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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
NPOマネジメント論b(環経学科用)/NPO MANAGEMENT(B) |
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開講所属 /Course Offered by |
経済学部国際環境経済学科/ECONOMICS ECONOMICS ON SUSTAINABILITY |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木2/Thu 2 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
高松 和幸 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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高松 和幸 | 経営学科/MANAGEMENT |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
今学期は遠隔授業のため、以下のような方針で授業を実施します。 NPOという言葉が広く使われている。この言葉が,一般に浸透してきたのは,ごく最近のことである。NPOは,非営利組織と訳されているが,その内容については,必ずしも十分に理解されているとはいえない。 春学期ではNPOという言葉をめぐって,ボランティア,フィランソロピー,NGO,第三セクター,市民セクターなど,同じ意味の言葉や類似の言葉との比較を行い,もってNPOとは何か,について明らかにすることを目的とした。秋学期では、NPOのマネジメントに焦点を当て、NPOの国際比較なども行う予定である。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
今学期は遠隔授業のため、以下のように変更しています。 PDF添付資料配布参照 1.毎回指定したPDFファイルを開き、それを読んで課題質問に回答する方式ですすめます。 2.課題はその都度、指示します。 3.参考図書は、事前?事後学習で利用できるように、できるだけ参考文献を示したいと思います。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前:課題質問に応えるためにテキストをはじめ、参考文献に当たることで理解度を高める。 事後:理解したことが、今後の専門的知識の習得に役立つ。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
授業の課題提出割合とその内容により評価100% | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
経営組織論?全カリ「NPO論」など | ||||||||||
備考 /Notes |
毎回の授業時に、配布資料があります。 参考文献:授業時指示 |
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到達目標 /Learning Goal |
NPO(非営利組織)に関する専門知識を習得し、NPOの事業や活動等について分析のうえ、解説できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 第1回 NPOの会計制度 | アンソニーによれば,NPOの経営組織としての特殊性は,組織の目的が社会に対する「サービスの提供」であって,営利組織のように全組織を挙げて「利益」を獲得することを目的するものではない。「利益目標」がない | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
2 | 第2回 NPOの会計書類 | NPO法(特定非営利活動促進法)によれば,NPO法人に作成が義務づけられている会計書類として,正規の簿記の原則に従って記帳される会計簿に基づいて,財産目録,貸借対照表,収支計算書を作成しなければならな | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
3 | 第3回 NPOの会計基準 | NPO法の第27条は,NPO法人の「会計の原則」について定めている。ここに定められている原則がある | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
4 | 第4回 NPO法人と予算制度 | NPO法人の会計について,「収入及び支出は,予算に基づいて行うこと。」(第27条第1号) と定められている | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
5 | 第5回 NPOの業績評価 | NPOは,社会によってその存在が認められている。したがって,NPOの社会的責任の遂行のためには,事業活動についての業績の測定と評価,そしてその結果についての情報開示が不可欠である | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
6 | 第6回 NPOの業績評価の方法 | NPOの経営分析の問題は,主としてNPOの活動の結果としての業績評価の観点からとりあげられる | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
7 | 第7回 財務情報と非財務情報 | 事業の経営指標のうち,数字で表わされた情報を「財務情報」といい,これに対して数字で表わされない情報を「非財務情報」という。経営分析では,これら両者が分析の資料として利用される |
事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
8 | 第8回 NPOの国際比較 | NPOは近代社会において社会的に何か貢献したいという人や,公共的な仕事を手伝いたいという人に対して,その仕組みとして提供されている組織である。こうしたボランティア組織は,世界各国において共通に成立し活 | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
9 | 第9回 アメリカのNPO | アメリカは,NPO大国といわれるように,世界最大のNPOセクターを擁している。アメリカの歴史において,建国に先立って非営利組織が重要な役割を果してきた。政府は,非営利組織の成立よりも遅れて誕生している | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
10 | 第10回 イギリスのNPO | イギリスにおけるNPOの生成と発展はチャリティの制度の問題と切り離せない。エリザベス1世の時代,1601年の公益ユース法に始まる。1853年には公益信託法が制定されチャリティ委員会が設けられた | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
11 | 第11回 フランスのNPO | フランスにおけるNPOの生成と発展は中世からの病院財団など,国家と市民との中間に位置する団体が存在したが,フランス革命によりすべての民間団体が解体され,フランスは強力な中央集権国家となった | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
12 | 第12回 ドイツのNPO | ドイツにおけるNPOの現状は,充実した社会福祉ネットワークア張り巡らされた人々の生活の基盤を確固たるものとしている。こうした充実した社会福祉の国家は,教会,民間団体の3者によって作られている | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
13 | 第13回 NPOの管理問題 | 高齢者や障害者の介護や,環境保護のための教育などのNPOの活動を遂行していくためには,資金や労力が必要とされる | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
14 | 第14回 NPOの成立基盤 | 最近では相互扶助の形で行われる非営利的有償サービスへの参加なども,ボランティア活動に含まれるようになり,より多義的なものとなっている | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |