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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
歴史と文化1(スペイン?ラテンアメリカの社会文化)/HISTORY AND CULTURE1(SOCIAL CULTURES OF SPAIN AND LATIN AMERICA) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木3/Thu 3 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
井垣 昌 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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井垣 昌 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この授業の目的は、主に南米の数カ国における現代の社会文化についての事例研究に触れながら、現代ラテンアメリカ諸国の歴史および社会文化との関係について理解することにある。 授業は、最初の数回で、歴史および地理に関する基礎的な予備知識として、最初の数回でラテンアメリカの成り立ちを、スペインとの関係および社会文化の形成要素から概観する。次に、現代のラテンアメリカ全体に共通または類似する特徴と、域内における多様性と相違について考察する。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
本授業は学期の前半を講義形式で行ない、後半を履修生による自由テーマによる研究発表で行なう。履修生には、自由研究の提出や発表、講義や発表への質問など、積極的な授業参加を求める。また、知識や概念の理解度を試す小テストや、概念を用いた思考力を試す課題を出す。なお、課題を全て提出しない学生は、成績評価の対象としない。 ※履修生の興味?関心、授業の進捗などに応じて、授業計画等を変更する場合があるが、講義で取り上げる主な国やテーマは、ラテンアメリカの一部に限られる。 ※授業の進め方については、初回の授業で説明するので、ガイダンスには必ず参加すること。また、授業計画は、進捗状況などにより変わる場合がある。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前:[1] 資料の指定箇所を精読し、用語と文の意味を理解してくること。[2] 自由テーマによる研究および発表準備を進めること。※[1][2]とも、疑問?質問?相談したいことが出てきたら、書いて用意してくること。 事後:[1] 授業で言及された用語の意味と用法を、国内の社会変動や文化変容、国外との関係などにおける事例と結び付けて把握すること。[2] これまでの講義内容および自分の自由テーマとどのように関連付けられるのか考察すること。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
期末試験(40%) 研究発表(20%) 提出課題(20%):研究発表に基づくレポート 平常点(20%):小テスト、中間テスト、リアクションペーパーなど |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
特になし。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス、ラテンアメリカの概念と全体像 | ラテンアメリカという概念の誕生および地理的な範囲について概説する。ラテンアメリカとはどのような地域なのか、自分で説明できるようにする。 | |
2 | ラテンアメリカの主な亜地域と諸国家の特徴 | ラテンアメリカの自然地理および人文地理による区分と、構成諸国について概説する。ラテンアメリカは、どのような地域に区分できるのか、自分で説明できるようにする。 | |
3 | ラテンアメリカにおける人種と民族 | ラテンアメリカの社会文化を形成する人たちの歴史的社会的な背景を概説する。人種および民族という概念がラテンアメリカにおいてどのように用いられるのか理解できるようにする。 | |
4 | ラテンアメリカにおける宗教と国家 | ラテンアメリカの社会および文化を形成する要素として、土着と外来の宗教がどのように関係しているのか、国民国家の成立および国民文化の形成との関係から理解できるようにする。 | |
5 | アンデス地域における共同体と祝祭 | アンデス的な共同体の形成および営みについて、祝祭の開催と擬制的親族の構築の事例を考察し、社会文化と宗教との関係から理解できるようにする。 | |
6 | アンデス地域における伝統と民俗舞踊 | アンデス地域の祝祭に不可欠とされる民俗舞踊について、伝統の表象と継承の手段としての物質文化の観点から考察し、アンデス社会の多様な歴史や文化を理解できるようにする。 | |
7 | アンデス地域における嗜好品 | アンデス地域の嗜好品とされるチチャやコカについて、消費の形態および状況を考察し、宗教や祝祭といった社会文化の伝統的な側面を理解できるようにする。 | |
8 | ラプラタ地域における嗜好品 | ラプラタ地域の嗜好品とされるマテについて、消費の形態および状況や、国内産業や国民文化に関わる事例を考察し、社会文化の近代的な側面を理解できるようにする。 | |
9 | ラプラタ地域における異文化接触 | アンデス地域とラプラタ地域にまたがるアルゼンチンにおけるコカの消費状況の事例を考察し、異文化摩擦における、文化実践および近代諸科学の政治的な意味を理解できるようにする。 | |
10 | メソアメリカ地域の社会文化に関する考察 | メソアメリカ地域の社会文化に関する履修生による研究発表を行ない、それに関して他学生と質問やコメントを交わすことで、ラテンアメリカにおける亜地域の1つについて理解を深める。 | |
11 | 環カリブ海地域の社会文化に関する考察 | 環カリブ海地域の社会文化に関する履修生による研究発表を行ない、それに関して他学生と質問やコメントを交わすことで、ラテンアメリカにおける亜地域の1つについて理解を深める。 | |
12 | アマゾン地域の社会文化に関する考察 | アマゾン地域の社会文化に関する履修生による研究発表を行ない、それに関して他学生と質問やコメントを交わすことで、ラテンアメリカにおける亜地域の1つについて理解を深める。 | |
13 | その他の地域の社会文化に関する考察 | その他の地域の社会文化に関する履修生による研究発表を行ない、それに関して他学生と質問やコメントを交わすことで、ラテンアメリカにおける亜地域の1つについて理解を深める。 | |
14 | ラテンアメリカ社会文化のまとめ | 学期全体の授業内容を俯瞰し、研究発表については質問やコメントに答えられなかった点について発表者が補足する機会を設ける。 |