在 | 現存在と投企についての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、『アメリカ独立宣言』と言語行為論批判に関するパッセージの読み |
5 | 言語の行為論 | オースティンの言語行為論とデリダによる批判についての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、ゴッホとマグリット、アンディ?ウォホルの絵画の閲覧 |
6 | 物と記号の批判ーゴッホとマグリット、アンディ?ウォホール | 存在論と精神分析についての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、絵画の閲覧 |
7 | 物と記号の批判ー記号論的展開 | 記号論への新たな展開についての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、絵画の閲覧 |
8 | 精神分析とレトリックーフロイト | 無意識が問いなおす本来のコミュニケーションの問題についての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、精神分析に関するパッセージの読み |
9 | 精神分析とレトリックーフロイトからラカン、ケネス?バークへ | 欲望の問題とシニフィアンについての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、絵画の閲覧 |
10 | ミシェル?フーコー、表象、視覚技術ー『言葉と物』 | エピステーメーと表象についての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、絵画の閲覧 |
11 | ミシェル?フーコー、表象、視覚技術ー古典主義と近代の断絶 | 古典主義から近代へのエピステーメーの変遷についての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、絵画の閲覧 |
12 | ミシェル?フーコーの権力論ー『監獄の誕生』 | 近代の権力とパノプティコンについての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、フーコーに関するパッセージの読み |
13 | ミシェル?フーコーの権力論ー生権力と実存の美学 | セクシュアリティを権力の問題として批判する実存の美学についての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、フーコーに関するパッセージの読み |
14 | まとめ | 今学期のまとめ | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 |