シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
コミュニケーション論特殊講義b/SPECIAL LECTURE ON COMMUNICATION(B) |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木3/Thu 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
柿田 秀樹 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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柿田 秀樹 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
【視覚文化論】 春学期に、視覚文化論の1アプローチである騙し絵のレトリックをコミュニケーション論特殊講義aで学習したことを踏まえて、理論的な背景を展開していきます。 現在、視覚文化論はコミュニケーション学で最も注目される分野の一つであり、その諸相を歴史と多様なアプローチと共に扱っていきます。1980年代に米国で台頭した視覚文化論は、絵画芸術を中核とする美術(史)の分野に加えて、メディア論やコミュニケーション論、比較文学等の隣接領域を包みつつ、視覚的表象の文化的次元を扱う新たな領域として認知されています。秋学期の講義では、視覚文化論が射程とする様々なトピックを取り上げ、写真、映画、絵画、技術、身体、空間等の視覚性を検討していくことになります。 我々を取り巻く現代世界は、テレビや映画を始め、写真や広告映像等の視覚的なコミュニケーションで溢れています。本講義は、そのような視覚コミュニケーションを理解し分析するのに必要な視覚文化論の知の一端を学ぶことを目的としています。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業時間帯に、講義内容や映像資料を視聴してもらい、そのうえで課題を提出してもらいます。 授業はシラバスに沿って進めていく予定です。毎回教材と一緒に、その日に行うことの順番ややり方と講義内容を記した「講義」ファイルをPortaで配布します。 「講義」ファイルの指示にしたがって教材を読み、課題を進めてください。毎回授業の最後にその日の復習となる小テストや小レポートなどに答えて、Portaで提出してください。教材に関する問いをいくつか出すので、その解答を次回授業前日(水曜日)までにファイルで提出してもらいます(締切厳守)。講義から2週間後にフィードバックする予定です。 加えて、 今学期もCOVID-19の影響でオンライン授業となり、授業内容は通常と異なるものとなること、そして状況によって変更を余儀なくされる可能性がある点を予めご承知おきください。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
1)コミュニケーション分野の専門科目ですので、毎週それに関する講義をします。講義内容を読んで、課題に答えてください。 2)Portaを通じて、毎週課題を出します。毎回授業の最後にその日の復習となる小テストや小レポートの課題を出すので、Portaを通じて解答のファイルを期日までに提出してください。 3)絵画や写真等の視覚メディアを批評し学習する授業です。課題となる絵画等の閲覧が必須となります。言及される絵画は、ネット上で参照することができるはずです。 4)最小限にとどめますが、必要に応じて映画のスクリーニングが課題となることもあります。基本的に映画自体は著作権上の問題で配布できないので、スクリーニングが課題となった週には、各自で映画を準備し、授業前に全て見ておくようにしてください。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回の小テストやレポート、まとめの課題を合わせて評価します。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
コミュニケーション論、視覚コミュニケーション論、コミュニケーション論文献セミナー、メディア文化論、イメージ文化論、交流文化論(トランス?ナショナル?メディア論)、交流文化論(ツーリズム特殊講義)、交流文化論(トランスナショナル文化特殊講義) | ||||||||||
備考 /Notes |
テキスト?参考文献:授業で適宜紹介します。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
多様な視点から論じられるコミュニケーション論に関する主題とその諸理論を習得し、分析を行い、見解の提示ができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | オリエンテーション | 授業に関する概説と指示 | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、マイケル?リーシーなどの写真の閲覧 |
2 | 視覚文化論とは | 視覚文化論の射程する問題についての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、絵画(カラバッジオなど)の閲覧、および映画(『血を吸うカメラ』)のスクリーニング |
3 | 視覚技術と身体 | 鏡像段階論とナルキッソス神話についての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、絵画(森村泰昌など)の閲覧 |
4 | 視覚技術と身体−身体イメージとナルシシズム | 森村泰昌のセルフポートレートについての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、絵画(ベラスケス、シャルダンなど)の閲覧 |
5 | メディアとしての視覚の変容−古典主義時代の視覚 | 17世紀の視覚のメタファーとしての暗室箱についての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、絵画(ターナー、マネなど)の閲覧 |
6 | メディアとしての視覚の変容−近代の視覚 | 19世紀近代の視覚のメタファーとしてのステレオスコープについての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、絵画(マザッチョなど)の閲覧 |
7 | デカルト的遠近法主義 | 視の制度(scopic regime)と視覚の専制的力への批判的視座についての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、絵画(ホルバイン、ザーンレダムなど)の閲覧 |
8 | デカルト的遠近法主義への抵抗 | デカルト的遠近法主義を内部から転覆させる描写術とバロックについての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、絵画(ジョットやフェルメール、マネなど)の閲覧 |
9 | 眼差しと視線ー見返してくる無意識としての眼差し | 眼差しと視線の区分についての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、絵画(ダ?ヴィンチやティツィアーノなど)の閲覧 |
10 | 眼差しと視線ー眼差しの力 | 視線と監視についての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、絵画(マグリット、クレー、カンディンスキー、アポリネールのカリグラムなど)の閲覧 |
11 | 言葉とイメージーフーコーのマグリット解釈、『これはパイプではない』 | カリグラムの解体と言葉とイメージの置換についての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、絵画(マグリットやアンディ?ウォホールなど)の閲覧 |
12 | 言葉とイメージー思想としてのマグリット | 類似の消滅と相似(マグリット、アンディ?ウォホール)ついての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、広告映像の閲覧 |
13 | イメージのレトリック | イメージに組み込まれたレトリックの力についての講義課題を読んで、設問に解答する | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて、今学期の復讐 |
14 | まとめ | 今学期のまとめ | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 |