シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
視覚コミュニケーション論/VISUAL COMMUNICATION STUDIES |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火4/Tue 4 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
柿田 秀樹 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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柿田 秀樹 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この講義では、視覚イメージによるコミュニケーションの批判的読み方を、映画や絵画などの映像メディアを通じて学習します。映像という視覚イメージに組み込まれた文化的諸力の問題を主題として解説していきます。映像表現や構造、映像の技術的語りなどを批判的に解釈することで、表象=イメージがいかなるものかを考察し、そのメディア性の批判を展開していくことになります。 メディアの批判的アプローチでは、見えてしまっているという自明の事実を問い直すことが最も大切です。そもそも自分はなぜ見えるのかという経験そのものを考えなおすことがなければ、批判とは言えません。この批判は常に己に向けられます。映像をつぶさに考察することで発見される見方が、これまで思い込みで見えていた世界とは異なる、新たな視覚をもたらす分析をしていきます。見えてしまっていることを根本的に問い直す為の視座と立ち位置を様々な批判的アプローチと共に探っていきます。 (今学期、当初予定していた映画の分析は、オンライン授業への対応として、各自が有料でもオンラインで入手できる映画を選んで課題にしました。オンラインでは手に入らない映画やテレビ番組を取り上げない代わりに、ネット上でも見ることができる絵画の分析にすることにします。) |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業時間帯に、講義内容や映像資料を視聴してもらい、そのうえで課題を提出してもらいます。 授業はシラバスに沿って進めていく予定です。毎回教材と一緒に、その日に行うことの順番とやり方、そして講義内容を記した「講義」ァイルをPortaで配布します。 「講義」ファイルの指示にしたがって教材を読み、課題を進めてください。毎回授業の最後にその日の復習となる小テストや小レポートなどに答えて、Portaで提出してください。教材に関する問題をいくつか出すので、その解答を次回授業前日(月曜日)までにファイルで提出してもらいます。講義から2週間後にフィードバックする予定です。 なお、基本的に課題となる映画自体は著作権上の問題で配布できないので、各自で準備し、授業前に全て観ておくようにしてください。 今学期はCOVID-19の影響で開講時期も日程も変わり、オンライン授業だけに限定されているので、授業内容は通常とかなり異なるものとなること、そして状況によって変更を余儀なくされる可能性がある点を予めご承知おきください。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
1)コミュニケーション分野の専門科目ですので、毎週それに関する講義をします。講義内容を読んで、課題に答えてください。 2)Portaを通じて、毎週課題を出します。毎回授業の最後にその日の復習となる小テストや小レポートの課題を出すので、Portaを通じて解答のファイルを期日までに提出してください。 3)映画や絵画などの視覚メディアの批評を学習する授業です。オンライン授業のため、今学期は映画の使用を最小限にとどめましたが、それでも課題となる映画のスクリーニングがいくつか必要となります。映画自体は著作権上の問題で配布できないので、各自で準備し、授業前に全て観ておくようにしてください。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
授業の最終日にまとめのテスト(20%)を行う予定です。毎回の小テストやレポート等の課題(80%)とまとめのテストの結果を合わせて評価します。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
コミュニケーション論、コミュニケーション論特殊講義、コミュニケーション論文献セミナー、メディア文化論、イメージ文化論、交流文化論(トランス?ナショナル?メディア論)、交流文化論(ツーリズム特殊講義)、交流文化論(トランスナショナル文化特殊講義) | ||||||||||
備考 /Notes |
*特定の教科書は指定せず、必要に応じて、適宜紹介します。 *繰り返しますが、基本的に課題となる映画自体は著作権上の問題で配布できないので、各自で準備するようにしてください。 |
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到達目標 /Learning Goal |
視覚コミュニケーション研究に関する諸理論を習得し、分析を行い、コミュニケーション現象を批判的に読み解くことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | オリエンテーション | 授業の概要と進め方について | 次週に向けて『古畑任三郎』のスクリーニング |
2 | ポストモダンの探偵 | テレビドラマ『古畑任三郎』の分析 | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出の次週に向けてターナーの諸絵画の閲覧 |
3 | 不定形な自然の表象と無意識の力 | ターナーの絵画に流入する近代の力 | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて『エイリアン』のスクリーニング |
4 | 鈍い意味による意味生成の次元 | 映画『エイリアン』の非ー物語に関する分析 | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出次次週に向けてホックニーの絵画を閲覧 |
5 | デビッド?ホックニーの美術史批判 | Secret Knowledge(BBC) | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けてホックニーの絵画を閲覧 |
6 | (暗室)箱の中の手 | デビッド?ホックニーの逆遠近法と鏡の投影 | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出の次週に向けてフランシスコ?ベーコンの諸絵画の閲覧 |
7 | 近代批判としての体液の痕跡ー心の喪失 | フランシスコ?ベーコンの近代批判とウォルト?ディズニー | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて『トゥルーマンショー』のスクリーニング |
8 | 空間の広告化、広告の空間化ーイデオロギー空間としての広告 | 広告の偏在とイデオロギーとしての資本主義『トゥルーマンショー』 | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて身体表象に関する絵画を閲覧 |
9 | 身体の認識と表象ージェンダーを生成する空間 | 形象に介在するジェンダー表象のポリティクス | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 エドヴァルド?ムンクの諸絵画の閲覧 |
10 | 記号?モノとしての身体ー眼差しが生成する自己 | 自画像の眼差しに関する分析 エドヴァルド?ムンク |
課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 次週に向けて『マトリックス』のスクリーニング |
11 | ヴァーチャルなモノの精神分析 | 『マトリックス』の人類解放の失敗に関する講義 | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 |
12 | 総括 | 今学期のまとめ | 課題を学習の上、Portaを通じて設問の解答提出 |
13 | ※実施しません | ※実施しません | |
14 | ※実施しません | ※実施しません |