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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ことばと思想1(日本語文法形態論)/LANGUAGE AND THOUGHT1(MORPHOLOGY OF JAPANESE GRAMMAR)
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム?学期
/Term?Semester
2020年度/2020 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
木1/Thu 1
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
浅山 佳郎

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
浅山 佳郎 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的?内容
/Course Objectives
 日本語教育研究科目群を形成する日本語学と言語教育学の主要2分野のうち,前者の日本語学分野の基礎的な科目として,日本語の文法,特に形態論をとりあげる。
 形態論とは語の内部構造を決定する過程である。本授業では,語および形態素の認定にはじまり,融合的な活用と接辞による派生,および自律的な形態素同士の結合である複合をあつかい,さらに動詞,形容詞,名詞についてそれぞれ特有の諸問題をあつかう。
 授業の目的としては,日本語を教育するための基礎たるべき日本語文法についての知識を獲得するとともに,日本語学習者によって発話される日本語を文法的な構造として分析できるようにすることを中心とする。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 授業は,反転式に準ずる方法をとる。履修者には,授業前にMyDOCを通じて課される予習用問題への解答を準備することが要求される。授業内においては,その予習した問題について,クラス内グループで議論を行い,最適な解答を形成する。授業後には,やはりMyDOCを通じて授業で議論した内容に対応するテキストが配布されるので,それを読解すること,およびそれでも不明な点への質問を提出することが要求される。
 基本的に授業方法は,オンライン授業となっても変わらないが,「クラス内グループでの議論」は,Webex Team および同 Meetig または外部の「掲示板」を使用することを予定する。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
 MyDOCで配布される問題への解答を用意し,テキストを読了するとともに,質問を提出すること。全体で毎週3~4時間の学習が予想される。
 なお詳細は,授業計画の各回に記述する。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
担当者によるテキストがMyDOCで配布される。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
日本語の文法
著者
/Author name
高橋太郎
出版社/URL
/Publisher
ひつじ書房
ISBN
/ISBN
9784894762442
その他(任意)
/other
日本語文法論Ⅱの参考文献としても使用できる。
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
新しい日本語学入門第2版
著者
/Author name
庵功雄
出版社/URL
/Publisher
スリーエーネットワーク
ISBN
/ISBN
9784883195893
その他(任意)
/other
日本語文法論Ⅱの参考文献としても使用できる。
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
(1)期末レポート(50%);授業内容に基づいて,日本語学習者の日本語発話の文法特性を具体的に分析するレポートを課す。授業内容に立脚した論理的な分析ができているかという観点から,4段階で評価し,60点満点に換算する。
(2)平常点(30%);グループごとの議論終了後に「解答」の提出を要求する。それを評価し,30点満点に換算する。ただし提出はグループごとに求めるので,毎回全員が提出するものではない。
(3)授業活動の積極性(20%);授業後のテキスト読解の際におけるMyDOCを利用した質問を,授業活動への積極性として評価し,20点を満点として加算する。
関連科目
/Related Subjects
この授業より前に履修していることが望ましい科目
 ことばと思想1(言語学);全カリ科目
 日本研究概論Ⅱ;言語文化学科科目(全カリ科目)
この授業と同時期または後に履修することが推奨される科目
 日本語音声学;言語文化学科科目(全カリ科目)
 日本語文法論Ⅱ;言語文化学科科目
備考
/Notes
 事前事後学習が,相応量に必要となる。そういう意味では「きびしい」授業であるが,日ごろは考えない自分自身の「ことば」を,机上の対象のようにあつかって,クラスの同学たちと議論するという経験は,けっこう「愉快な」ものとなるはずである。多様な学生諸君の積極的な履修を期待する。
到達目標
/Learning Goal
ことばと思想に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 授業開始前:この授業について 授業全体についての説明が提示される。
12回の実施授業の前段階としての「オリエンテーション」に相当する。
公式のシラバス,およびPorTaⅡで配布される「この授業について」および「シラバスの修正」を読んでおくこと。
2 授業開始前:文法とは何か 「文法」とは何かについての概説を講ずる。あわせて文法と言語教育の関係についても考える。12回の実施授業の前段階としての「概説」に相当する。 PorTaⅡで配布される「テキスト(1)文法」を読解しておくこと。
3 単語 日本語の単語の認定について理解するとともに,文を単語に分けることができるようにする。 事前にMyDOCで配布される「単語」に関する問題への解答を準備する。事後に同様にMyDOCで配布される当該章のテキストを読み,質問を提出する。
4 品詞 日本語の品詞について理解するとともに,単語に品詞から分類できるようにする。 事前に「品詞」に関する問題への解答を準備し,事後にテキスト当該章の読解と質問の提出をおこなう。
5 形態素 日本語における形態素について理解するとともに,単語を形態素に分割できるようにする。 事前に「形態素」に関する問題への解答を準備し,事後にテキスト当該章の読解と質問の提出をおこなう。
6 語構成 日本語の「語構成」という概念について理解するとともに,語をその構成から分析できるようにする。 事前に「語構成」に関する問題への解答を準備し,事後にテキスト当該章の読解と質問の提出をおこなう。
7 複合 日本語の動詞および名詞の複合の規則について理解するとともに,文法的に複合語の諸問題を分析できるようにする。 事前に「複合」に関する問題への解答を準備し,事後にテキスト当該章の読解と質問の提出をおこなう。
8 活用 日本語の動詞の活用について理解するとともに,活用の理念の詳細について説明できるようにする。 事前に「活用」に関する問題への解答を準備し,事後にテキスト当該章の読解と質問の提出をおこなう。
9 二次語幹 日本語における動詞の「二次語幹」という概念とその機能について理解するとともに,二次語幹の意味を具体的に分析できるようにする。 事前に「二次語幹」に関する問題への解答を準備し,事後にテキスト当該章の読解と質問の提出をおこなう。
10 テ形からの拡大 日本語の動詞のいわゆるテ形をめぐる諸形式と機能について理解するとともに,述語動詞の文法について分析できるようにする。 事前に「テ形からの拡大」に関する問題への解答を準備し,事後にテキスト当該章の読解と質問の提出をおこなう。
11 自動詞と他動詞 日本語の動詞のいわゆる自他動詞について理解するとともに,自他の対応について説明できるようにする。 事前に「自他動詞」に関する問題への解答を準備し,事後にテキスト当該章の読解と質問の提出をおこなう。
12 VAT 日本語におけるヴォイス,アスペクト,テンスと呼称される文法カテゴリについて理解するとともに,それを具体的に分析できるようにする。 事前に「VAT」システムに関する問題への解答を準備し,事後にテキスト当該章の読解と質問の提出をおこなう。
13 名詞の文法カテゴリ 日本語の名詞をめぐる文法について理解するとともに,名詞に関わる諸問題について文法的に分析できるようにする。 事前に「名詞の文法カテゴリ」に関する問題への解答を準備し,事後にテキスト当該章の章の読解と質問の提出をおこなう。
14 形態論のまとめ 全体について復習するとともに,文法と言語教育との関係について,議論をまとめる。 文法と言語教育との関係について,前回までの授業をうけて,議論をまとめておく。

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