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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
哲学概説Ⅱ_2018年度以前入学者用/INTRODUCTION TO PHYLOSOPHY II |
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開講所属 /Course Offered by |
大学免許/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火5/Tue 5 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
河口 伸 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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河口 伸 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
昨今、哲学の復権が唱えられ自分探しの一環として哲学が一種の流行となっているが、それらをも包摂し相対化する視点こそが、今求められている。一般教養としての哲学史的知識も教職に必要であるが、教師として以前に、一人の人間として真摯に生きるために「哲学」が持つ意義を考えてもらいたい。 西欧思想を歴史的にもしくは主題別に辿ることが、本講義の概要であるがそこには二つの偏りが存在していることを意識しつつ論じて行きたい。 西欧哲学としての偏りと明治以降の輸入哲学としての偏りである。哲学をギリシア起源の?学?としてのみ捉えるのではなく、幅広く?思想?として捉え、政治?社会?宗教?歴史?科学等への影響をも視野に入れて論じたい。 個々の思想家の経歴や思想の細部の紹介は、テキストに譲り、彼らがその思想を形成した動機や課題、歴史的位置付けなどを重視して論じる。 春学期と秋学期を通して受講することが望ましい。 秋学期のみを受講することは、出来るだけ避けてください。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
1.授業資料?課題提示による授業です。 2.授業内容?授業資料?レポートの掲示及びレポートの提出は、全てmanaba を通して行います。 3.レポートの不提出が、14回の授業中3分の1を超えた場合(5回以上)、単位の修得は不可となります。レポートの評価は、A(100%)、B(70%)、C(40%)の3段階で行います。 4.レポートの提出期限は、1週間後の月曜日の23時とします。提出期限後の提出は認められません。唯一認められる場合は、通信障害によるものですが、立証責任は皆さんの側にあります。入院など不測の事態が起きた場合は、出来るだけ提出期限内に、ウェブメールで連絡をください。何らかの証明を出してもらう場合もあります。 5.授業内容?授業資料?レポートの掲示は、月曜日の23時30分に行います。 6.レポートはA4用紙1枚1ページにまとめ、1行目に名前を必ず書いて下さい。名前を書かないと、印刷の際他の人の物と紛れる危険性があります。出来るだけpdf-fileを使用して下さい。office softが当方にはインストールされていないので、wordは直接開けません。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
テキストの指定された箇所を事前に精読しておいてください。毎回出されるレポートを必ず提出して下さい。 授業内容、添付資料をmanabaから受け取り、テキストと併せて内容を読み取り、レポートを作成し、manabaの指定された所に送信して下さい。 評価が出された後は、評価ポイントと自分のレポートを必ず見比べてください。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
レポートを5回以上提出しなかった人は、単位修得は不可。毎回のレポートをA(10)、B(7)、C((4)の3段階で評価し、14回分のレポート総得点(140点満点)を1.4で割り、100点満点の何点になるかを計算し、それに大学の基準を当てはめます。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
授業内容、授業資料、テキストを配布。レポート提出。参考文献も資料として配布。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
中等教育諸学校において、社会および公民の授業を行う際に必要とされる、「哲学」の意義、個々の思想家がその思想を形成した動機や課題、歴史的位置付けなど、哲学に関する概括的知識を習得し、解説できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 科学革命 アリストテレス自然学との対決、パラダイムの転換 | コペルニクス、ガリレオ?ガリレイ、ニュートン | |
2 | 合理論 コギト?エルゴ?スム | スコラ哲学批判 | |
3 | 合理論 デカルトの実体論 | 精神と身体の二元論 | |
4 | 経験論 ロック、バークリー、ヒューム(実体概念の否定) | タブラ?ラサ、エッセ?エスト?ペルキピ、知覚の束 | |
5 | 社会契約説 アリストテレス社会哲学との対決 | ホッブズ、ロック、ルソー | |
6 | カント 理性批判とコペルニクス的転回 | 超越論的観念論 | |
7 | カント 自律と人格の共同体 | カントの道徳論 | |
8 | ドイツ観念論 フィヒテによるカント批判、 世界精神の自己展開としての歴史 | 自我の哲学、ヘーゲルの歴史哲学 | |
9 | キルケゴール?マルクス?ニーチェ 実存と世界の変革 | ヘーゲル後のヨーロッパ哲学 | |
10 | キルケゴール?マルクス?ニーチェ 超人思想 | ヘーゲル後のヨーロッパ哲学 | |
11 | フッサール?ハイデッガー?ヤスパース 現象学 | 現象学と実存哲学 | |
12 | フッサール?ハイデッガー?ヤスパース 世界内存在と実存哲学 | 現象学と実存哲学 | |
13 | ウィトゲンシュタイン | 論理哲学論考と言語規約説 | |
14 | 構造主義、言語哲学 | レヴィ?ストロース、フーコー、言語論的転回 |