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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
地域研究特講(ラテンアメリカ経済と法)/REGIONAL STUDY,SPECIAL LECTURE |
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開講所属 /Course Offered by |
法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金2/Fri 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
A.松本/Juan Alberto MATSUMOTO |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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A.松本/Juan Alberto MATSUMOTO | 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
ラテンアメリカに対しては、日本ではかなりステレオタイプ的なイメージが多い。中南米には面白い側面がたくさんあるが、ドラスチックなことも多い。法体系は、憲法をはじめ理想を求めている。しかし、運営の実態や法を施行する機関には大きな課題も多い。 1.ラテンアメリカ諸国の一般的な概要を把握しながら、主な国の特徴や課題を理解する。 2.地域の歴史的要素や、日本でも多少知られている人物などからのアプローチも行う。 3.経済と社会を理解しながら、国や地域の法律問題、今議論になっている法改正等も考察する。 4.ラテンアメリカと日本との関係についても触れる。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
2020年春期は、世界的なパンデミックによってオンライン式で講義を実施するが、いつも配布している資料をさらに充実させ、そこには外部リンクの記事やコラム、中南米研究者の論文などのリンクを貼ります。そうしたリンクの内容を読みながら授業内容を読み、気になったもしくは注目した部分をメモしてください。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
2020年春期は、この特別な事情によって12回になるのでいつも14回で行う授業内容を編成して関連テーマの中に含めて、授業の資料を毎回ポータルに掲載する。みなさんの端末にあまり負担にならないようにしますが、それでもプリント資料だけでは十分ではないと思いますので、音声ファイルも導入します。このファイルはMP3フォーマットでポータルに掲載ます。 すべての講義に音声で皆産の学習をサポートしますが、その授業内容によって収録時間も異なると思いますが、15?20分程度と考えています。音声データはダウンロードした資料(PDF file)を理解しやすくするためのものです。 こうしたデータがダウンロードだけではなく、開ける、聞けるように特にスマホやタブレット等を準備してください。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
合計は特別な事情で授業回数が12回ですが、授業2回ごとにリアクションペーパーを書いてもらいます。 これは義務であり、出欠の意味でも重要なポイントになります。ポータルを通じて提出してください。2回目の後、4回目の後、6回目の後、8回目の後、10回目の後、12回目の後になります。これで、採点をします。 期末にまとめてではなく、授業2回ごとにそこで得た感想、疑問、教訓などを述べてください。 A4用紙1枚程度で結構です(1000文字前後を目安)。パソコンなどで書いたものでも、手書きのでもそれをスマホで写真ファイルにしてアップしても構いません。ただし、光が反射しないように工夫してください。そして、名前と学籍番号の記載も忘れないでください。 |
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関連科目 /Related Subjects |
この科目は、次の授業である「ラテンアメリカ社会の課題と法律問題」と密接に関連しており、初めの授業や一部のコンテンツは切り口が異なるとはいえリンクしています。中南米に対する関心や興味には感謝しますが、一部の内容が重なってしまうことにご理解願います。3限目の方が日本社会との共通や比較部分が多くなります。 | ||||||||||
備考 /Notes |
参考文献:国本伊代『概説ラテンアメリカ史(改訂新版)』、新評論、2003年 松下洋?乗浩子『ラテンアメリカ政治と社会』、新評論、2004年 西島章次?細野昭雄『ラテンアメリカ経済論』、ミネルヴァ書房、2011年 後藤政子?山崎圭一編『ラテンアメリカはどこへ行く』ミネルヴァー書房、2017年 |
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到達目標 /Learning Goal |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ラテンアメリカ(以下、ラ米)の一般概観と経済指標、世界と日本との比較 | ラ米諸国の統計に基づいて、日本や世界での地位を確認する。 | |
2 | 歴史的背景と独立後の国づくりの過程、憲法制定と政治体制、今も続く制度の課題 | スペインの影響から独立後の国づくりでどのような諸制度を構築したか。 | |
3 | ラ米諸国の政治と汚職問題、立法府や司法府の腐敗。 | 一部の国は名ばかりの民主主義で、腐敗が政治制度を不安定にしている。 | |
4 | ラ米諸国の産業構造、工業化した国と第一次産品依存構造、「資源の罠」と輸出規制 | どのような産業構造でどこまで一次産品に依存しているのか検証する。そして、なんのために外貨収入の輸出を規制するのか。 | |
5 | ラ米の観光資源と産業、コスタリカの環境ツーリズム | 日本人がもっと行きたいところはペルーのマチュピチュだが、ラ米には多くの観光資源(世界遺産も)がある。スペインのような反観光運動があるのか。 | |
6 | ラ米の格差(貧困)と教育問題 | 世界で最も格差がひどいとされるラ米諸国だが、その現状と教育の課題とは。 | |
7 | ラ米のインフォーマル部門と脱税構造。経済の半分が不正行為?そこで従事している労働者の権利は? | 闇経済とも言うが、そこに従事している人がすべて犯罪者なのか。どこに問題があるのか、何が脱法行為を助長しているのか。 | |
8 | ラ米諸国のインフォーマルセクターと脱税行為 | インフォーマルセクターとは何か、通常は闇経済とも言うが経済の3?4割がその状況である。業種によっては半分以上がその状態にあり、脱税行為の温床になっている。 | |
9 | ラ米の環境問題と自然災害。非常事態宣言の法的位置付け。新型コロナウィルス問題への対応。 | 自然災害が多い割には予防策や市民の意識が低い。アマゾンの森林破壊がメディアでも報道されたが、国や州レベルで非常事態宣言がよく行われる。コロナ問題での対応を一部紹介する。 | |
10 | ラ米経済のクリエティブ産業(映画、アプリ、デザイン)。ラ米でのFINTECHとAI開発 | メキシコやアルゼンチンは以前から映画製作が盛んである。一方、小さなウルグアイという国ではスマホ用アプリの開発が目立っている。また、若手実業家によるFINTECHやAI事業または研究も見られる。 | |
11 | ラ米と拡大する中国のプレゼンス 今回のコロナ問題でその影響力は増したのか。 |
多くの国の輸出は中国に向かっており、投資国としての依存度が高まっている。G-5通信関係での米国との主導権争い。 | |
12 | ラ米日系社会と日本との連携強化 外務省審議会の方針転換と連携の可能性 |
ラ米には210万人の日系人が存在し、近年日本との連携事業が増えている。その実態を検証する。 | |
13 | ※実施しません | この春期は実施しません | |
14 | ※実施しません | この春期は実施しません |