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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
国際関係法特講(国際文化遺産法)/INTERNATIONAL RELATIONS LAW,SPECIAL LECTURE |
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開講所属 /Course Offered by |
法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木3/Thu 3 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
大塚 敬子 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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大塚 敬子 | 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
世界にはさまざまな文明があり、気候風土に応じた文化が根づき、文化財?文化遺産が生み出され、それらは人々の手によって現在まで残されてきました。しかし一方で、紛争や対立のあおりを受け、無残にも破壊される文化財?文化遺産もあります。また、災害の影響で、姿かたちを変えられてしまう場合もあります。こうした文化財?文化遺産をめぐる惨状に対し、国際社会においては、法を整備することによって、人や国家の活動を規律し、これまでに人類が遺してきた文化財?文化遺産をさらに後世に伝えるための努力が積み重ねられてきました。 そうした現状を踏まえ、この講義では、文化財?文化遺産に関する国際法を学び、国際法的観点から国際社会の現代的課題について考察し、より広い視野と新たな知見を得ることを目的とします。とくに、ユネスコ条約を中心とする「文化財?文化遺産に関する国際法」を扱い、「世界遺産」を国際法的観点から理解することを通じて、国際社会の現代的課題についても考察していきます。 履修生には課題に取り組んでもらい、他の履修生の考え方などにも触れながら、文化の多様性を体感できるようにします。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
複数の方法を併用する予定です。詳細は、配布資料と第1回授業にて説明します。 授業:Web会議システム(Webex)を用いたリアルタイム授業(時間割どおりの日時) 講義形式で行う(同時双方向のやりとりはチャット機能の利用が主となる予定) PorTaⅡ:リアルタイム授業に必要な資料(レジュメ等)の配布 コメントペーパーやレポート等の課題の提示?回収、質問の受付 など Webメール:個別の質問への対応 PorTaⅡやWeb会議システム利用に関して課題がある場合の対応 など ※ リアルタイム授業に必要なレジュメは事前に提示しますので、PorTaⅡを確認してください。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
理解を深めるため、授業の事前?事後に次のことに取り組んでください。 (1) 授業内容に応じて、専門用語や関連条約?国際文書などを調べる〔60分程度〕 (2) 文化財?文化遺産に関するニュースや話題を新聞等でチェックする。必要に応じて、専門用語やニュースにかかわる歴史や背景などについても調べる〔30分~適宜〕 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
各評価方法に関する詳細は、授業に先立ち配布する資料および第1回授業にて説明します。 授業の取り組み度 25% : コメントペーパーの提出(不定期で実施、テーマに即した考えをわかりやすく書いているかどうかが評価ポイントです) 小レポート 25% : 任意で選んだ「世界遺産」について調べてまとめる レポート 50% : レポートの提出を求める(定期試験?口頭発表に替えて) ※なお、先にシラバスで公表していた評価方法のひとつ、「口頭発表(プレゼンテーション)」の代替評価方法が「レポート」です。違った形で、みなさんに「発表」していただこうと考えています。授業にて、あらためてご説明します。 |
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関連科目 /Related Subjects |
国際法Ⅰ?Ⅱ?Ⅲ、その他国際的な諸課題を扱う科目は積極的に履修し、学んでください。 | ||||||||||
備考 /Notes |
授業に関する質問への対応は、以下の方法を考えています。 ?リアルタイム授業におけるチャットへの返答 ?PorTaⅡやWebメールを通じて、個別の質疑応答 その他、通信事情などが理由で、こちらから提示する授業方法では受講に困難があるという場合は、個別に相談してください。(通信環境などに関する技術的なことは、しかるべき大学窓口へ) |
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到達目標 /Learning Goal |
従来の開設科目では触れてこなかった国際関係法分野について、基本かつ重要な項目を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 国際法と文化遺産 | 国際法について確認し、文化や文化遺産に関する諸課題に関する国際法の全体像を把握する。 | |
2 | 文化遺産に関する法と組織 | 文化関連の条約や制度、UNESCOなどの組織について理解する。 | |
3 | 世界遺産の保護(1)制度の形成?全体像 | 世界遺産条約に基づく遺産保護制度の全体について理解する。 | |
4 | 世界遺産の保護(2)登録基準?危機遺産 | 世界遺産登録の際に検討される価値の判断基準、登録制度の問題点について理解する。 | |
5 | 世界遺産の保護(3)危機からの保護 | 世界遺産に迫る危機からの保護制度について理解し、あるべき法や取り組みの課題についても考える。 | |
6 | 武力紛争下における文化財保護 | 武力紛争の際の文化財保護に関する諸条約?諸規則について理解する。 | |
7 | 文化財の不法輸出入?返還 | 文化財の不法な輸出入に関する諸問題や法制度について理解する。 | |
8 | 無形文化遺産の保護 | 無形文化遺産保護条約の形成過程を確認し、保護に関する様々な考え方や制度のあり方について理解する。 | |
9 | 水中文化遺産の保護 | 水中文化遺産保護条約について理解し、既存の海洋制度との関連や課題などについても理解する。 | |
10 | 文化的表現多様性の保護 | 文化的表現多様性の保護をめぐる国際的な問題と法制度について理解する。 | |
11 | 文化財保護と犯罪 | 文化財をめぐる犯罪行為について把握し、制度のあり方や現代的課題?社会的背景などについても理解する。 | |
12 | 「文化遺産を保護する」とは | 文化財?文化遺産に関する国際法を概観し、あらためて「保護」の意義について考える。 | |
13 | 実施しません | 実施しません | |
14 | 実施しません | 実施しません |