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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
歴史と文化1(日本研究概論Ⅱ)/HISTORY AND CULTURE1(INTRODUCTION TO JAPAN STUDIES II)
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム?学期
/Term?Semester
2020年度/2020 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
火2/Tue 2
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
浅山 佳郎

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
浅山 佳郎 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的?内容
/Course Objectives
 日本研究科目群の多種の科目のうちの最初の段階に位置づけられる授業である。
 この先の日本研究科目群において日本文化,日本文学,日本歴史をまなぶ前の段階で,現代日本語および日本的コミュニケーションが,異言語(特に英語)との関係や異文化間コミュニケーションの中で,どのような特性をもつかを考えることが目的である。本授業によって日本語および日本的コミュニケーションを相対化し,その多言語多文化間における位置を把握しておくことができるようになる。また,このあとに履修されるであろう日本文化,日本文学の学習において,その学習内容を意味づける基礎が形成されると考える。
 なお使用する資料は英文であるが,授業活動は日本語で行う。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 事前に,テキストの指定箇所を読了してくることが要求される。また,テキストの当該箇所と関係する「課題」も,事前に配布されるので,これについても解答を考えてくることが要求される。
 授業は,最初にそのテキストまたは資料に対する学生諸君からの質問に対する講師の回答からはじまる。あわせて担当講師から補助的な説明がある。
 つぎに「課題」に対する解答の発表を求める。「課題」は,テキストの内容の妥当性,テキストに提示されている問題と類似する他の例,その問題に対する適切な解釈など,である。
 なお,こうした授業は,オンラインのメディアであるWebex Team または同 Meeting を利用して,共時的に行う予定である。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
 事前にテキストの読解と課題への解答準備が要求される。
 おおよそ毎週3~4時間程度をみつもられたい。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
日本語らしさと英語らしさ
著者
/Author name
John Hinds
出版社
/Publisher
くろしお出版
ISBN
/ISBN
9784874240175
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
The Helpful Stranger
著者
/Author name
John Hinds & Shoichi Iwasaki
出版社/URL
/Publisher
くろしお出版
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
現在は絶版
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
「する」と「なる」の言語学 : 言語と文化のタイポロジーへの試論
著者
/Author name
池上嘉彦
出版社/URL
/Publisher
大修館書店
ISBN
/ISBN
9784469220322
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
思考する言語(上中下)
著者
/Author name
S.ピンカー
出版社/URL
/Publisher
NHK出版
ISBN
/ISBN
9784140911303,9784140911310,978-4140911327
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
(1)期末レポート(50%);授業内容に基づいて,日本語の特性と英語との比較についてレポートの提出を求める。4段階,S(10点),A(9点),B(8点),C(7点)で評価し,60点に換算する。なお未提出は0点とする。
(2)平常点(25%);授業内での「課題」への「解答」を,2段階,Good(10点),Average(7点)で評価し,25点満点に換算して加算する。
(3)授業活動の積極性(25%);授業内でのテキスト内容への「質問」を,25点を満点として加算する。
関連科目
/Related Subjects
この授業以前に履修することが望まれる科目
 とくにない
この授業後に履修することが望まれる科目
 日本研究科目群科目(言語文化学科)
 International and Japanese Studies 科目(全カリ科目)
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 事前:授業の考え方 この授業の基本的な考え方について概説する。公式の授業開始前の事前のガイダンスに相当する。 シラバスを読んでおくこと。
2 事前:テキストの基本姿勢 この授業であつかうテキストについて概説する。公式の授業開始前の事前のイントロダクションに相当する。 テキストの「Introduction」を読解しておくこと。
3 省略 日本語における省略のルールを考える。 テキストの「Ⅰ Ellipsis in conversation」を読解しておくとともに,「課題」への解答の準備をしておくこと。
4 代名詞 日本語と英語の特性比較として,文脈参照の問題を考える。 テキストの「II Referential triggers」を読解しておくとともに,「課題」への解答の準備をしておくこと。
5 状況中心 日本語と英語の特性比較として,言語表現の形式がもつ状況中心か人間中心かという問題を考える。 テキストの「III Situation focus」を読解しておくとともに,「課題」への解答の準備をしておくこと。
6 存在表現か所有表現か 日本語と英語の特性比較として,言語形式としての所有表現形式と存在表現形式の問題を考える。 テキストの「IV Blending existential and possessive expressions」を読解しておくとともに,「課題」への解答の準備をしておくこと。
7 人称の属格表現 日本語の特性として,人称代名詞の属格によるマークが少ないという問題を考える。 テキストの「V Avoiding possession marking」を読解しておくとともに,「課題」への解答の準備をしておくこと。
8 他動詞と自動詞 日本語と英語の特性比較として,他動詞使用と自動詞使用の問題を考える。 テキストの「VI Transitives, intransitives and inchoatives」を読解しておくとともに,「課題」への解答の準備をしておくこと。
9 状態と行為 日本語と英語の特性比較として,疑似分裂文やモダリティ用の準体表現の問題を考える。 テキストの「VII States rather than actions」を読解しておくとともに,「課題」への解答の準備をしておくこと。
10 主語 日本語における主語の省略の問題について考える。 テキストの「VIII Required absence of subjects」を読解しておくとともに,「課題」への解答の準備をしておくこと。
11 責任の問題 日本語と英語における状況中心的表現と人間中心的の差と,そこから引き出される責任の問題を考える。 テキストの「IX Responsibility and situation focus」を読解しておくとともに,「課題」への解答の準備をしておくこと。
12 状況依存と省略 状況依存という特性から,再度省略の問題を考える。 テキストの「X Ellipsis in situation focus」を読解しておくとともに,「課題」への解答の準備をしておくこと。
13 全体のまとめと発表(1) テキスト前半をまとめるとともに,それらの項目を選択した学生に発表を求める。 テキストであつかったさまざまな項目から1つを選択し,それについて発表できるように準備をしておくこと。
14 全体のまとめと発表(2) テキスト後半をまとめるとともに,それらの項目を選択した学生に発表を求める。 テキストであつかったさまざまな項目から1つを選択し,それについて発表できるように準備をしておくこと。

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