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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
外国経営史b/FOREIGN BUSINESS HISTORY(B) |
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開講所属 /Course Offered by |
経済学部経営学科/ECONOMICS MANAGEMENT |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水3/Wed 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
御園生 眞 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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御園生 眞 | 経済学科/ECONOMICS |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
講義のテーマは、19世紀後半から20世紀前半を対象時期とし、技術革新の新たな展開や新産業部門の出現による企業経営の変化を考察することである。具体的には、対象期における主要な技術革新と大規模企業の成立過程に焦点をあて、ドイツやアメリカなどの事例を基に講義を進める。第1に、鋼鉄の大量生産を実現したベッセマー法などの技術開発を中心に、ドイツやアメリカにおける大規模鉄鋼企業の企業経営について解説する。第2に、この時期に勃興する新産業部門の1つである化学工業について、ドイツ合成染料企業を取り上げて企業経営の特徴を分析する。第3に、同様に新産業部門の1つである電気工業を対象とし、電気工業の発展に重要な貢献を行ったアメリカの発明家エジソンの事業活動について明らかにする。第4に、19世紀末から登場する自動車工業について、アメリカのフォード社とGM社を対象とし、両者の企業戦略の特徴を考察する。第5に、同時期からアメリカで勃興する石油産業について、ロックフェラーの企業戦略を中心に講義する。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
春学期と同様に、PorTaⅡを利用した講義資料の配付と課題レポートの提出による授業を行う。履修者は、講義資料をダウンロードしてよく読み、内容を理解すること。質問がある場合には、PorTaⅡ経由で行う。 春学期と同じテキストを使用するので、講義の内容に関連するところを各自で読み進めること。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
授講義で紹介した参考文献を読む。 講義で学んだトピックの重要な点をまとめる。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
講義全体で、PorTaⅡ経由での3回の課題レポートの提出を求める。3回総てのレポート提出が、単位修得の条件である。なお、期限に遅れたレポートやPorTaⅡ経由以外の方法で提出されたレポートは、成績評価の対象としないので注意すること。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
外国経営史に関する専門知識を習得し、外国の企業経営の形成?発展の歴史等について分析のうえ、解説できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 19世紀後半以降の資本主義経済の変容 | 序論として、対象時期の企業経営の特徴の背景となる資本主義経済の変容について考える。 | |
2 | 鉄鋼業における技術革新と企業経営 | ベッセマー法などの鋼鉄大量生産を実現した技術開発について解説し、新技術の開発が大規模企業を出現させるとともに企業経営への影響を解説する。 | |
3 | 大規模鉄鋼企業の企業戦略:カーネギー社とクルップ社 | 大規模鉄鋼企業の事例として、アメリカのカーネギー社とドイツのクルップ社を取り上げ、それぞれの企業戦略について考察する。 | |
4 | 化学工業の発展と企業経営 | 対象時期に出現する新産業部門の1である化学工業について、具体的な技術革新の内容について説明する。 | |
5 | ドイツ合成染料工業の勃興と企業戦略 | 化学工業の中で最も目覚ましい成長を示すドイツ合成染料企業について、大規模企業と小規模企業それぞれの企業戦略の特徴を分析する。 | |
6 | 電気工業の成立と企業経営 | 重要な新産業部門の1つである電気工業の成立過程と企業経営について解説する。 | |
7 | 電気工業におけるエジソンの事業活動 | 電気工業の発展で重要な役割を果たしたアメリカの発明家エジソンの事業活動について明らかにする。 | |
8 | 自動車工業の成立と企業経営 | 19世紀末から台頭する自動車工業について、ドイツでの自動車の開発とフランスでの自動車工業の成立について説明する。 | |
9 | 自動車企業の企業戦略(1)フォード社 | 自動車の市場を開拓し大量生産体制を構築したアメリカのフォード社について、企業戦略の特徴を中心に分析する。 | |
10 | 自動車企業の企業戦略(2)GM社 | 自動車工業における新たな企業戦略を展開したGM社について、フォード社と比較しつつGM社の戦略の特徴を考察する。 | |
11 | 石油産業の成立と企業経営 | 19世紀後半のアメリカに出現する石油産業について、成長発展の過程を解説する。 | |
12 | 石油企業の企業戦略:ロックフェラー社 | アメリカの石油企業であるロックフェラー社を対象とし、企業戦略の特徴と問題点を明らかにする。 | |
13 | アメリカ鉄道業の発展と企業経営 | アメリカにおける鉄道事業の発展過程を取り上げ、基盤となった企業経営について解説する。 | |
14 | 大規模企業出現の経営史的意義 | 大規模企業出現の意義について、研究開発投資による技術革新の推進と市場独占を目指す企業戦略について考察する。 |