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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
ことばと思想2(日本文学作品研究a)/LANGUAGE AND THOUGHT2(STUDY OF JAPANESE LITERARY WORKS (A)) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水2/Wed 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
平田 彩奈惠 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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平田 彩奈惠 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
『源氏物語』の中で「玉鬘十帖」と呼ばれる巻を取りあげ、玉鬘巻から螢巻までを読み進める。 かつて光源氏が惹かれた夕顔という女性の娘である玉鬘を中心に展開される恋の物語、政治的な駆け引き、その一方で展開される「痴れ者」の物語とさまざまな側面を持つこれらの巻の内容を詳細に読み解いてゆくことを通し、『源氏物語』への理解を深め、他の巻とのつながりについても意識を向ける。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
※教科書が変更になりました。現在掲載されているものが最新版です。 秋学期「日本文学作品研究b」も同じ教科書を使用するので、春?秋学期ともに履修予定の場合は秋学期の教科書購入は不要です。 参考文献2?3は、当初教科書として指定していたものです。 高度な古文の読解力は必要としない。教科書に現代語訳が付されているので、よく読みこんでおくこと。 一方で、授業時には表現のおもしろさについても言及するので、古文にも一通り目を通しておくことが望ましい。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
※この授業では、Google classroomを使用します。各自、Googleのアカウントを取得しておいてください。 事前に指示する教科書の該当部分を読み、内容を理解し疑問点を整理しておくこと。授業後は、もう一度本文を読み返し、注釈部分にも目を通して理解を深めること。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
授業前後のリアクションペーパーの内容、議論への参加内容 50% 学期末レポート 50% 上記を基にAA、A、B、Cの4段階で評価する。 |
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関連科目 /Related Subjects |
日本特殊研究(日本文学作品研究b)は、玉鬘十帖の続きを読んでゆくので、併せて履修することが望ましい。 | ||||||||||
備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
ことばと思想に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民としてふさわしい実践的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンスー『源氏物語』の構成― | 教科書、参考書の紹介と、『源氏物語』の基礎知識について解説する。 | |
2 | 玉鬘巻(1)筑紫からの上京 | 母、夕顔亡き後、筑紫に下っていた玉鬘が上京するまでの物語を読む。 | |
3 | 玉鬘巻(2)光源氏と右近の再会、玉鬘六条院へ | 長谷寺で右近と再会したことを機に、玉鬘が六条院に引き取られるまでを読む。 | |
4 | 玉鬘巻(3)?初音(1) 新春の六条院 | 玉鬘を迎えた六条院と、光源氏をとりまく女性たちの新年の様子を読む。 | |
5 | 初音(2)二条院の女君達 | 二条院に暮らす女君たちの様子を読む。また、ここまでの人間関係を整理し、この後の展開について考える。 | |
6 | 胡蝶(1)春秋競べ | 六条院の春秋競べの物語を読む。また、春と秋を題材にした同時代の和歌を鑑賞する。 | |
7 | 胡蝶(2)求婚者たちと玉鬘 | 玉鬘に想いを寄せる貴公子たちの様子と、恋文を批評する光源氏の言葉を読む。 | |
8 | 胡蝶(3)光源氏の玉鬘への想い | 自分の想いを玉鬘に吐露する光源氏と、困惑する玉鬘の様子を読む。 | |
9 | 螢(1)蛍宮と玉鬘 | 玉鬘に想いを寄せる蛍宮の様子を見て、蛍火の灯の中で玉鬘の姿を見せる光源氏の物語を読む。 | |
10 | 螢(2)あやめの贈答 | 五月五日、玉鬘と歌をやりとりする光源氏たちの様子を読む。 | |
11 | 螢(3)花散里と光源氏 | 夏の町を訪れた光源氏と花散里のやり取りを読む。 | |
12 | 螢(4)光源氏の物語論 | 物語に熱中する玉鬘に対し、光源氏が物語の功罪を説く。 | |
13 | 螢(5)光源氏と内大臣の子たち | 子どもの扱いに苦慮する親たちとしての光源氏?内大臣の様子を読む。 | |
14 | まとめ | 前期に取り上げた話を振り返った上で、後期読み解いてゆきたい問題を考える。 |