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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
国際組織論a/INTERNATIONAL ORGANIZATION(A) |
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開講所属 /Course Offered by |
経済学部国際環境経済学科/ECONOMICS ECONOMICS ON SUSTAINABILITY |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水3/Wed 3 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
明田 ゆかり |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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明田 ゆかり | 国際環境経済学科/ECONOMICS ON SUSTAINABILITY |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
[目的] 本授業の目的は、グローバルガバナンスの意義と国際組織の役割についての理解を深めるため、特に自由貿易ガバナンスに焦点を当て、その中核を担う世界貿易機関(WTO)と国際貿易ルールについての基本知識を習得することである。コロナ危機が国際協調のあり方に深刻な挑戦を突きつけている現在、この分野の正しい知識を身に着けることは極めて重要である。 [内容] WTOは、世界政府の存在しない国際社会において、法の支配に基づくリベラルな貿易秩序を実現し、世界の経済的繁栄を支えてきた。しかし近年トランプ政権によるWTO批判、米中貿易戦争、世界的な保護主義の拡大は、この秩序が大きな試練に直面していることを示している。授業では、私たちの生活にも大きく関係するWTOの基本構造や原則?ルールを、歴史的?理論的?実践的視点を交えて解説していく。これにより、貿易に止まらない国際社会の抱える課題についても、多面的?総合的に考える力を養う。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
本授業は双方向オンライン形式(ZOOMを使用予定)で、2部構成で進めていく。授業の予習?復習、参考資料の配布及びコミュニケーションはMyDOCを活用する。授業の前半はスライドを用いたオンライン講義を行い、その後に質疑応答やクイズ、アンケートによる理解度の確認を行う。後半は、追加のオンライン講義、テーマに関するグループディスカッション(ZOOMのブレイクアウト機能を使用)、関連動画やサイトの鑑賞等を柔軟に組み合わせる。 受講者は事前に送られたURLとパスワードにより、定時にオンライン授業に参加すること。 なお、通信環境に問題がある受講者も、MyDOCを通じて学習と理解度の確認が可能となるよう配慮する。 授業では時折英語のサイトや資料を参照するので、高度な英語力は必要ないが簡単な時事英語の能力を磨いておくことが望ましい。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前にMyDocにアップされるパワーポイント資料、関連サイト、及びテキストの指定個所に目を通しておくこと。事前事後ともに、テーマに関連する報道に触れ、問題意識を磨くこと。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
学期末レポート試験(50%)及び平常点(質疑応答、ディスカッションへの参加、等)(50% | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
国際組織に関する専門知識を習得し、それぞれの国際組織が果たしている役割、現在抱える問題点等について分析のうえ、見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | なぜWTOを学ぶことが重要か、揺れる国際経済秩序の現在と最近の重要事件を例にあげながら解説する。さらに、オンライン授業の進め方について説明する。 | |
2 | 国際組織とグローバルガバナンス | 国際組織とは何か、その定義、類型、機能を説明したのちに、学問としての国際組織論のアプローチの一つである、グローバルガバナンス論と自由主義国際制度論を解説する。 | MyDOCにアップされたスライド、関連資料に目を通し、予習?復習を行う。必要に応じて、質問、ディスカッションのための発言ポイントをまとめておく。(以下同様) |
3 | 自由貿易は必要なのか:思想?理論?現実 | 私たちの生活を支える自由貿易主義の起源、理論を学び、現実の利点と問題点についてディスカッションを通じて考える。 | |
4 | WTOの歴史(1):ITOからGATTへ | 第2次大戦後の国際貿易機関(ITO)創設の失敗と、そこから生まれた「関税貿易一般協定」:GATT(WTOの前身)の役割について解説する。 | MyDOCにアップされたスライド、関連資料、及びテキストの該当箇所に目を通し、予習?復習を行う。必要に応じて、質問、ディスカッションのための発言ポイントをまとめておく。(以下同様) |
5 | WTOの歴史(2):ウルグアイラウンドからWTOへ | GATT史上最大規模の多国間貿易交渉(ウルグアイラウンド)と、そこからWTOが誕生するに至った経緯について学ぶ。 | |
6 | WTOのしくみ(1) 制度と意思決定 | 「加盟国中心主義」を特徴とするWTOの制度と意思決定について解説する。 | |
7 | WTOのしくみ(2) 紛争解決メカニズム | 多国間国際組織の中で最も強力であるとされるWTO紛争解決メカニズムについて解説し、その成果と限界を示す。また加盟国と超国家的判事との間の相克という視点から、米国の批判的立場の背景を考える。 | |
8 | WTOの基本原則:無差別?自由?公正?多角 | グローバルな貿易ルールの基盤である、無差別?自由?公正?多角原則とその意義について理解を深める。 | |
9 | WTO協定の構造と主要ルール | WTO協定を構成する、物品、サービス、投資、知財といった多様で広範なルールの概要を学び、貿易ルールがいかに幅広く私たちの生活に影響を与えているかを知る。 | |
10 | WTOと地域貿易協定(FTA)の関係 | 無差別?多国間主義を原則とするWTOのもとで、なぜ2国間?地域間自由貿易協定(FTA)が急速に増大しているのか。その背景、グローバル貿易ガバナンスに与える功罪について検討する。 | |
11 | WTOと環境?食の安全 | 自由貿易は、環境や食の安全を脅かすものなのか。WTOでは両者のバランスをどのように取ろうとしているのか。WTOの衛生検疫協定を中心に、この問題について考察する。 | |
12 | まとめ:グローバル貿易ガバナンスの将来と日本 | 授業全体の総括及びグローバル貿易ガバナンスと日本の役割について議論を行う。 | これまでの授業を総括し、テーマについての自分の意見?感想をまとめておく。 |
13 | 実施しません | 実施しません | |
14 | 実施しません | 実施しません |