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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
歴史と文化1(地域文化)/HISTORY AND CULTURE1(REGIONAL CULTURE) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木1/Thu 1 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
林 英一 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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林 英一 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講座では「地域文化」を学ぶ。方言や雑煮など「地域」による文化に異なりが見られる。「地域文化」には、直接に生活構造で結びついたミクロ的「地域文化」と、類似文化の広がりから捉えられるマクロ的「地域文化」があり、また、他所から見た地域認識も「地域文化」を背景とするもので、必ずしも「地域文化」は担い手だけのものではない。本講座では文化の差異だけではなく、「地名」や「祭り」を中心に「地域文化」のあり方とその変化を捉える。とくに「変化」に関しては過疎地と都市部で旧来から行われてきた祭りの現状をふまえ、その方向性や背景を考える。地方が疲弊し、地方創生が叫ばれている現在、「地域文化」を考えることは重要であろう。 | ||||||||||
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
Zoomによるパワーポイント中心のライブ形式の講義を予定している。参加(招待)URLは、PorTaⅡに授業前日にアップする。そのURLをクリックすれば参加できるようになっている。授業はクラウド上に当日を含め3日間、録画保存しておくので(URLは授業後PorTaⅡにアップする)、通信の不具合などで参加できなかった人は後に見ることができる。パワーポイントを用いた講義形式の授業でありその内容を落とし込んだプリントを配布する。授業ではパワーポイント(プリント)に書かれた内容の説明をプリントに書き込むことで、理解を深めることを期待する。さらには出席票の裏にはその日の授業の質問やコメントを書いてもらい、翌週にレスポンスする。これがこの回の復習となるだけではなく、多角的な視点で地域文化に関わる問題を考えることに繋がる。なお4回以上欠席した場合には、単位を出さないこともある。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
毎回配布したプリントを精読し、授業の準備と復習することで理解を深めること。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
期末試験(100%)は行わない。期末レポートでAA、A、B、Cの4段階の評価を行う。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
民俗学?生活文化の発見 | ||||||||||
備考 /Notes |
テキスト:授業開始前に全回分のプリントをポルタ上にアップするのでダウンロードすること。 参考文献:授業開始前にポルタ上にアップ。 |
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到達目標 /Learning Goal |
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | 本講座の全体の概要について説明する。また授業の進め方、期末レポートについて説明する。 | |
2 | 文化としての「地名」 | 「地名」はその土地の地形的、歴史的背景を背景にしてつけられ、共通理解に基づいて定着したものであり、その意味において文化といえる。地名の成り立ちを知る事で、その地域のあり方を知ることができることをみる。 | |
3 | 「地域文化」とは何か | 「地域」は地縁的領域をもとに成立するが、「地域文化」の捉え方は研究者によって異なりを示す。代表的な研究者による「地域文化」の定義についてみる。 | |
4 | 広義の「地域」文化 | 第3回でみた定義は狭い意味での「地域文化」であるが、もっと広く類似文化の広がりもみられる。広義の「地域」文化である。本回では広義の「地域」文化についてみる。 | |
5 | 結の実際(白川郷の屋根葺き) | 狭義の「地域」文化の形として見られる「結」によって行われる白川郷の屋根葺きについての記録映像を見て、さらに現代の結の形について説明する。 | |
6 | 地域認識と社会概念 | 地名はその地域の社会概念と結びついて認識される。地域認識の問題と、ブランド化した地名の利用による地域活性化の実態についてみる。 | |
7 | 祭りによる地域文化形成 | 地域に根差した、比較的知名度の高い祭りついて、その歴史と現状についてみる。 | |
8 | 祭りと地域認識 | 地域に根差した「祭り」が「地域」とどのように結びつき、また外部から認識されているかについてみる。 | |
9 | 地域文化の重層性 | 1つの「村」において、村祭りが行われるが、それは下位組織が順番に実行主体となって行うことが多い。また下位組織はそれ自体が祭りを行ない、さらに下位の組織が担う形をとる。このような組織のシステムをみる。 | |
10 | 過疎地域における伝統的祭りの方向性 | 人口減少が激しい地方の祭りの現状について、フィールドワークで得た状況をもとに説明する。 | |
11 | 都市部における伝統的祭りの方向性 | 現在は都市化している地域においても、旧来から行われている祭りがある。その祭りがどのようになっているのか、フィールドワークで得た状況をもとに説明する。 | |
12 | フォークロリズム | フォークロリズムはドイツ民俗学会で提唱された、現代の民俗を検証する方法?理論である。フォークロリズム理論にもとづき、現在という時間の中で変化してる祭りや観念についてみることで、「伝統」とは何かを考える | |
13 | 新興の祭りと地域文化 | 旧来の「祭り」とは違い、新しく生まれた祭りがある。それは旧来の祭りとどのように異なり、また現状としてどのようになっているのかについてみることで、「文化」の一側面について考える。 | |
14 | ボーダレス社会と地域文化 | 地縁的な繋がりが弱くなっている現在、地縁性に支えられて行われてきた旧来の祭りの存続は危うくなると考えられるが。ボーダレス化して行われている祭りがみられる。そのような祭りについてみる。 |