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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
英語専門講読Ⅰ/ADVANCED THEMATIC READING I |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部交流文化学科/FOREIGN LANGUAGES TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木4/Thu 4 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
高橋 雄一郎 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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高橋 雄一郎 | 交流文化学科/TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
昨年、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は世界の難民の数が7000万人を超えたと発表しました。難民について、遠い国々の出来事で、「私たちには関係がない」と考える傾向が、日本にはなきにしもあらずですが、地球上の全ての人々の安全と人権を守るため、私たちみんなが取り組むべきイシューです。このクラスでは、難民たちが、世界でどのような状況におかれているかについて勉強し、支援の方法を探ります。 2016年に連合王国(UK)で出版された子ども向けのテクスト(Who Are Refugees and Migrants?→価格が高いため、テクストの一部をスキャンし、オンラインで配布します)を使い、難民だけでなく、故郷を離れて移動する人たちについて学んでいきます。 ただ、授業の最初では、新型コロナウィルスの感染拡大と社会のあり方について、適当なテクストを選んで、皆さんとディスカッションする予定です。現在、イスラエル出身の歴史学者 Yuval Noah Harari による”The World After Coronavirus” (英誌Financial Times online、3月20日アップロード)を考えています。皆さんの方からも読みたいテクストがあれば提案してください。 https://www.ft.com/content/19d90308-6858-11ea-a3c9-1fe6fedcca75 遠隔授業でどれだけの内容を扱えるか、正直、分からない部分が多いので、授業計画詳細情報(Course Schedule)は、以前のシラバスのまま掲載しています。皆さんとの対話の中で、修正していきたいと考えています。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
テクストと並行して日本では2019年1月に公開された映画『人間の還流(Human Flow)』を教材に使います。中国の反体制派?コンセプチュアル?アーティストで、ベルリン在住のAi WeiWeiによる監督作品です。映画は世界各地の難民の状況を取材しているので、新聞?雑誌などの関連記事も読んでいきます。ただ、遠隔授業で映画が使えるのか、十分な視覚効果が得られるか分かりませんので、難しい場合には映画の使用は秋学期に延期して、国境開放論/国境不要論についての主張を英語で読むことを考えています。 初回の授業ではZOOMを用いたオンライン?ディスカッションをする予定です。 日時: 5月28日(木曜日4限) 15:30-16:30(若干、延長になる可能性があります) Topic その1 「難民」について何を学びたいか Topic その2 Covid19パンデミックと社会、これからの文明のあり方について |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
大学設置基準は、1学期2単位の授業に対し、「授業時間+事前学修+事後学修」を含めて、90時間の学修が必要と定めています。春学期は新型コロナウィルスの感染拡大で、授業期間が12週に短縮されているので、90時間を12週で割ると1週間あたり7.5時間になります。獨協大学での対面授業は100分ですが、オンラインの授業を100分間展開することは実質的に難しいと考えています。そこで、事前?事後の学修に、より大きな時間とウエイトを割いていただくことになります。毎週、この授業の予習(事前学修)におよそ3時間、復習(事後学修)にも3時間程度を要する課題を出しますので、どうぞよろしくお願い致します。 普通の対面式授業でも同じですが、テクストを十分に読み込むことが大切です。分からない単語の意味を調べるだけでは不十分で、文章の置かれたコンテクストや、歴史、文化、社会的背景についても十分に調べてください。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎週の授業について、何を調べ、何を考えたかを記録したポートフォリオの提出が大切になります。ポートフォリオとは、それぞれの授業にかんして、自分が何を、どれだけ勉強したか、関連して何を調べ、何を考えたか、授業の準備からレポートにいたる足跡の記録と考えてください。ポートフォリオの作成方法については授業中に説明します。また、オンラインをでも、授業での積極的な発言と、毎週の授業フィードバック(フェイスブックの使用を考えています)が欠かせません。最終評価はポートフォリオが60%、発言とフィードバックが40%です。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
分野の専門性をもった英文マテリアル(資料)を講読、読解できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イントロダクション | The Irish Times の映画評 | |
2 | Refugees rights. | レスボス島に渡る難民 | |
3 | Who are refugees and migrants? | Jobarを脱出するシリア難民 | |
4 | Michael Rosen | 難民条約の定義 | |
5 | Annemarie Young | ロヒンギャの民族浄化 | |
6 | Muzoon Almellehan | バルカンルートの封鎖 | |
7 | How refugees and migrants travel? | ヨルダン(ザータリ難民キャンプ) | |
8 | Omid Djalili | ランペドゥーサ島 | |
9 | Migrants through history | イドメニ/ギリシアに滞留する難民 | |
10 | What rights do refugees and migrants have? | トルコ東部/クルディスタン | |
11 | Meltem Avcil | 2016年のEU=トルコ協定 | |
12 | Does it matter how we use words? | 350万人の難民が暮らすトルコ | |
13 | What is culture and how do we share it? | レバノン(人口の1/3をパレスチナ?シリア難民が占める) | |
14 | まとめ | 難民問題を考えるディスカッション |