シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
コミュニケーション論特殊講義a/SPECIAL LECTURE ON COMMUNICATION(A) |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木3/Thu 3 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
柿田 秀樹 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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柿田 秀樹 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
【騙し絵の視覚レトリック】 視覚レトリック論は現代のコミュニケーション理論で最先端の研究分野と言われています。レトリックはしばしば言葉の芸術と考えられますが、視覚という芸術にも、レトリックが忍び込んでいます。この視覚のレトリックが最も前景化するのが騙し絵と言えるでしょう。この騙し絵の系譜をルネサンス芸術に異議を申し立てる、もうひとつの美術史として考察するのが本講義の目的です。 騙し絵のレトリックを考えるにあたり、さしあたりその範囲を15世紀ルネッサンス以降、とりわけ17世紀の西洋絵画に重点をおき、絵画の歴史的および文化的な視覚性を考察していきます。考察する視覚論の基軸となるのは遠近法や視覚技術の問題ですが、その歴史を踏まえつつ、絵画が構成する視覚の文化的空間を描きだしていく予定です。遠近法箱(perspective box)や製図法、カメラ?オブスクラ等、様々な技術との関わりの中で変容する絵画の視覚性を歴史的に辿っていくことになります。絵画の視覚領野の中にいかなるルネサンスや透視画法への抵抗があるのかを理論的に考察していきます。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業時間帯に、講義内容や映像資料を視聴してもらい、そのうえで課題を提出してもらいます。 授業はシラバスに沿って進めていく予定です。毎回教材と一緒に、その日に行うことの順番とやり方、そして講義内容を記した「講義」ファイルをPortaで配布します。 「講義」ファイルの指示にしたがって教材を読み、課題を進めてください。毎回授業の最後にその日の復習となる小テストや小レポートなどに答えて、Portaで提出してください。教材に関する問いをいくつか出すので、その解答を次回授業前日(水曜日)までにファイルで提出してもらいます。講義から2週間後にフィードバックする予定です。 今学期はCOVID-19の影響で開講時期も日程も変わり、オンライン授業だけに限定されているので、授業内容は通常とかなり異なるものとなること、そして状況によって変更を余儀なくされる可能性がある点を予めご承知おきください。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
1)コミュニケーション分野の専門科目ですので、毎週それに関する講義をします。講義内容を読んで、課題に答えてください。 2)Portaを通じて、毎週課題を出します。毎回授業の最後にその日の復習となる小テストや小レポートの課題を出すので、Portaを通じて解答のファイルを期日までに提出してください。 3)視覚メディアとしての絵画を批評し学習する授業です。課題となる絵画の閲覧が必須となります。言及される絵画は、ネット上で参照することができるはずです。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
授業の最終日にまとめのテスト(20%)を行う予定です。毎回の小テストやレポート等の課題(80%)とまとめのテストの結果を合わせて評価します。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
コミュニケーション論、視覚コミュニケーション論、コミュニケーション論文献セミナー、メディア文化論、イメージ文化論、交流文化論(トランス?ナショナル?メディア論)、交流文化論(ツーリズム特殊講義)、交流文化論(トランスナショナル文化特殊講義) | ||||||||||
備考 /Notes |
テキスト?参考文献:必要に応じて、授業で適宜紹介します。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
多様な視点から論じられるコミュニケーション論に関する主題とその諸理論を習得し、分析を行い、見解の提示ができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | オリエンテーション | 講義に関する概要と授業の進め方について | 次週に向けての準備 絵画(ターナーやベラスケスなど)の閲覧 |
2 | ジョナサン?クレーリーの視覚メディア論 | 視覚技術の変容と視覚の言説 | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 『ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ 2世像』の閲覧 |
3 | ルネサンス期に表象された王権の自然の支配力 | アルチンボルド『ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ 2世像』の分析 | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 絵画(ルーベンスなど)の閲覧 |
4 | 美術史のバロック問題 |
美術史の誕生、マニエリズム、バロック問題 | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 絵画(ベラスケスなど)の閲覧 |
5 | 古典主義の裏返しとしてのバロック | ベラスケス『織り女たちーアラクネの寓話』の考察 | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 絵画(アナモルフォーズ画)の閲覧 |
6 | バロックとしてのアナモルフォーズ | キルヒャーやニセロンによるアナモルフォーズ画の考察 | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 |
7 | 驚異の3D天井画 | アンドレア?ポッツォのバロック絵画 | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 絵画(フェルメールなど)の閲覧 |
8 | 北方ルネッサンスと描写術 | 『描写の芸術』と17世紀の視覚性:フェルメール、デ?フリース | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 絵画(ファン?ホーホストラーテンなど)の閲覧 |
9 | 生成されるヴァーチャルな視覚 | サミュエル?ファン?ホーホストラーテンの騙し絵 | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 絵画(ヘラルド?ダウやシャールキン『医者の診療』など)の閲覧 |
10 | 視線の両義性 | 17世紀オランダ風俗画にみる検尿の騙し絵 | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 絵画(ヘイスブレヒツなど)の閲覧 |
11 | ヘイスブレヒツと騙し絵のレトリック | ヘイスブレヒツ『裏返しのタブロー』 | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 |
12 | まとめ | 今学期のまとめ | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 |
13 | ※実施しません | ※実施しません | |
14 | ※実施しません | ※実施しません |