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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
歴史と文化1(カリブ海域研究)/HISTORY AND CULTURE1(CARIBBEAN STUDIES) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火2/Tue 2 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
工藤 多香子 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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工藤 多香子 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
カリブ海域といっても、日本から遠く、あまりなじみのない場所かもしれません。しかし、砂糖やタバコ、そしてサルサやレゲエといった音楽を通じてカリブ海域と私たちの社会は密接につながっています。この講義では、なぜ砂糖がこの地域で栽培されるようになったのか、また、どうして多様な音楽がこの地域から生まれるのかを歴史的背景にさかのぼりながら学びます。 E.ウィリアムズ著の古典的歴史書『コロンブスからカストロまで』を教科書とします。本来は全2巻の本ですが第2巻は入手困難なので、第1巻のみを用います。事前に購入してください。講義はおおまかにこの教科書にそう形ですすめ、関連事項について解説します。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
この科目ではmanabaを利用します。講義は毎回MP4ファイルの動画でアップロードしますので、ダウンロードして視聴できるように準備しておいてください。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
初回の講義で、各回の講義に対応する教科書の章を示しますので、毎回対応箇所を読んでおいてください。教科書の対応箇所や講義内容に関する小テストやミニレポートを毎回提出してもらいます。 詳細についてはmanabaでお伝えしますので、講義初回までに読んでおいてください。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回の授業後に提出してもらうミニレポートと学期末の課題レポートの成績を総合して判断します。講義ごとのミニレポート50%、期末レポート50% | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 概論 カリブ海地域とは | カリブ海諸国の地理と教科書『コロンブスからカストロまで』の紹介 | |
2 | コロンブスと「カリブ」の出会い | コロンブスの航海誌から、当時の非対称的な出会いについて考える | 『コロンブスからカストロまでⅠ』1~4章を読みましょう |
3 | ヨーロッパの闘技場としてのカリブ | ヨーロッパ列強の権力闘争の場となったカリブ海地域の歴史を振り返る | 『コロンブスからカストロまでⅠ』5~7章を読みましょう |
4 | 砂糖工場としてのカリブ海地域 | 製糖業がカリブ海地域社会をいかに変容させたかを考察 | 『コロンブスからカストロまでⅠ』8~9章を読みましょう |
5 | 奴隷貿易 | カリブ海地域の経済を支えた奴隷制と奴隷貿易の実態を学ぶ | 『コロンブスからカストロまでⅠ』10~11章を読みましょう |
6 | カリブ海地域社会を支えた奴隷制 | 奴隷制社会を人々はどのように生きたのか、奴隷制がこの地域の社会?文化にどのような影響を与えたのかを考える | 『コロンブスからカストロまでⅠ』12~13章を読みましょう |
7 | ハイチ革命 | 奴隷制社会を転覆させたハイチ革命の意義について学ぶ | 『コロンブスからカストロまでⅠ』14~16章を読みましょう |
8 | 奴隷制廃止と年季契約労働 | 奴隷制廃止以降の移民労働者受け入れで、人種?民族が多様化したたカリブ海地域社会の諸相 |
『コロンブスからカストロまでⅡ』17~19章に対応(入手できた人は読んでください) |
9 | 19世紀の砂糖競争 |
19世紀以降の新たな植民地主義の展開を糖業を主軸に考察する | 『コロンブスからカストロまでⅡ』20~22章に対応(入手できた人は読んでください) |
10 | アメリカ合衆国とカリブ海地域 | 19世紀以降カリブ海地域で拡大したアメリカの覇権の歴史 | コロンブスからカストロまでⅡ』23~25章に対応(入手できた人は読んでください) |
11 | カリブ海域の文化Ⅰ | 植民地支配?糖業?奴隷制から生まれたカリブ海域の文化的特徴を学ぶ(宗教?食文化) | コロンブスからカストロまでⅡ』26~27章に対応(入手できた人は読んでください) |
12 | カリブ海域の文化Ⅱ | 植民地支配?糖業?奴隷制から生まれたカリブ海域の文化的特徴を学ぶ(クレオール文化?音楽) | コロンブスからカストロまでⅡ』26~27章に対応(入手できた人は読んでください) |
13 | キューバ革命 | キューバ革命の歴史的意義とキューバの今について | コロンブスからカストロまでⅡ』28~29章に対応(入手できた人は読んでください) |
14 | カリブ海地域の展望 | これまでの講義を振り返りながらカリブ海地域の現在を考える |