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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
全学総合講座(環境学2)(環境応用学-環境と社会)/INTERDEPARTMENTAL LECTURES(ENVIRON. STUDIES 2)(APPLIED ENVIRON. STUDIES:THE ENVIRONMENT AND SOCIETY) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火4/Tue 4 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
松枝 秀和 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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松枝 秀和 | 国際環境経済学科/ECONOMICS ON SUSTAINABILITY |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
20世紀中葉以降、地球の温暖化、オゾンホールの拡大、酸性雨、熱帯林の減少、大気や海洋の汚染など、多方面にわたる地球規模での環境破壊が深刻化した。さらに、都市?人口?食糧問題、南北格差の拡大、民族対立の激化など、政治?経済?社会問題も深刻の度を増しつつある。今ほど、自然環境を保全して人類の平和と安寧を促進し、われわれの子孫に負の財産を残さないための叡智の結集と努力が求められている時代はない。「環境共生研究所」は、そのような時代の要請に応えるべく、地域環境問題や地球環境問題の解決に向けて調査?研究を進め、社会や大学教育においてその成果を還元することを目的として設立されている。本講座は、「環境共生研究所」の設立趣旨に沿って提供するものである。 本講座を通じて学生諸君が環境共生社会の基盤となる自然環境と社会のあり方についての基本概念を身につけることを目標とする。 秋学期は「人間社会の環境問題への対応」を中心に講義する。 本講座は、環境共生研究所研究員?経済学部教授松枝秀和がコーディネーターとなり、環境共生研究所研究員ほかが担当するオムニバス型の講座である。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
本講義は遠隔授業形態1「資料?課題提示による授業」で実施する。履修者は毎週PorTaIIにアップする講義資料(パワーポイント資料)と講義解説資料(パワーポイント資料の概要説明)をダウンロードし、学習(自習)を進めることを基本とする。また、毎回の学習後、講義内容をまとめた講義要約(1000字程度)の課題に取り組むこととする。課題は2回に分けてPorTaIIを通じてレポートとして提出を求める。成績は2回のレポートから授業の理解度を評価する。なお、講義内容に対する質問や意見の受け付けは、毎回PorTaIIを通じて開示する。また、ZoomやWebexによるリアルタイム配信が開催される場合はPorTaIIで通知する。履修やレポートに関する詳細は初回の講義資料に掲載する。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
履修者は事前にPorTaIIにアップする講義の資料をダウンロードして一読しておくこと。また、学習の最後に講義要約の課題に取り組み、講義内容の確認と理解を深めておくこと。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
レポート(100%):2回のレポート提出を求める。レポートは毎回の学習後に作成する講義要約の課題を基本とし、授業内容の理解度を評価する。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
環境は、学際的に扱うべきテーマである。この講座を通じて広い視野を獲得することを望む。 テキスト:浜本光紹監修、獨協大学環境共生研究所編、『環境学への誘い』(創成社、2016年)および講師の配布資料 |
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到達目標 /Learning Goal |
身近な難問や関心を学問に結び付け、現代社会に必要な教養を習得する動機づけとし、将来、様々な知的領域を探求できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 講義概要、環境とは | 講義全体の目的と概要及び、学習の進め方について説明する。 | |
2 | 地球温暖化の政策 | IPCCやパリ条約等の温暖化に係る国際的な政治の動向について学び、温暖化に係る国際情勢の知識のもとで温暖化のニュースを批判してみる。 | |
3 | 環境と企業会計 | 企業活動に環境を取り入れるための会計のあり方、企業の環境の取り入れ方の例を学び、企業と環境との関係を考える。 | |
4 | 水災害とリスク管理 | 激甚化する水災害の実態とその対処を学習し、身近の河川における水防災施設などを例として考え、講義内容を深める。 | |
5 | 水素エネルギー社会の将来 | 環境に対してクリーンなエネルギーとして注目されている水素の利用とその有効性を学習し、水素エネルギー社会の将来について考える。 | |
6 | 科学技術と環境 | 科学技術の発展が環境破壊につながる原発事故の例を学習し、科学技術と環境の将来について考える。 | |
7 | 海洋環境と人類社会 | 海洋環境の形成と変動の科学を学び、今後の海と人類社会との関係の在り方を考える。 | |
8 | 歴史を生かしたまちづくり | 歴史を踏まえた街づくりと、英国と日本の例を学び、地元の街の歴史を考え、歴史を踏まえた街づくりの方法を考えてみる。 | |
9 | 環境と法 |
環境に係る国際法とその歴史を学び、環境に係る国際紛争を例をとって原因を考えてみる。 | |
10 | 発展途上国の環境問題 | ハイチなどにおける自然災害と被害を助長する社会の現状について学び、発展途上国の日本の環境問題の類似点と相違点を考えてみる。 | |
11 | 日本の環境現代史 | 公害に始まる日本の環境問題の歴史と現状について学び、過去と現在の公害の差異を考え、これまでの環境対策について理解を深める | |
12 | 建物や地域の省エネ設計 | 獨協大学を例として、建物設計に現れる省エネについて身近な大学の省エネ対策を確認する。 | |
13 | 地球環境と衛星観測 | 地球全体の実態と変化を把握する様々な人工衛星の現状と課題について学び、「ひまわり」以外にはあまり知られていない環境観測衛星の利用について考える。 | |
14 | まとめ | 講義全体の復習。講義の全体を振り返り、環境問題の多面性を認識する。 |