シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
英語ビジネス?コミュニケーション実務/BUSINESS COMMUNICATION IN ENGLISH FOR OVERSEAS TRADE PRACTICE |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金1/Fri 1 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
杉山 晴信 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
杉山 晴信 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
英語と日本語による豊富な参考資料を活用して、実務的な文書を取り扱う実力を養成しながら、貿易実務に関する一巡の手続き、制度、法令等を包括的に学びます。この授業の学習内容は木曜日3?4時間目の「英語ビジネス?コミュニケーション」よりも詳細かつ広範囲であり、高度に専門的な知識の習得を目指しています。特に貿易や国際物流?ロジスティクス(logistics)に興味があり、貿易や物流関係の企業への就活や就職を希望する学生諸君、日本貿易実務検定協会の貿易実務検定試験や日商ビジネス英語検定試験の受験を予定している学生諸君、通関士国家試験の受験を検討している学生諸君などに有益な情報を提供できると自負しています。 秋学期は、貿易取引の時系列的な流れを特に輸出者の視点から6つのステージに区分して、下記のように、その後半(履行段階、決済段階、クレームおよびクレーム調整の段階)に属するテーマを詳しく学習する予定です。履修者はあらかじめ配布資料の所定箇所を丹念に読んで予習するものとし、授業は当該資料の内容を敷衍する形で進めます。また、固有名詞の変更など若干の調整を加えたリアルなビジネス文書に実際に触れていただき、それらを読解したり、新規に作成したりする実習の機会も可能な限りもうけます。なお、後掲の授業計画は授業の進捗状況によって多少の変更があるかもしれませんので、念のため申し添えます。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
秋学期は、原則として、学内システム(PortaⅡとWebメール)を活用した講義資料?課題配信型の遠隔授業を行います。課題の提出や質問の受付、共有等も上記のシステムを活用します。基本的に各回の授業内容に関連する配布資料を読解しながら授業を進めていきますが、授業後には小レポートや小テストを課題として提出していただき、それまでの内容の理解度を確認する予定です。なお、後掲の授業計画には若干の変更があるかもしれません。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
予習段階では、各回の授業に関連する配布資料を事前に必ず精読して下さい。また、税関、JETRO、経済産業省等のサイトに頻繁にアクセスし、貿易関連の最新情報(特に法令改正や通達)を入手するよう努めて下さい。授業後は。配布資料と履修者自身のノートを再度精読して、当該授業で学習した知識を正確に整理して下さい。なお、実習で作成した課題の書類や小テストの答案は必ず授業後の所定期限内に提出して下さい。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
各回の授業後に提出していただく課題(小テストや小レポート)の成果を総合的に判断して評価します。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
英語ビジネス?コミュニケーション、英語専門講読(いずれも杉山担当) | ||||||||||
備考 /Notes |
|||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
英語ビジネス?コミュニケーション実務能力を習得し、英語で貿易実務ができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | 秋学期の授業内容および授業計画の説明 | 秋学期の授業内容と授業計画について詳しく説明します。 | |
2 | 履行段階(1):”Incoterms®”の各貿易条件の概観 | 貿易取引に不可欠な、いわゆるインコタームズ®が規定する定型貿易条件(trade terms)の各々について、その要点を詳しく学習します。 | |
3 | 履行段階(2):外為法に基づく輸出ライセンスに関する実務知識と手続き | 安全保障貿易に関する国際的な枠組み(レジーム)について確認した後、我が国の外為法に基づく輸出ライセンスについて、経済産業大臣の輸出許可を中心に詳しく学習します。 | |
4 | 履行段階(3):輸出通関手続きに関する実務知識と手続き | 輸出者の義務である輸出通関手続きについて、海貨業者(freight forwarder)に委託して実施する一般的なケースを想定して、詳しく学習します。 | |
5 | 履行段階(4):海上運送に関する実務知識と手続き | 海上運送に関する手続きについて、定期船(liner)による個品運送の場合と不定期船(tramper)による用船運送の場合に分けて詳しく学習します。 | |
6 | 履行段階(5):航空運送に関する実務知識と手続き | 航空運送に関する手続きについて、直送貨物(direct cargo)の場合と混載貨物(consolidated cargo)の場合に分けて詳しく学習します。 | |
7 | 履行段階(6):複合運送に関する実務知識と手続き | 複合運送に関する手続きについて、”Land Bridge”(海+陸)の場合と”Sea and Air”(海+空)の場合に分けて詳しく学習します。 | |
8 | 履行段階(7):貨物海上保険に関する実務知識と手続き | 貨物海上保険の世界共通のルールである「協会貨物約款」(Institute Cargo Clauses; I.C.C.)の概要について、各保険条件の担保範囲を中心に詳しく学習します。 | |
9 | 履行段階(8):輸出PL保険に関する実務知識と手続き | 輸出PL保険に関する手続きについて、製造物責任(Product Liability; PL)の概念、欠陥(defect)の概念、当該保険の填補機能と権利保護機能などを中心に、詳しく学習します。 | |
10 | 履行段階(9):各運送書類に関する実務知識と手続き |
船荷証券(Bill of Lading; BL)や航空貨物運送状(Air Waybill; AWB)などの運送書類を取扱う際の手続きについて、当該書類の実際のサンプルにあたって詳しく学習します。 | |
11 | 履行段階(10):為替リスクの回避策に関する実務知識と手続き | 為替リスクの回避策に関する手続きについて、先物為替の予約と通貨オプションを中心に詳しく学習します。 | |
12 | 決済段階:荷為替信用状による決済および信用状以外の決済の仕組み | 貿易代金の決済方法に関する手続きについて、荷為替信用状による決済の場合と信用状以外の決済の場合に分けて詳しく学習します。 | |
13 | クレームおよびクレーム調整の段階:クレームの種類、クレームの予防、クレームの解決法など | クレーム提起およびクレーム調整の手続きについて、左記のテーマを中心に詳しく学習します。 | |
14 | 秋学期の授業の総復習と質疑応答 | 秋学期の授業を総括し、全体的な復習を行うとともに、履修者からの質問を受けつけ、回答します。 |