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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
フランス芸術文化講読Ⅱ/READINGS IN FRENCH ART AND CULTURE II |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部フランス語学科/FOREIGN LANGUAGES FRENCH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月2/Mon 2 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
福井 憲彦 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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福井 憲彦 | フランス語学科/FRENCH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
パリのモード史研究の専門家フロランス?ミュレールが一般のフランス人を読者対象として書いた、Paris, capitale de la mode という文章をもとに、私が講読用に必要な手を加えて編集した文章を使って、みなさんに普通のフランス語文章を読む力を向上させてもらうと同時に、「モードの首都」と言われるようになるパリの出発点はどこにあったのか、19世紀からのオート?クチュールの始まりとその後の展開、そして20世紀後半、特に1960年代からのプレタポルテの登場と一般化、こうしたテーマについての基本的情報を、つかんでもらいたいと思います。かなり概説的な内容で、既知の情報もあるでしょうが、おそらく皆さんには初めて知る情報も多いのではないかと思います。へーそうだったのか、と知識を吸収しながらフランス語を読む力がついていけば、成功です。硬く考えるよりかは、伸びやかに読んでもらえると良いですね。 | ||||||||||
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
PorTaを使った遠隔授業で、いわゆるオンデマンド型の講読教室になります。春学期に履修した方は、基本的な進め方は同様だと思ってください。第1回目に、読むテクスト全体と授業方式に関する説明?注意などを記した文書を、私がPorTaのお知らせ欄に掲出しますので、皆さんは、それを必ずプリントアウトして手元に保存し、よく読んでください。実質の授業は2回目からの、指定文章の訳文提出で始まります、指定されたフランス語文章を各自で日本語に翻訳して、指定された授業日までにPorTaのレポート提出機能を使って提出してもらいます。授業日以前に提出しても構いませんが、皆さんは訳文をA4のWord文書で作成して提出しますが、提出前にしっかり読み直して、誤字がないか、日本語がおかしな文になっていないか、点検してください。誤字や書き間違いなどがそのままでは、性格まで疑われることになります、就職試験などでも。私からは、提出日の後、その回の翻訳文の例と解説をPorTaのお知らせ欄に載せますので、皆さんはかならずそれをよく読んで、自分の翻訳理解と照らし合わせて振り返って下さい。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前には、提出用の訳文作成という作業を、しっかりこなして下さい。他の授業もあるでしょうから、翻訳文章の量は、かなり限定的にしようと考えていますので、めげすに頑張って下さい。事後に、私が掲出した翻訳文例と解説とをしっかり読んで、皆さん自身で振り返ることが重要です。それをしないで訳しっぱなしでは、しっかり振り返りをした人との差は、歴然としてきます。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
努力に基づく読解力、日本語翻訳文の作成能力を、毎回提出された訳文から評価し、最終レポートと合わせて総合的に評価する。もちろんフランス語文章の読み方、日本語文への表現の仕方が中心であるが、毎回の努力の跡を含めて公平に評価したい。従って、何回か複数回にわたって不提出の回がはいると、他の回での訳文が優れていても評価が大きく下がる恐れがあるので注意してほしい。万一、病気などで寝込んで提出できなかった場合などでは、ウェブメールを用いて連絡してくるように。また、個別に訳文作成上の質問がある場合には、これもウェブメールを利用して個別に質問するように。遠慮は無用です。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
専門的なフランス語テクストの講読?フランス芸術作品の鑑賞を通じて、フランス芸術文化に関する専門知識を習得し、、テクスト?作品を研究分析のうえ見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 全回分のテクストと授業進行についての説明文書(約10ページほどを予定)のPorTaによる配付 | 全回分のテクストを各自ダウンロードしてプリントアウトし、辞書の引き方等を含めて、しっかり目を通すこと | 授業進行上の注意をよく読んだうえで。次回提出分の訳文作成をしっかり実行し、提出すること。以下の回についても、同様 |
2 | 訳文提出:いつから、モードの首都パリ? | いつ頃から、モードの首都パリと言えるのであろうか、それはどうして? | |
3 | モードに関わる関係者たち | いったい業者は、クライアントは、どんな人たちであったのだろうか | |
4 | オートクチュールとイギリス人ワースの活躍 | イギリス出身の人物が、フランス第二帝政期から服飾の世界を変え始めたのは、どういうこと? | |
5 | 20世紀の女性とモードの変容 | ポワレやシャネルに代表される服飾世界の変化のポイントは、どこにあったのだろうか | |
6 | 20世紀前半から戦後へ:ポワレからディオールまで | パリの中心部からに西側の地区にモードの拠点ができていく | |
7 | 1960年代:プレタポルテの時代へ | 生活様式の変化、女性の解放、批判されたオートクチュール | |
8 | プレタポルテの前段階としての既製服業界 | そもそも既製服業界にはどういう歴史があった? | |
9 | 縫製技術と販売方式の確立 | かつてデパートの革新的役割は大きかった | |
10 | 戦後ベビーブームとプレタポルテ | 20世紀の服飾文化の変容とは |
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11 | 多彩なデザイナーの登場とメディア | モードの世界が変わった? | |
12 | プレタポルテ発展の第2ステップ | 1970年代からの展開とブティックの魅力 | |
13 | グローバル化とモードの首都パリ | パリはモードの首都であり続けるか? | |
14 | 最終レポート | 内容全体を読んだ各自の感想と意見のまとめ |