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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
金融論a/FINANCIAL ECONOMICS(A) |
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開講所属 /Course Offered by |
経済学部経済学科/ECONOMICS ECONOMICS |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水2/Wed 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
熊本 尚雄 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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熊本 尚雄 | 経済学科/ECONOMICS |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義の目的は、金融のミクロ経済学的な側面に関する理解を深め、金融取引が行われている市場、金融取引を行っている経済主体(家計?企業?金融機関)に焦点を当て、金融の機能に関する分析力を身につけることである。 講義では、まずどのような金融市場が存在するのか、金融取引、金利とは何か等の金融に関する基礎知識について説明する。その上で、各経済主体がいかなる意思決定の下で金融取引を行っているのかについて講義する。伝統的、非伝統的な金融政策について説明し、金融政策がどのように市場に影響を与え、市場がどのように反応するかというメカニズムについて説明する。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
履修者は、事前にPorTaⅡにアップする講義ノートを読解するとともに、授業中に提示する課題の解答を準備する必要がある。また、解答解説後には正誤を確認し、理解を深化させることが要求される。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
履修者は講義の理解を深めるために、事前にPorTaⅡにアップする講義ノートを読んでおく。授業後は講義ノートを繰り返し読解するとともに、授業中に提示する課題の解答を準備する。解答解説後には正誤を確認し、理解を深化させる。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
期末試験(70%):授業内容に基づいた期末試験を行い、金融に関する体系的な考察力が達成されているかを評価する。 課題(30%):授業中に提示する数回の課題により、個々の授業内容に対する理解の到達度を評価する。 |
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関連科目 /Related Subjects |
経済学(ミクロ)を履修し、ミクロ経済学に関する基礎的知識を有することが望ましい。また、金融システム論a、秋学期の金融論bとあわせて履修することが望ましい。 | ||||||||||
備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
金融全般に関する専門知識を習得し、市場経済における金融の役割などについて分析のうえ、解説できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 金融論とは? | 授業全体についての説明と「金融論」とはいかなる学問かについての説明を行う。 | |
2 | 金融の基礎知識1(短期金融市場?長期金融市場) | 金融取引が行われる「場」である金融市場の種類、ならびにその区分の基準について理解し、短期金融市場と長期金融市場の違いについて説明できるようにする。 | |
3 | 金融の基礎知識2(金利と債券の関係?割引現在価値) | 金利と債券の関係について理解し、債券価格の決定メカニズムを説明できるようにする。 | |
4 | 家計の金融活動 | 2期間モデルを理解し、所得や金利の変化が貯蓄行動に及ぼす影響を説明できるようにする。 | |
5 | 資産選択の理論(期待効用最大化仮説?分散投資) | 期待効用最大化仮説を理解し、リスクに対する態度の異なる経済主体が蓄積した富をどのような金融資産の形態で保有するのか、また分散投資の効果について説明できるようにする。 | |
6 | 企業の金融活動1(資金調達方法?MM定理) | 企業の資金調達方式を理解し、どれだけの設備投資を行うか、またそのために必要な資金をいかに調達するかについて、投資の限界効率理論、ならびにMM定理を用いて説明できるようにする。 | |
7 | 企業の金融活動2(エージェンシー問題?コーポレートガバナンス) | エージェンシー問題に起因する企業の非効率性や企業価値の減少を考慮した場合のMM定理の妥当性について理解し、企業の資金調達にはコーポレートガバナンスの観点も重要であることを説明できるようにする。 | |
8 | 金融仲介の理論1(金融仲介機関の機能?銀行貸付と情報の非対称性) | 情報の非対称性が銀行の貸付行動にどのような影響を及ぼすかについて理解し、逆選択とモラルハザードについて説明できるようにする。 | |
9 | 金融仲介の理論2(信用割当) | 非対称な情報の下で、銀行が逆選択やモラルハザードを考慮して貸付利子率を決定する場合に信用割当が発生するメカニズムについて説明できるようにする。 | |
10 | 中央銀行 | 中央銀行の持つさまざまな機能を理解するとともに、中央銀行の独立性がない場合にどのような問題が発生するかについて説明できるようにする。 | |
11 | デリバティブ取引 | 代表的なデリバティブ取引の特徴を理解し、説明できるようにする。 | |
12 | 証券市場改革 | 保護制度の仕組みを確定拠出年金制度(日本版401k)とペイオフ解禁を通して理解する。 | |
13 | 実施しません | 実施しません | |
14 | 実施しません | 実施しません |