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基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Course	上級ミクロ経済学b／ADVANCED　MICROECONOMICS(B)
開講所属 ／Course Offered by	経済学部経済学科／ECONOMICS ECONOMICS
ターム?学期 ／Term?Semester	2020年度／2020 Academic Year　　秋学期／FALL SEMESTER
曜限 ／Day, Period	火2／Tue 2
開講区分 ／semester offered	秋学期／Fall
単位数 ／Credits	2.0
学年 ／Year	3,4
主担当教員 ／Main Instructor	高畑　純一郎

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
高畑　純一郎	国際環境経済学科／ECONOMICS ON SUSTAINABILITY

授業の目的?内容 ／Course Objectives	市場の失敗の1つである不完全競争と情報の非対称性について理解を深めることが目的である。ミクロ経済学の応用科目である上級ミクロ経済学bでは、不完全競争の寡占の場合、また非対称情報がある場合に、各経済主体がどのように行動し、経済全体としてどのような結果となるかを考える。それに対してどのような政策で対処すると状態が改善できるかを学習する。
授業の形式?方法と履修上の注意 ／Teaching method and Attention the course	講義の形式は講義形式で、最初にトピックの考え方を説明し、そのトピックについての例を用いて解説する。その後、演習を出題し、各自で考える時間をとり、その解説を行い理解を深める。講義は毎回の積み重ねであり、一度学習したトピックは自分で復習しておくことが求められる。
事前?事後学修の内容 ／Before After Study	講義までにミクロ経済学など関連する内容を学習して準備しておくことが望ましい。
テキスト1 ／Textbooks1	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
テキスト2 ／Textbooks2	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
テキスト3 ／Textbooks3	書籍名 ／Title 著者 ／Author name 出版社 ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等1 ／References1	書籍名/???名 ／Title ミクロ経済学の力 著者 ／Author name 神取道宏 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等2 ／References2	書籍名/???名 ／Title ミクロ経済学 著者 ／Author name 林貴志 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
参考文献等3 ／References3	書籍名/???名 ／Title 著者 ／Author name 出版社/URL ／Publisher ISBN ／ISBN その他（任意） ／other
評価方法 ／Evaluation	講義中の課題(20%)、小テスト(20%)、期末試験(60%)
関連科目 ／Related Subjects
備考 ／Notes	テキストは特になし
到達目標 ／Learning Goal	学部上級レベルのミクロ経済学の知識を習得し、様々な経済事象を理論的に分析のうえ、解説できるようにする。

回 ／Time	授業計画（主題の設定） ／Class schedule	授業の内容 ／Contents of class	事前?事後学修の内容 ／Before After Study
1	イントロダクション：市場の失敗とは	市場の失敗の類型を理解できるようにする。
2	不完全競争：独占と寡占	不完全競争で独占の場合の企業行動を理解できるようにする。
3	複占：数量競争と価格競争	寡占の場合で数量競争と価格競争の均衡を理解できるようにする。
4	複占と非協力ゲーム	ゲーム理論の考え方で複占を理解できるようにする。
5	支配戦略とナッシュ均衡	同時手番ゲームで支配戦略とナッシュ均衡の考え方を理解できるようにする。
6	混合戦略と繰り返しゲーム	混合戦略と繰り返しゲームの考え方を理解できるようにする。
7	逐次手番ゲームと部分ゲーム完全均衡	逐次手番ゲームでの均衡を理解できるようにする。
8	情報の非対称性	情報の非対称性とは何か理解できるようにする。
9	見えない行動	個人の行動が観察不可能な場合の行動を理解できるようにする。
10	最善と次善	契約における最善と次善の結果について理解できるようにする。
11	参加制約と誘因両立制約	参加制約と誘因両立制約を理解できるようにする。
12	見えない情報	個人のタイプが観察不可能な場合の行動を理解できるようにする。
13	シグナリング	シグナルを用いて外部にもタイプが判別可能になることを理解できるようにする。
14	分離均衡と一括均衡	見えない情報下で起こりうる均衡について理解できるようにする。