シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
経済学(ミクロ)/ECONOMICS(MICRO) |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
経済学部/ECONOMICS |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水2/Wed 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
益山 光央 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
益山 光央 | 経済学科/ECONOMICS |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
資源が希少であるために人々は選択の問題に直面している。経済学はその選択の問題を考える学問である。「経済学(ミクロ)」は、家計?企業?政府といった個々の経済主体の意思決定について考察し、その相互作用を研究するミクロ経済学の入門範囲について講義する。 需要の法則と需要曲線、供給の法則と供給曲線を理解し、競争市場における市場均衡の決定について学ぶ。消費者や生産者の合理的な行動を理解し、満足度の最大化や利潤の最大化をはかるための最適な方法である限界分析を学び、経済学の重要な尺度である余剰分析について学ぶ。それらのツールを用いて、競争市場が効率的な資源配分を達成することを理解する。また、市場の失敗、市場の限界があることも理解し、そのような場合には、政府の役割が必要であることを学ぶ。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
この授業は経済学部のすべての学生が履修する学部基礎科目であり、授業の目的?内容は共通シラバスによるが、授業の形式?方法などは各担当教員によって異なるので、必ず担当教員に確認すること。 遠隔授業のための機器と通信環境の準備ができている前提で行う。また、PorTaⅡやWebメールなどで課題提出などや返信が確認できなければ単位が出ないので、十分に注意すること。 |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
受講前にはテキスト範囲の予習を行う。また、受講後には授業中に出された練習問題を解いて復習する。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
定期試験は実施しない。各担当教員が第1回目の授業で説明する。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
|||||||||||
備考 /Notes |
|||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
初歩的なミクロ経済学の知識を習得し、様々な経済事象を理論的に分析のうえ、解説できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | ガイダンス、経済学とは | 担当教員ごとに授業方法、テキスト、成績評価基準について説明する。経済学とはどのような学問か、経済学を学ぶ目的、ミクロ経済学とマクロ経済学の違いについて説明する。 | |
2 | 需要の法則と供給の法則 | 需要の法則と供給の法則を理解し、なぜ需要曲線は右下がりとなるのか、またなぜ供給曲線は右上がりとなるかを説明できるようにする。 | |
3 | 需給の変化と比較静学 | その他の条件が変化したときに需要?供給にどのような影響を与えるか、その結果均衡はどのように変化するかを考える。また需要曲線をシフトさせるおもな要因、供給曲線をシフトさせるおもな要因を説明する。 | |
4 | 需要曲線と消費者行動 | 家計の行動原理を理解し、完全競争的家計は価格線と需要曲線の交点で需要量を決定することが説明できるようにする。 | |
5 | 需要の価格弾力性 | 弾力的な需要曲線と非弾力的な需要曲線とでは、価格の変化に対する需要量の反応がどのように異なるのかを比較して、需要の価格弾力性を説明する。 | |
6 | 需要曲線と消費者余剰 | 需要曲線のそれぞれの数量に対応する縦軸の需要価格は、限界消費便益を表していることを理解する。限界収益逓減の法則について理解し、純消費便益と消費者余剰の概念について説明できるようにする。 | |
7 | 供給曲線と生産者行動、供給の価格弾力性 | 企業の行動原理を理解し、完全競争的企業は価格線と供給曲線の交点で生産量を決定することが説明できるようにする。また、価格の変化に対する供給量の感応度を測る供給の価格弾力性を説明できるようにする。 | |
8 | 費用の諸概念―限界費用?平均費用?平均可変費用 | 限界費用?平均費用?平均可変費用の概念を理解し、総費用曲線、総可変費用曲線の図中のどこで表されるかを理解し、限界費用曲線、平均費用曲線、平均可変費用曲線を描くことができるようにする。 | |
9 | 供給曲線と生産者余剰 | 供給曲線のそれぞれの数量に対応する縦軸の供給価格は、限界生産費用を表していることを理解する。限界費用逓増の法則について理解し、利潤と生産者余剰の概念について説明できるようにする。 | |
10 | 市場取引と資源配分 | 消費者余剰と生産者余剰の概念を用いて、完全競争市場均衡が実現する資源配分が、社会全体として財やサービスの生産?消費から得られる純便益を最大化するという意味で最適であることを説明できるようにする。 | |
11 | 市場介入による資源配分の歪み | さまざまな政策はしばしばその設計者が意図、あるいは予想しないような効果をもつことがある。例えば、上限価格規制、下限価格規制、物品税などが市場にどのような影響をもたらすかを説明できるようにする。 | |
12 | 市場の失敗―外部性 | 外部効果とは何かを理解し、外部経済もしくは外部不経済が発生している場合には、市場は最適ではなく、その場合には、政府が市場に介入することで総余剰を増加させることができることを説明できるようにする。 | |
13 | 市場の失敗―公共財 | 公共財とは何かを私的財と対比して理解し、公共財については社会的に望ましい水準だけ供給することはどうしたらよいかを説明できるようにする。 | 実施しない |
14 | 価格支配力と不完全競争 | 経済主体が価格支配力を持つときには不完全競争となることを理解し、不完全競争的な企業は、価格を吊り上げて社会的に最適な生産量よりも過少生産となることを説明できるようにする。 | 実施しない |