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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
開講科目名 /Course |
全学総合講座(生活の安全と自由)/INTERDEPARTMENTAL LECTURE (PUBLIC SAFETY AND CIVIL RIGHTS IN DAILY LIFE) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金4/Fri 4 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
岡田 順太 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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岡田 順太 | 法律学科/LAW |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
【授業の目的?内容】東京オリンピックの開催を控え、テロなどに備えた警備対策が進んでいるが、それに伴う交通規制や様々な活動規制は不可避である。また、感染症拡大を防ぐ必要性から、商店の営業活動や個人の外出?行動を強力に規制せよとの声が上がったりする。 しかし、そうした「安全」や「秩序」を掲げることで安易に自由?権利が制約されたり、そうした状況を容認する風潮が強まったりしているということはないだろうか。安全を確保しつつ適切な自由?権利の制約を行うためには、どういった視点が必要か、世界各国の事情なども踏まえ、日常生活に関係する様々なテーマについて検討していく。 ゲスト講師としては、警察実務家又は研究者として、憲法学?刑法学?政治学?情報学?刑事政策?地方自治などの多彩な分野に精通した専門家を招聘することとしている。各回、北米を中心に諸外国の状況を踏まえた講義が行われる。詳細は、初回の授業の際に説明する。 授業計画は講師の都合により、順序や内容が変更になることがある。その際は、授業内で告知する。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
【進行(各授業での課題)】 ①講義に代わる資料配布または動画配信をPortaⅡにて行う。 ②講義内容をもとにした課題レポートをPortaⅡにて提出する。 ③レポートに対する講評を文書または動画により行うので、PortaⅡにてその内容を確認する。 【評価方法】 期末レポート45%、各回授業での課題40%、受講態度(積極的発言?授業への寄与)15% 各回授業でのレポートのうち、特筆すべき内容をゲスト講師が取り上げ、回答?講評する。取り上げられたレポートを受講態度分として加点する。 期末レポートは、後日指示する。 【注 意】 資料または動画の掲載期間は授業日から1週間である。 その間に必ずアクセスし、課題を提出すること。 ゲスト講師は専門家であるが、臆することなくレポート上で自分の意見?疑問点をぶつけること。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
【予 習】テーマに関する新聞や雑誌記事などを読み、理解?関心を深めておくこと。また、ゲスト講師の専門分野などのバックグラウンドを知っておくこと。 【復 習】授業内容に関連する資料を探し、多様な観点から提示された問題について検討すること。 可能であれば、テキストの該当箇所(ゲスト講師が執筆した論文)を読み、講義内容の一層の理解を深めること。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
レポート45%、各回授業での課題40%、受講態度(積極的発言?授業への寄与)15% | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
法学を基礎とするが、専門に学んでいない学生にも内容的には理解可能である。法学以外の専門領域を持つ場合は、その観点からの指摘?疑義の提示をするとよい。 | ||||||||||
備考 /Notes |
大学における学びは、授業をきっかけとして自ら学修することが基本である。教室での授業はそのための手段に過ぎないので、在宅での学習により教育効果が落ちるというのは、自ら学修しないことの言い訳となる。 様々な情報技術を駆使して、授業内容を理解し、ゲスト講師の関心を引くような意見?疑問を提示して欲しい。 |
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到達目標 /Learning Goal |
身近な難問や関心を学問に結び付け、現代社会に必要な教養を習得する動機づけとし、将来、様々な知的領域を探求できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 総論(1) | 「警察の政策はどこから来てどこに向かうのか」 河合 潔(元関東管区警察局長) |
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2 | 総論(2) | 「憲法学?刑法学?立法学」 横大道 聡(慶應義塾大学大学院法務研究科教授) |
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3 | 総論(3) | 「犯罪被害者政策の展開と生活安全警察との関連、及び犯罪被害者の権利の憲法上の位置付け」 安田 貴彦(京都大学大学院特任教授?元警察大学校長) |
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4 | 社会風紀の取締りと生活安全(1) |
「暴力団排除と市民生活の安全」 新井 誠(広島大学人間社会科学研究科(法科大学院)教授) |
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5 | 社会風紀の取締りと生活安全(2) |
「アメリカにおけるマリファナ規制と連邦制」 吉川 智志(帝京大学法学部助教) |
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6 | 安全?安心なまちづくり(1) | 「大規模イベント警備と課題」板橋 功(公益財団法人公共政策調査会研究センター長) | |
7 | 安全?安心なまちづくり(2) |
「薬物政策からみる「生活安全」」 丸山 泰弘(立正大学法学部准教授) |
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8 | 情報技術の発展と安全の確保(1) | 「国境を越えるインターネット上の捜査に係る憲法問題」 四方 光(中央大学法学部教授?元警察大学校特別捜査幹部研修所長) |
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9 | 情報技術の発展と安全の確保(2) | 「ドイツにおけるテロ対策としての電子監視」 石塚 壮太郎(北九州市立大学法学部准教授) |
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10 | 生活安全の国際比較(1) | 「カナダにおける大麻法とハーム?リダクション政策」 手塚 崇聡(中京大学国際教養学部准教授) |
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11 | 生活安全の国際比較(2) | 「カナダ移民法における安全確保と経済効率性」 山本 健人(大阪経済法科大学法学部助教) |
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12 | 総 括 | 「日常生活の安全と自由」 岡田 順太(本学法学部教授) |
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13 | (実施せず) | ※通常、初回授業で実施していたガイダンスは別途、映像資料等により行う。 | |
14 | (実施せず) | ※必要に応じて、各回の課題の結果に対する講評、補足説明を行う。その際は、PorTaⅡ上で告知する。 |