シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
民法入門(国関?総政用)/INTRODUCTION TO CIVIL LAW |
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開講所属 /Course Offered by |
法学部/LAW |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火1/Tue 1 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
小野 秀誠 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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小野 秀誠 | 法律学科/LAW |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
民法入門では、法律や民法全般の制度の概要と民法総則編の前半(1条~89条)が対象となります。 まず、本講義では、民法を素材に、法律の体系やでき方、私法の体系と意義、法律の解釈、判例の意味など、法律学習の基礎を修得することを目的とします。 ついで、民法総則の前半を学びます。民法総則は、民法典第1 編を指し、通則、人、法人、物、法律行為、時効などを対象とします。民法全体の概論ではないので、注意してください。民法総則の後半は、民法Iの講義の対象です。 民法全体を知るには、民法総則のほか、物権、債権総論、債権各論、親族、相続の各授業を聴くことが必要です。卒業までに、あわせて履修してください。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
例年、講義形式を基本とし、できるだけ双方向的な授業とするために、「受講生に質問を発し、回答を求める」という、いわゆるソクラティック?メソッドを加味していますが、コロナ対策のため、今学期は、通常の形式で開講できません。Porta IIを通じたオンライン授業となります。オンライン授業は、制度的に初の試みであることから、例年に増した主体的な取組が、聴講時に必要となります。 情報環境面で、みなさんにもっとも負担の少ない方法として、簡単なレジメのほか、講義の代わりになる音声をアップすることにします (火曜の授業のために、日曜までにアップ) 。対面の授業でもそうですが、法律の学習は、高校にはない初めての分野であり、少なくとも当初は、戸惑うこともあるかもしれません。講義の音声を聴講するためには、シラバスで示された教科書の相当する部分を予習しておくことが必要です。レジメには、毎回の課題?質問と講義の目次、図解をおもに記載します。詳細は、教科書にあるので、重複することはいちいち記載しません。課題の解決を考えながら、音声を聴講してください。講義の最後には、冒頭で示された課題の解決が導けると思います。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
オンライン学修では、単位認定のために、みなさんの側からの反応を確認することが必要になるため、毎回の課題のうち、指定された質問の回答を、PortaII で提出していただきます。分量は負担にならない程度のごく短いものを想定しています。この回答は、聴講確認と成績評価の一部を兼ねるので、授業日から 1週間を締切とします。 また、レジメや説明の内容に直接関係する質問があれば、学籍番号と氏名を明記のうえ、回答とは別に、メールで提出してください。授業全体に関係するものであれば、コメントをPorta IIの掲示板で返答します。 課題の残りは、復習時に、各自で講義とテキストを参照して確認しておいてください。シラバスに従い該当部分の予習、復習が必要です。対面授業では、確認の趣旨で毎回、質問を出していましたが、オンライン学修では、これは、Porta IIの回答で代替いたします。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
課題の達成度(30%)+期末レポートの内容(70%)で評価する。 レポートは、記述式で、評価のポイントは、授業内容に基づき、論点を的確にとらえ、内容を習得していることです。具体的には、コア?カリキュラム(電子配布)に従い説明できるようになることが必要です。 |
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関連科目 /Related Subjects |
民法全体を知るには、民法総則のほか、物権、債権総論、債権各論、親族、相続の各授業を聴くことが必要です。民法I,II,III,IV,V。卒業までに、あわせて履修してください。 | ||||||||||
備考 /Notes |
実定法の講義の性質上、必ず六法を参照してください。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
民法および民事法領域の入門的知識を習得し、これらについての基礎解釈ができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | 法律と常識13 六法15 法のモデル28 民法の体系、編別29、31 判例集50、169 不法行為と刑法33 民法の科目32 | 条文の下読み。テキストの予習と復習。左の頁の部分 |
2 | 序説、私法と公法、私法の分類、民法の体系 | 不平等条約、条約改正22 ボアソナード25 民法の起草者25 立法者39 太政官布告 (芸娼妓契約)39,42 マリアルース号事件43 条理?太政官布告41 | 条文の下読み。テキストの予習と復習。左の頁の部分 |
3 | 信義則、権利の濫用 | 判例50 宇奈月温泉事件57、信玄公旗掛松事件58 事実審、法律審60 | 条文の下読み。テキストの予習と復習。左の頁の部分 |
4 | 民法の基本原理、私権、法的主体 | 民法の起草方針37 権利の主体と客体30 | 条文の下読み。テキストの予習と復習。左の頁の部分 |
5 | 人、自然人、失踪宣告、制限能力 | 人の能力67 権利能力、意思能力、行為能力67 未成年者、妻の能力69 取消権と特権68 住所?星嶺寮事件71 失踪119 失踪宣告の取消120 | 条文の下読み。テキストの予習と復習。左の頁の部分 |
6 | 法人 | 法人論75 税理士会事件75 八幡製鉄政治献金事件79 | 条文の下読み。テキストの予習と復習。左の頁の部分 |
7 | 法的客体、物、所有権 | 債権者の平等36 物の集合、定着物33 債権者の平等36 干潟の所有権81 家となる時期 土地と建物84 | 条文の下読み。テキストの予習と復習。左の頁の部分 |
8 | 所有権、所有権移転 | 意思主義87 無権利の法理87 親亀?子亀88 二重譲渡、対抗要件主義90 動産の場合94 物権変動の判例106 第三者制限判決108 | 条文の下読み。テキストの予習と復習。左の頁の部分 |
9 | 法律行為総論、意思自治、強行法規、任意法規 | 法律行為110 法の解釈、馬つなぐべからず111 カフェー丸玉事件129 念仏事件129 慣習、太政官布告?裁判事務心得41 | 条文の下読み。テキストの予習と復習。左の頁の部分 |
10 | 法律行為、公序良俗、暴利 | 前借金事件 (芸娼妓契約)44 人身売買47 契約の無効47 若年定年制 47 公序良俗 112 利息制限法175 | 条文の下読み。テキストの予習と復習。左の頁の部分 |
11 | 意思表示総論、意思主義と表示主義 | 意思の欠如、瑕疵 黙示の意思表示71 無効88 取消68 債権の優越的地位137 ベニスの商人156 心裡留保、通謀虚偽表示、錯誤、詐欺、強迫と脅迫 陸軍工廠事件116 |
条文の下読み。テキストの予習と復習。左の頁の部分 |
12 | 代理,無効と取消、条件と期限、時効 |
有権代理と無権代理、表見代理 (以下の13,14もまとめます) |
条文の下読み。テキストの予習と復習。左の頁の部分 |
13 | ※実施しません | 不当利得、原状回復義務の発生118 不法原因給付123 カセイソーダ事件124 現存利益 119 無断駐車158 事実的契約関係、不当利得158 | 条文の下読み。テキストの予習と復習。左の頁の部分 |
14 | ※実施しません | 事実と法の乖離、担保、時効93 | 条文の下読み。テキストの予習と復習。左の頁の部分 |