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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
日本経済史b(環経学科用)(19以降)/ECONOMIC HISTORY OF JAPAN(B)
開講所属
/Course Offered by
経済学部国際環境経済学科/ECONOMICS ECONOMICS ON SUSTAINABILITY
ターム?学期
/Term?Semester
2020年度/2020 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
金3/Fri 3
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
柳沢 遊

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
柳沢 遊 経済学科/ECONOMICS
授業の目的?内容
/Course Objectives
本講義は、現代の日本経済がどのような歴史過程を経て形成されたのかを、ほかの資本主義国の経済発展のありようを意識しながら、多面的に考察し、講述するものである。戦争の時代のあと、戦後改革をへて、高度経済成長の時期、安定成長をへて「バブル経済」に日本は突入していく。その後は、「失われた30年」という学者がいるように、経済政策の失敗や、財政危機、雇用不安が続いている。20世紀に、現代資本主義のもとで、変容した企業、財政、金融、産業政策、社会政策などに注目しながら、日中戦争期以降の日本経済の歴史を学んでいくのが、本講義の狙いである。現代日本がたどった道筋をたどることで、「私たちの現在」の位置を、考えてみたい。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
講義の際に、資料プリントを事前に送信し、それに基づいて音声データとともに、講義をすすめる。履修を希望する学生は、少なくても3分の2の出席をおこなうことがのぞましい。遠隔授業であるため、ほかの科目との競合を避け、受講者の生活スタイルに合うかたちでの資料プリントの熟読時間の設定をおこなうことが、望まれる。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
講義の時に配布される資料プリントをもとに、復習をすすめる。講義中に不明であった箇所は参考書に基づき、自ら調査するとともに、月に1回程度提出できる質問カードに、質問事項を記入することができる。自分にとって、内容が不明な箇所については、複数回にわたって、質問をだすことができる。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
とくになし
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
日本経済史
著者
/Author name
武田晴人
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
日本経済史
著者
/Author name
沢井実?谷本雅之
出版社/URL
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
高度成長 シリーズ日本近現代史 ⑧
著者
/Author name
武田晴人
出版社/URL
/Publisher
岩波書店
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
月にⅠ回程度、講義への質問を提出していただきます。質問がない方は、感想ないし批評を提出できます。
学期末に、3000字以内のレポートを執筆し、その内容を元にして、これまでの質問状や感想も考慮にいれて、
成績評価をおこないます。
関連科目
/Related Subjects
「社会経済史」「社会史」
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
日本経済の歴史について専門知識を習得し、日本経済の成長過程やその要因等について分析のうえ、見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 イントロダクション-20世紀の資本主義をどうみるかー 戦時経済から戦後日本経済への展開についての大雑把な見取り図を学ぶ 音声とともに、復習する。
2 日中戦争と経済統制の開始 1937年以降の日本経済を、経済統制政策に焦点をおいて学ぶ 音声とともに、復習する。
3 アジア太平洋戦争と「大東亜共栄圏」建設 1941年以降の戦時体制の展開と、日本の占領地支配がもたらす帰結を学ぶ 音声とともに、復習する。
4 戦時労働力動員と配給機構の混乱 戦時体制下で人々がおこなった労働移動や企業整備、戦時動員を学ぶ 音声とともに、復習する。4回分講義の疑問点をまとめる。
5 日本帝国の敗戦と植民地喪失 1945年敗戦に至る道筋と、中国大陸などに残された人々の引揚を学ぶ 音声とともに、復習する。
6 戦後経済改革の歴史的意義 財閥解体?農地改革?労働改革を中心に戦後改革がもたらす経済変革を学ぶ 音声とともに、復習する。
7 経済復興政策の展開ー1950年代の日本経済ー 戦後改革から朝鮮戦争期の特需をへて、経済復興にいたる過程を学ぶ 音声とともに、復習する。3回分講義の疑問点をまとめる。
8 高度経済成長の時代(1)ー技術革新と投資拡大ー 「投資が投資を呼ぶ」と言われた時代の経済発展の論理を学ぶ 音声とともに、復習する。
9 高度経済成長の時代(2)ー大衆消費の始動ー 「三種の神器」などの耐久消費財の普及のメカニズムを学ぶ 音声とともに、復習する。
10 高度経済成長と日本社会の変容 「高度成長」が日本社会をどのように変えたのかを、長期的視野から学ぶ 音声とともに、復しゅうする。3回分講義の疑問点をまとめる。
11 通貨危機と石油危機ー1970年代の日本経済ー 2つの経済危機に日本がどのように対処し、経済の仕組みが変わったかを学ぶ 音声とともに、復習する。
12 「経済大国」への途 1970年代から80年代前半の日本経済を、世界史的視野から問い直す 音声とともに、復習する。
13 平成バブル経済の膨張と破綻 1986ー92年の日本経済の変動を考察し、経済膨張の要因を学ぶ 音声とともに、復習する。過去12回の講義をふりかえり、疑問点があれば、まとめておく。
14 「失われた30年」の時代を回顧する 「バブル崩壊」後、雇用不安や社会的亀裂が生じたことを学ぶ 音声とともに、復習する。この前後に、受講者のレポート提出がある。

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