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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
現代社会1(中東諸国民を取り巻く社会環境)/MODERN SOCIETY1(SOCIAL ENVIRONMENT SURROUNDING PEOPLE OF MIDDLE EASTERN COUNTRIES) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火4/Tue 4 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
八木 正典 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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八木 正典 | 経済学科/ECONOMICS |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義は、中東?北アフリカ地域に暮らす人々の社会について学び、グローバル化社会で出会う異文化への理解力を習得することを目的とします。 講義内容は、社会の仕組みと関係する宗教、文化などの基礎的な知識を解説します。とりわけ、中東諸国ではイスラム教徒が多数を占める国が多いことにかんがみ、イスラム教の教義や預言者ムハンマドの生涯、宗派の特徴等に焦点をあてます。また当該地域に住む人々に大きな影響を与えたシオニズムやパレスチナ解放運動、現代アラブ人青年の意識調査結果、クルド人の政治的権利獲得の運動、さらには、現下のコロナウイルス感染拡大に直撃された中東諸国の国内事情から見えてきた現地の人々が置かれた特徴的な社会的環境を浮き彫りにして、中東の人々の行動、思考と社会?宗教との関係について理解を深めます。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
講義は、事前に送付する講義資料をベースに、原則、講義資料?課題配信型で実施します。一部音声で解説し、可能な場合にはテレビ会議方式(Webex)の使用を検討します。最初の10分間は、前回の課題に対して提出されたレポートで示された受講生の見方や意見、理解度などに対してコメントします。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学習:講義資料を、講義日の2日前をめどにPorTaII,またはWEBメールで履修登録者に送付します。事前に熟読(30分程度)、不明な用語の調べ(60分程度)を行ってください。 事後学習:講義資料の最後に記載されている設問、あるいは課題に対して、3日以内(月曜日に講義であれば木曜日まで)に、レポートをA4一枚(1000文字以内)で提出してください。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回課題に対するレポートの提出(50%)(注:3日間の期日に遅延した場合は、35%)、課題に対するレポートの内容(50%)で評価します。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
テキスト:特に指定しません。講義資料を事前に送付します。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
現代社会に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イントロダクション(エジプト人が暮らす社会空間) | 授業全体の説明と講師のエジプト生活?訪問体験を踏まえて、エジプト人がどのような社会空間で暮らしているのかを説明する。 | 事前に講義資料をPorTaIIで送付します。3日以内に課題に対するレポートを提出してください。 |
2 | 中東の基礎知識:宗教と民族と言語について | 中東における宗教、民族、言語の多様性を説明する。アラビア語の導入部分の頭出しをする。 | 同上 |
3 | イスラム教とは: 位置づけ、教義、広がり、基本概念 | 中東諸国で多数派となる場合が多いイスラム教の教義、他の一神教との類似点や違い、広がり等を解説する。 | 同上 |
4 | イスラム教の創始者ムハンマドの生涯 | ムハンマドの職業、家族、神の啓示をうけた状況、メッカ軍との戦い等ムハンマドの生涯を説明する。 | 同上 |
5 | ムハンマドの後継者とスンニー派?シーア派の分離 | ムハンマドの死後4代にわたる正統カリフの時代とシーア派誕生の経緯について説明する。 | 同上 |
6 | イスラム法学: 法根源と法学派 | イスラム法学の基本やスンニー派4学派の違い等を説明する。また、イジュティハード(法解釈)の門が閉ざされているのか否かについてのスンニー派、シーア派の見解の違いについても解説する。 | 同上 |
7 | シーア派:隠れイマームとイスラム法学者の統治 | イランで主に信仰されている12イマーム派の考えと、隠れイマームが復活しない中での法学者の統治について説明する。 | 同上 |
8 | イスラム教徒の行動?生活のあらゆる側面の判断基準となる法学者が発するファトワ(宗教的意見) | イスラム?スンニー派の中心国家エジプトのファトワ庁が担っている役割を解説するとともに、ホメイニ師の「悪魔の詩」作者に対して発したファトワや「火あぶりの刑」の是非等について解説する。 | 同上 |
9 | 現代アラブ青年の意識調査結果 | アラブ地域で3千人以上のアラブ人若者を対象に対面で実施されている域内最大の政治、文化、社会問題等に対する意識調査の結果の概要を解説する。 | 同上 |
10 | シオニズムとパレスチナ解放運動 | 欧州におけるユダヤ人迫害をきっかけにパレスチナの地にユダヤ国家が建設され、その結果故郷を追われたパレスチナ人は、パレスチナ解放運動を開始した。経緯と現状、イスラエル?パレスチナ共存の見通しを解説する。 | 同上 |
11 | 国を持たない世界最大の民族クルド人 | イラク、トルコ、イラン、シリアにまたがりながらも独立国家を否定されているクルド人の状況を説明する。 | 同上 |
12 | コロナ感染拡大から見えてきた中東諸国民が暮らす現地の特徴的な社会環境 | コロナウイルス感染は、中東諸国でも爆発的な広がりをみせた。特に、影響を受けたイラン、トルコ、イスラエル、サウジの人々の現地事情に焦点をあててその特徴を解説する。 | 同上 |
13 | 実施しません | 実施しません | 実施しません |
14 | 実施しません | 実施しません | 実施しません |