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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
ことばと思想1(宗教学概説Ⅱ)/LANGUAGE AND THOUGHT1(INTRODUCTION TO RELIGIOUS STUDIES II) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木5/Thu 5 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
河口 伸 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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河口 伸 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
戦後教育が宗教について意識的に或いは無意識的に避け続けてきた為、現代の日本人は宗教に関して一種の「真空状態」に置かれており、そこから様々な問題が昨今生じている。 そこで本講義は、宗教学の学的体系性よりも、むしろ諸宗教の歴史と現在についての一般的概括的知識を得られるようにすることを重点とする。 更に教職科目であることにも鑑み、宗教教育のあり方についても論じたい。 春学期の続きの後に秋学期は、日本の宗教の歴史と、日本人の宗教的心性の形成にまず触れ、その後に宗教的諸概念についての理解を深め、日本や欧米の先進国において宗教集団が現在持っている意義や問題点を論じた上で、宗教教育の是非?可能性を論じる。 秋学期のみを受講することは、出来るだけ避けてください。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
1.授業資料?課題提示による授業です。 2.授業内容?授業資料?レポートの掲示及びレポートの提出は、全てmanaba を通して行います。 3.レポートの不提出が、14回の授業中3分の1を超えた場合(5回以上)、単位の修得は不可となります。レポートの評価は、A(100%)、B(70%)、C(40%)の3段階で行います。 4.レポートの提出期限は、1週間後の水曜日の23時とします。提出期限後の提出は認められません。唯一認められる場合は、通信障害によるものですが、立証責任は皆さんの側にあります。入院など不測の事態が起きた場合は、出来るだけ提出期限内にウェブメールで連絡をください。何らかの証明を出してもらう場合もあります。 5.授業内容?授業資料?レポートの掲示は、水曜日の23時30分に行います。 6.レポートはA4用紙1枚1ページにまとめ、1行目に名前を必ず書いて下さい。名前を書かないと、印刷の際他の人の物と紛れる危険性があります。出来るだけpdf-fileを使用して下さい。office softが当方にはインストールされていないので、wordは直接開けません。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
テキストの指定された箇所を事前に精読しておいてください。また、毎回出されるレポートを必ず提出期限内に提出して下さい。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
レポートを5回以上提出しなかった人は、単位修得は不可。毎回のレポートをA(10)、B(7)、C((4)の3段階で評価し、14回分のレポート総得点(140点満点)を1.4で割り、100点満点の何点になるかを計算し、それに大学の基準を当てはめます。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
授業内容、授業資料を配布。レポート提出。参考文献も資料として配布。。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
ことばと思想に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イスラム教(続) スンニ派とシーア派 | イスラム世界の歴史とイスラム教の分裂 | |
2 | ヒンドゥ教(1) アーリヤ人とヴェーダの宗教 |
リグ?ヴェーダの神々 | |
3 | ヒンドゥ教(2)バラモン教とウパニシャッド哲学 仏教(1) 釈迦の生涯、 初期仏教の教え |
バラモンの優位とバラモン教の世界観 釈迦の出家と悟り、四諦、八正道 | |
4 | 仏教(2) 分裂と多様な仏教 | 根本分裂と枝末分裂 | |
5 | 仏教(3) 大乗仏教と日本 | 鳩摩羅什と大乗仏教の成立?変化 | |
6 | 儒教(1)中国古来の民間信仰と「儒」 | 中国古代史と中国人の宗教的思想 | |
7 | 儒教(2) その宗教性 | 儀礼と隠れた宗教性 | |
8 | 道教(1) 中国史と道教の成立 | 寇謙之と教団道教の成立 | |
9 | 道教(2) 現代中国と道教 | 共産中国と宗教の関係 | |
10 | 日本の宗教の歴史と現在(1)儒仏道の伝来と神道以前 | 神祇信仰と記紀神話 | |
11 | 日本の宗教の歴史と現在(2)神仏習合と修験道 | 神仏習合の4段階、役行者 | |
12 | 日本の宗教の歴史と現在(3)神仏分離、国家神道、政教分離 | 明治政府の神仏判然令と国家神道への道 | |
13 | 宗教団体の諸問題 伝統的教団と新宗教、カルト教団 | 日本社会の宗教状況、オウム真理教、宗教法人、宗教と日本人 | |
14 | 学校教育と宗教 | 戦前戦後の日本の歴史と教育基本法の成立 |