シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
全学総合講座(大学における教養教育)/INTERDEPARTMENTAL LECTURES(LIBERAL ARTS EDUCATION IN UNIVERSITIES) |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月4/Mon 4 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
野澤 聡 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
野澤 聡 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この講義では、様々な立場で活躍されている方々から、教養や教養教育に関する多様な視点や論点を提供していただくことによって、受講生が大学で教養を学ぶ意義について自分で考えるきっかけを提供することを目的とする 大学の教養教育にはどんな意義があるのだろうか。現在の大学は、地球規模で生じている大きな変化の真っただ中にあり、大学における教養教育に対しても、その意義を問い直す声が高まっている。とくに、専門教育や卒業後の仕事と直接関係ないように見える教養教育に対しては、しばしば不要論も唱えられている。他方、社会がますます複雑化すると同時に、専門分野が著しく細分化されている現在では、狭い意味での専門分野だけを学んでいたのでは不十分であることは明らかである。では、現在にふさわしい教養あるいは教養教育とはどのようなものであろうか。 この講義では、本学や他大学の大学教員や研究者だけでなく、書籍編集者、ジャーナリスト、行政官、ビジネスマンなど、様々な立場で活躍されている方に登壇していただき、教養や教養教育に関する様々な話題を提供していただくことによって、教養や教養教育の問題点と可能性について、受講生とともに考える。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
?第1回の授業では、授業全体の説明、学修の仕方、授業報告への取り組み方、成績評価などについて説明するので、かならず出席すること (こうしたことを体系的に説明するのは第1回のみ) ?登壇者からの講義を主体として授業を進めるが、学生は授業中に考えたことや疑問点などをノートに取ることが求められる ?講義内容を十分に理解するためには、講義への継続的な出席が不可欠である ?授業は静粛に受ける (悪質な場合は退席を命じ、以後の授業への出席を認めないことがある) ?欠席?早退を含め、授業時間に30分以上中座した場合は、原則として欠席と見なす ?公平性と公正性を期すために、出席カードの受け取りと提出は本人が手渡しで行い、他者による代理は認めない ?登壇者の都合により、テーマや順番などを変更することがある (変更内容は、大学のポータルサイト(第1回はPorTa II、第2回以降はMy DOC)に掲示する) |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
?シラバスの内容を十分に把握するとともに、ポータルサイト(第1回はPorTa II、第2回以降はMy DOC)にアップロードされるお知らせや資料に目を通しておく ?授業資料や各自で作成したノートを見直して、理解を深める ?授業内に指定した方法で、授業へのフィードバックをおこなう ?授業内容を元にした授業報告を作成する (授業報告への取り組み方は、第1回の授業で説明する) |
||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
学期末に提出する授業報告(期末レポート)により評価するが、授業内での発言など授業への貢献を30%までの割合で加点評価する。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
|||||||||||
備考 /Notes |
登壇者の都合により、テーマや順番などを変更することがある (変更内容は、大学のポータルサイト(第1回はPorTa II、第2回以降はMy DOC)に掲示する) |
||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
身近な難問や関心を学問に結び付け、現代社会に必要な教養を習得する動機づけとし、将来、様々な知的領域を探求できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | イントロダクション 教養、教養教育とは |
野澤 授業全体の構成や履修する際の注意点、および授業報告への取り組み方を説明するとともに、キーワードである「教養」「教養教育についても説明する。 |
|
2 | 教養主義を再構築する 牧師の視点 | 上田彰(日本基督教団伊東教会牧師) 牧師の視点から、教養主義について講義する。 |
|
3 | 大学における英語学習 BICSからCALPへ | 安間一雄(獨協大学国際教養学部教授) 大学における英語学習の狙いについて、教養の観点から講義する。 |
|
4 | 教養教育の歴史と多様性 | 塚原修一(関西国際大学教育学部客員教授) 教養教育の歴史と多様性について、国際比較の視点で講義する。 |
|
5 | 文系と理系のあいだ | 塚原修一(関西国際大学教育学部客員教授) 文系と理系について、国際比較の視点で講義する。 |
|
6 | 生殖補助医療における問題 | 仙波由加里氏(お茶の水女子大学ジェンダー研究センター) 体外受精や顕微授精など、生殖補助医療の現状における問題について講義する。 |
|
7 | 生殖補助医療の未来 | 仙波由加里氏(お茶の水女子大学ジェンダー研究センター) 急速に進展しつつある生殖補助医療の未来について講義する。 |
|
8 | 教養としての人工知能 | 木下泰宏(民間企業研究所所属) 急速に普及が進みつつある人工知能について、教養の観点から講義する。 |
|
9 | 10年後の仕事について考える | 木下泰宏(民間企業研究所所属) 人工知能が普及する時代の仕事のあり方について講義する。 |
|
10 | 地球儀を俯瞰して考える 世界の中の日本 | 後瀉桂太郎(海上自衛隊幹部学校?戦略情報研究室) 安全保障からみた教養について講義する。 |
|
11 | 教養と読書 | 大隅直人(さいはて社代表) 書籍編集者の視点で、教養と読書について講義する。 |
|
12 | フェイクニュースから身を守る方法 | 烏賀陽弘道(フリーランス報道記者) ジャーナリストの視点で、フェイクニュースについて講義する。 |
|
13 | 緩和ケア がんと共に生きる時代 | 山口重樹(獨協医科大学麻酔科主任教授) 緩和ケア専門医の視点で、死と向き合って生きることの意味について講義する。 |
|
14 | 教養を問う意味 大学で学ぶということ | 宮野公樹(京都大学学際融合教育研究推進センター准教授) 教養の観点から大学で学ぶ意味について講義する。 |