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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
国際法Ⅲ/INTERNATIONAL LAW III |
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開講所属 /Course Offered by |
法学部法律学科/LAW LAW |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木2/Thu 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
大塚 敬子 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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大塚 敬子 | 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
国際社会では、日々さまざまな出来事が起こっています。それらを私たちはニュースを通して知ることになります。そのようなニュースに接するとき、その出来事(そして、そこに関わっている人々)は、自分から遠い世界のこと、自分とは関係のないこと、と思っていないでしょうか。確かに直接的な関係はないかもしれない、けれども、そうした世界のどこかの出来事は自分に無関係のことばかりではありません。むしろ、よく知ってみれば、巡り巡って、自分にも関係することがたくさんあるのです。 この講義では、そうした国際社会と自分の関係を考える土台を築くべく、国際法を学びます。言い換えると、国際法を知ることで、自分はどのような国際社会の中で暮らしている存在であるのか、ということを考え、実感することになります。 そこで、国際法Ⅲでは、個人に関する国際法(国家との関係、人権、犯罪など)、国家責任に関する国際法、国際社会における戦争?武力行使についての考え方とそれを反映した国際法など、多分野にわたって扱います。こうしたさまざまな分野の国際法について学びながら、法の背景にある、国際社会の歴史や文化などについてもあわせて理解を深めていきます。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
複数の方法を併用する予定です。詳細は、配布資料と第1回授業にて説明します。 授業:Web会議システム(Webex)を用いたリアルタイム授業(時間割どおりの日時) 講義形式で行う(同時双方向のやりとりはチャット利用が主となる予定) PorTaⅡ:リアルタイム授業に必要な資料(レジュメ等)の配布 コメントペーパーやレポート等の課題の提示?回収、質問の受付 など Webメール:個別の質問への対応 PorTaⅡやWeb会議システム利用に関して課題がある場合の対応 など ※ リアルタイム授業に必要なレジュメは事前に提示しますので、PorTaⅡを確認してください。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
理解を深めるため、授業の事前?事後に次のことに取り組んでください。 (1) 授業内容に応じて、テキスト該当箇所を読む。必要に応じて、専門用語や関連する事例やニュースなどを調べる〔60分程度〕 (2) ニュースを確認し、国際法との関連や社会の課題などについて考える。必要に応じて、専門用語やニュースにかかわる歴史や背景などについても調べる〔30分~適宜〕 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
以下の方法で、総合的にみて最終的な成績評価を行います(評価ポイントは授業にて説明します)。 授業の取り組み度 50%:「コメントペーパー」(不定期実施) および「小レポート」(1回の実施予定) ?与えられたテーマに即した内容で、わかりやすく書かれているか ?感想だけではなく、論理的な説明?見解を述べることができているか レポート 50% : レポート提出を求める(従来の定期試験に替えて) ?テーマに関して十分な考察をしたうえで論じているか ?詳細については授業にて説明します |
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関連科目 /Related Subjects |
国際法ⅠおよびⅡ、その他国際的な諸課題を扱う科目は積極的に履修し、学んでください。 | ||||||||||
備考 /Notes |
授業に関する質問への対応は、以下の方法を考えています。 ?リアルタイム授業におけるチャットへの返答 ?PorTaⅡやWebメールを通じて、個別の質疑応答 その他、通信事情などが理由で、こちらから提示する授業方法では受講に困難があるという場合は、個別に相談してください。(通信環境などに関する技術的なことは、しかるべき大学窓口へ) |
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到達目標 /Learning Goal |
国際違法行為が生じた場合の措置、国家間の対立を平和的手段で解決する諸方式、武力行使を規制する規則等を正確に理解し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 国際法とは(1)国際法と国際社会 | 国際法とはいかなる法であるかを把握し、社会と法の関係について確認する。 主なテキスト該当箇所:第1章 |
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2 | 人と国際法(1)個人と国 | 国家と人の関係について理解する。とくに、国籍、外国人の法的地位等について理解する。 主なテキスト該当箇所:第12章 |
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3 | 人と国際法(2)人権の国際的保障 | 人権の国際的保障について、国際法の発展や社会的背景なども含め、理解する。 主なテキスト該当箇所:第12章 |
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4 | 人と国際法(3)国際犯罪 | 国際犯罪についての国際法の発展や法制度などについて理解する。 主なテキスト該当箇所:第13章 |
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5 | 国際法上の責任 | 国家責任が発生する要件、賠償など、責任に関する国際法の発展?規則内容について理解する。 主なテキスト該当箇所:第8章 |
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6 | 紛争の平和的解決(1)非裁判手続 | 国際紛争の解決に関する国際的な議論、紛争解決の諸手段について理解する。 主なテキスト該当箇所:第16章 |
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7 | 紛争の平和的解決(2)裁判手続 | 国際紛争解決の手続としての国際裁判のあり方について理解する。 主なテキスト該当箇所:第16章 |
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8 | 武力行使と国際法(1)武力行使禁止原則 | 国際社会における戦争に関する議論と、それを経て確立された国際法原則について理解する。 主なテキスト該当箇所第17章 |
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9 | 武力行使と国際法(2)自衛権 | 武力行使禁止原則の例外の一つとしての自衛権について理解する。 主なテキスト該当箇所:第17章 |
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10 | 武力行使と国際法(3)集団安全保障 | 国際社会における安全保障体制について理解し、武力行使禁止原則の例外のもう一つについて理解する。 主なテキスト該当箇所:第17章 |
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11 | 武力行使と国際法(4)軍縮?軍備管理 | 現在の国際社会における軍備?軍事力に関する法的規制について理解する。 主なテキスト該当箇所:第18章 |
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12 | 国際法とは(2)平和について考える | この講義で扱った内容を中心として、国際法と国際社会のあり方や平和について考察する。 | |
13 | 実施しません | 実施しません | |
14 | 実施しません | 実施しません |