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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
外国経済史a(教職)/FOREIGN ECONOMIC HISTORY(A) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学免許/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火2/Tue 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
御園生 眞 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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御園生 眞 | 経済学科/ECONOMICS |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
講義のテーマは、イギリス産業革命がどのような前提条件により始まったのか、具体的な産業革命の展開過程の特徴はどのようなものか、産業革命の社会経済的な結果はどのようなものかなどについて考察することにある。具体的には、第1に、産業革命の前提条件である国内需要増大の要因をイギリス農業の発展による実質所得の増大について分析する。第2に、実質所得の増大が生じさせる多様な商品への需要拡大が、道具による手工業生産の技術的困難を顕在化し、生産手段の技術革新を必然化することを考察する。第3に、綿工業、製鉄業、機械製造業などの部門を対象として、技術革新の内容とそれによる機械制生産と工場制生産の特徴を明らかにする。第4に、機械制生産の基礎となる動力源の技術革新について、ワットによる蒸気機関の改良の経済的意義を解明する。第5に、交通手段の画期的な技術革新である鉄道について、その出現の背景や鉄道建設の経済的意義などについて、関連産業部門への需要波及効果に触れながら考察する。第6に、技術革新の担い手であった企業家とその事業活動の特徴について、当時のイギリスに固有の事業形態である「パートナーシップ」に焦点をあてて分析する。第7に、産業革命を経過する中でのイギリス対外貿易の変化を、貿易額、輸出入品目、輸出入市場についてデータを用いて解明する。最後に、イギリス産業革命の他地域や他国への波及と影響について考察し、イギリス産業革命の世界史的意義をグローバルな視点から考察する。 | ||||||||||
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
遠隔授業なので、アップされた講義内容の文章を読み、指示された課題についてレポートを提出する。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
授業で紹介した参考文献を読む。 授業で学んだトピックの重要な点をまとめる。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
成績の評価は、それぞれ指定された期日までに提出する6回のレポートで行う。2回レポートの提出が無い場合には、単位が修得出来ないので注意すること。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
外国経済の歴史について専門知識を習得し、外国経済の成長過程やその要因等について分析のうえ、見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 序論:産業革命とは何か? | 産業革命は、単なる技術革新ではなく、資本主義経済を確立させる社会経済的意義をもっている。 | |
2 | 産業革命の前提条件としての需要の拡大 | 産業革命を展開させる要因は多様な商品に対する需要の増大である。 | |
3 | イギリス農業の発展 | 農業における農法の革新が農産物の供給を増加させ、農産物価格の低下を実現し、実質所得の増大を生じさせた。 | |
4 | イギリス家内工業の発展 | 多様な商品に対する需要は、手工業生産による家内工業に波及するが、手工業の技術的限界が顕在化する。 | |
5 | イギリス綿工業の展開 | 最初に技術革新が生じ機械制生産が出現する綿工業について具体的に考察する。 | |
6 | イギリス製鉄業の発展 | 製鉄業における技術革新を、木炭製鉄法からコークス製鉄法への展開として分析する。 | |
7 | イギリス機械製造業の発展 | 機械制生産の成長にともなって機械?器具を製造する機械製造業が発展する。 | |
8 | 動力源の技術革新 | 機械制生産の基礎となる動力源の革新を、ワットによる蒸気機関の改良に焦点をあてその経済的意義を明らかにする。 | |
9 | 交通手段の改良と改善 | 商品流通の拡大にともなって、有料道路の建設による陸上交通の改良が進み、他方で、運河建設による河川交通の改善も行われた。 | |
10 | 交通手段の技術革新としての鉄道 | 産業革命期の技術革新の集大成として出現する鉄道について、その経済的な意義を関連産業部門への需要波及効果を含めて解明する。 | |
11 | 企業家と事業形態 | 技術革新の担い手となった企業家とその事業活動の特徴について「パートナーシップ」に焦点をあてて考察する。 | |
12 | イギリス貿易の変容 | 産業革命の展開の結果、イギリスの貿易がどのように変化したのかを貿易額、商品構成、貿易市場のデータから分析する。 | |
13 | イギリス産業革命の波及 | イギリス産業革命が他の諸地域?諸国にどのように波及しどのような経済的影響を与えたのかを明らかにする。 | 実施しません |
14 | 世界史の中のイギリス産業革命 | 史上最初に産業革命を展開したイギリスは、世界経済の覇権国となる。この点を考慮しつつイギリス産業革命の世界史的な意義を考察する。 | 実施しません |