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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
トランスナショナル文化論/TRANSNATIONAL CULTURAL STUDIES |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部交流文化学科/FOREIGN LANGUAGES TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木5/Thu 5 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
高橋 雄一郎 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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高橋 雄一郎 | 交流文化学科/TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
トランスナショナルな(簡単に言うと「国境を越える」)人の移動と、文化、社会の変容について考察する授業です。移民?難民などの移動がもたらす文化の多様性を受け入れ、尊重する社会を目指します。ヨーロッパに向かったシリア難民、日本の難民受け入れ制度などを例に、難民支援の重要性について、受講生の皆さんと一緒にディスカッションしていきます。 遠隔授業のため、当初の予定を一部変更します。私にとっても初めての経験なので、どこまで出来るか、正直、自信がありません。週ごとの授業計画詳細情報/Course Schedule)は、以前のまま載せてありますので、取り敢えず参考程度に留めておいてください。 授業は、「遠隔授業の3つの携帯について(学生向けガイド)」に記されている、「授業形態1?授業資料?課題提示による授業」と授業形態3?リアルタイム配信による映像または音声での授業」を組み合わせます。後者にはZOOMを使用する予定です。受講生の人数、インターネットの受信環境、使用する教材などにより授業形態も変えていく必要があると思うので、毎週、どの教材をどれだけ使えるかは、授業開始後にトライアルをしながら決めていきましょう。 『世界の難民をたすける30の方法』は、Duoの通信販売などを利用して購入してください。教科書以外のテクストについては、本の一部をスキャンして、Porta II (あるいは他の共有フォルダ―など)からダウンロードできるようにします。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
大学設置基準は、1学期2単位の授業に対し、「授業時間+事前学修+事後学修」を含めて、90時間の学修が必要と定めています。春学期は新型コロナウィルスの感染拡大で、授業期間が12週に短縮されているので、90時間を12週で割ると1週間あたり7.5時間になります。獨協大学での対面授業は100分ですが、オンラインの授業で100分間、集中力を保つことは難しいので、事前?事後の学修に、より大きな時間とウエイトを割いていただくことになります。この授業の予習(事前学修)におよそ3時間、復習(事後学修)にも3時間程度を要する課題をお願いすることになります。どうぞよろしくお願い致します。 普通の対面式授業でも同じですが、テクストを十分に読み込むことが大切です。分からない単語の意味を調べるだけでは不十分で、文章の置かれたコンテクストや、歴史、文化、社会的背景についても十分に調べてください。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
小レポート、授業についてのディスカッションやフィードバックなどの合計で50%、学期末レポート(50%) | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
人の移動(移民?難民)を通じて文化の多様性を尊重する社会の構築について考える。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 導入①、移民?難民の定義と現実 | 多様な文化?社会的背景について知る | |
2 | 導入②、映画『ル?アーヴルの靴みがき』に描かれた移民?難民 | 難民受入れをめぐるヨーロッパ?ホスト社会の対応について学ぶ | |
3 | ヨーロッパをめざすシリア、アフガンおよびアフリカ各地出身の難民の多様性を考える | 紛争と難民の発生について学ぶ | |
4 | 難民の受入れ先(ヨルダン、カナダを例に)異文化理解の重要さを考える | 周辺国での難民の滞留について学ぶ | |
5 | アメリカ合衆国 | トランプ大統領の政策を中心に移民?難民について学ぶ | |
6 | サンデル教授の白熱教室①(路面電車と正義)、英語の授業ビデオを使って学習する | 国民国家の発達と国境管理の歴史について学ぶ | |
7 | サンデル教授の白熱教室②(国境は必要か)、英語の授業ビデオを使って学習する | 国境開放論について学ぶ | |
8 | イスラエル?パレスチナと移民、難民 | イギリスによる統治、イスラエル建国による難民の発生から、現在の状況までを学ぶ | |
9 | 移民難民と日本①(在留資格、取締り、収容、退去強制など) | 日本の移民政策の歴史と在留資格について学ぶ | |
10 | 移民難民と日本②(技能実習生) | 外国人労働者について学ぶ | |
11 | 移民難民と日本③(コミュニティと教育) | 移民?日本語に不自由な子どもたちへの教育について学ぶ | |
12 | 移民難民と日本④(ロヒンギャ、クルドなど民族コミュニティとの異文化理解をめざす) | 日本で暮らす民族コミュニティーについて学ぶ | |
13 | 移民難民と日本⑤(難民の認定と保護、他国との比較) | 日本の難民受入れ体制を諸外国と比較する | |
14 | 移民難民と日本⑤(難民支援の活動) | 難民支援について必要な活動を学ぶ |