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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
歴史と文化1(日本における死生学)/HISTORY AND CULTURE1(THANATOLOGY IN JAPAN)
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム?学期
/Term?Semester
2020年度/2020 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
火1/Tue 1
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
林 英一

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
林 英一 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的?内容
/Course Objectives
本講座で扱う問題は、決して過去の問題ではなく、現在、そして未来の問題である。現在では葬儀価格の高騰と葬儀の簡略化、一方で、格安葬儀社の社会問題化、そして墓地不足から墓地の変化、また限界集落では墓地管理者不足の問題を抱えている。なんのために葬儀をするのか、墓はなぜあるのか、葬儀や墓の形が多様化してきている現在であるが、いずれ我々が直面する問題であり、「死」を考えることは、現在の「生」の意味にも関わってくる問題であり、そのために、日本人が「死」をどのように捉え、儀礼を行ってきたのか、さらには墓制から死生観、霊魂観?先祖観を見ることで、現在だけではなく、未来をも考える。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
ZoomかWebexによるパワーポイント中心のライブ形式の講義を予定している。参加(招待)URLは、PorTaⅡに授業直前にアップする。そのURLをクリックすれば参加できるようになっているが、初回に関しては、入室に多少の時間を要することがあるので、余裕をもってアクセスすること。授業はクラウド上に録画保存しておくので(URLはその都度PorTaⅡにアップする)、通信の不具合などで参加できなかった人は後に見ることができる。また、パワーポイントに書かれていることを落とし込んだプリントを前もってPorTaⅡを通して配布するが、そのプリントにはパワポに書き込めなかった史料や資料も載せてある。そのため、授業前に必ずプリントアウトしておくこと(12回分一括で配布)。配布プリントを見ながら講義を受けること。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
配布されたプリントを読んでおくこと。講義での話しを書き込み、講義後は内容を整理しておくこと。プリントの最後に示した参考文献に目を通すこと。授業終了後、質問やコメントなどをA4用紙1枚以内に簡潔に書いて、ドキュメントファイルを作成しPorTaⅡにアップすること。ただし、提出期限は講義当日を含め3日以内とし、それで出欠を確認する。その際、ファイル名は「死生学第〇回」とし、学年?所属学部?学科?学籍番号?氏名を必ず書くこと。このファイルを総計で4回以上提出しない場合には、単位を認定しない場合がある。質問に関しては、翌週最初にレスポンスを行う。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
試験は行わない。レポートによって、AA、A、B、Cの4段階で評価する。
関連科目
/Related Subjects
民俗学、地域文化、生活文化の発見
備考
/Notes
テキスト:プリントをPorTaⅡに前もってアップする。レポートの参考として、現在、図書館も使えない状況であることから、幅広く知見を深めることが難しい状況である。配布プリントの最後に、国会デジタルコレクションやCiNii(論文検索)で授業と関連すし、ネット上で読めるものをいくつかピックアップしたので参照してもらいたい。なお、図書館が開いたら、追加の参考図書一覧のプリントを配布する。
到達目標
/Learning Goal
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス/「死」と葬法 宗教や死生観によって葬法は異なる。宗教や死生観の違いが葬法にどのように表れているか説明する。
2 日本の葬法の時代的変遷 縄文時代から近代にかけての日本での葬法の変化について説明する。
3 「死」の確認と直後の儀礼 伝統的社会において、「死」の確認から様々な儀礼が行われていたが、本回では「死」直後に行われていた儀礼や、今では一般的に行われている通夜が比較的新しく成立した儀礼であることを史料から読み解く。
4 葬儀儀礼次第―土葬と火葬― 伝統的社会で中心的に行われていた土葬における葬儀のやり方について、民俗学が蓄積してきた資料だけではなく、江戸時代の史料などを参考にしてみていく。
5 葬儀の意味 伝統的社会で行われてきた葬儀次第から、葬送儀礼がどのような意味の中で行われてきたかをみる。
6 墓地?墓石とは何か―両墓制?無墓制も含む― 墓地が作られた場所「他界観」を捉え、かつて埋め墓と詣り墓が別であった地域、墓を作らない地域が散見する。これらから遺体に対する観念、さらに墓石に彫られた銘の変化から墓の意味から墓の持つ意味の変化について
7 明治政府による火葬禁止とその撤回 明治政府は火葬禁止令を出すが、1年半後にはそれを撤回する。火葬禁止令が出されたことによる変化と、禁止令撤回で、人々の間に生れた火葬への葛藤をみる。
8 近代以降の火葬の受容 火葬が推進される中で、火葬を受容するにいたった理由についてみていく。
9 火葬の受容と死生観 葬儀の前に火葬を行なう地域がかなりの地でみられる。その意味について考える。
10 霊魂観?死生観?先祖を祀ること 今までの儀礼のあり方や変化の形を踏まえた上で、霊魂観?死生観?先祖観をみる。
11 葬送儀礼と誕生儀礼の類似性 「生」と「死」は表裏一帯である。誕生儀礼はあの世からこの世へ、葬送儀礼はその逆であり相関性をみることができる。その相関性について具体的に説明する。
12 現代における葬送儀礼と問題 現代は価値観の変化により、葬儀の形や墓制も大きく変わってきているだけではなく、地方では墓仕舞いが行なわれ都市部では納骨堂が作られている。現在の葬儀や墓の意味を捉え、今後について考える。
13 実施しません なし
14 実施しません なし

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