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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/09/16 現在/As of 2021/09/16 |
開講科目名 /Course |
テクスト研究(語学?文学?思想) a/TEXT STUDIES (GERMAN LANGUAGE, LITERATURE AND THOUGHT) a |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水2/Wed 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
工藤 達也 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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工藤 達也 | ドイツ語学科/GERMAN |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
フロイトの思想の導入として読みやすいテクストを選び、原文に触れ読解する。テクストは教科書会社の出版したもので、註もついているので自習に向いている。フロイトの原文も喩えがわかりやすいので、思想に詳しくなくても読めるし、ドイツ語が苦手でも面白く読めると思う。目標としては中級ドイツ語B2の到達とするが、基本ていねいに文章を解説するので、少しでも興味があれば履修を歓迎する。 教科書が終わったら、フロイトのテクストを他にコピーし配布する。 ドイツ語学科のドイツ語基礎科目の修了した学生がさらに専門的なドイツ語読解能力を発展させ、さらに思想的内容を持つ知識を読解によって広げる。的確なテクスト理解を通し資料根拠とする能力を養成し、社会の公的立場で自らの独自な意見を述べるに十分となるリテラシー形成を目指する。 ドイツ語学科応用ドイツ語IIをすでに修得し、ドイツ語圏の言語と文学、思想に興味がある学生の哲学思想上の語彙と術語を的確に使えるようになる。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
ドイツ語テクスト読解を日本語訳によって吟味する対面授業を行う。コロナ状況下で教室定員の制限を超過する場合は、隔週ごとに交代で入室制限するなどし、来られない受講者にはオンデマンドでその日の授業の録画を提供するなど工夫する。またアンケートを授業時間中に取り、また質問があればManabaなどで受け付け、回答する。事前に担当者を決め、予習して準備してきた日本語訳を教室で発表させる。期末は最終授業日に課題提示してManabaで提出させる予定。 ※未修クラスで「総合ドイツ語Ⅳ」または「応用ドイツ語Ⅱ」の成績が「B」以下の学生を主な対象とします。 (但し、未修クラスの学生で成績が「A」以上でも履修可) |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
辞書?事典辞典を用い、テクストの内容を予習。授業での発表後に訳文を確認し、期末課題に備える。 事後学習は授業でやった訳出を読み直すこと、また授業で扱われた術語を意味を把握するために書籍やネットで調査する。合わせて一回につき1時間程度すれば事前?事後学習で十分に足る。ただし発表担当者はそれにプラスして、納得するまで十分な時間を用意すること。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
期末課題(80%)、授業中の対話などの参加による平常点(20%)に基づいて評価を行う。特に期末課題の訳出は抽象的な概念用いる際に具体例に適用できる能力があるか、また日本語の訳出によってそれが通じるかどうか(誤字脱字も減点対象)をそれぞれ50%に考えて採点する。期末課題はManabaを用いた課題提出か、可能なら最終授業日に筆記試験形式で行うかいずれかの予定である。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
ドイツ語圏の思想a/b | ||||||||||
備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
専門的なドイツ語テクストを講読し、語学?文学?思想に関する分野について背景知識を含めて総合的に研究し、分析を行い見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 導入 担当者を決める | 授業ガイダンス フロイトの紹介 | なし |
2 | 教科書1から2ページまで訳読と検討 | テクストの解釈と背景の説明:フロイトの思想概略 | テクストの予習(1時間程度)と発表者はその時間以上の発表準備 |
3 | 教科書3から4ページまで訳読と検討 | テクストの解釈と背景の説明:フロイトの思想の概略続き | テクストの予習(1時間程度)と発表者はその時間以上の発表準備 |
4 | 教科書5から6ページまで訳読と検討 | テクストの解釈と背景の説明:フロイトの術語説明「昇華」など | テクストの予習(1時間程度)と発表者はその時間以上の発表準備 |
5 | 教科書7から8ページまで訳読と検討 | テクストの解釈と背景の説明:フロイトの術語説明「合理化」など | テクストの予習(1時間程度)と発表者はその時間以上の発表準備 |
6 | 教科書9から10ページまで訳読と検討 | テクストの解釈と背景の説明:「自我」とナルシズム | テクストの予習(1時間程度)と発表者はその時間以上の発表準備 |
7 | 教科書11から12ページまで訳読と検討 | テクストの解釈と背景の説明:「死の衝動」 | テクストの予習(1時間程度)と発表者はその時間以上の発表準備 |
8 | 教科書12から13ページまで訳読と検討 | テクストの解釈と背景の説明:「超自我」と父 | テクストの予習(1時間程度)と発表者はその時間以上の発表準備 |
9 | 教科書14から15ページまで訳読と検討 | テクストの解釈と背景の説明:文化への不満 | テクストの予習(1時間程度)と発表者はその時間以上の発表準備 |
10 | 教科書16から17ページまで訳読と検討 | テクストの解釈と背景の説明:一神教と父 | テクストの予習(1時間程度)と発表者はその時間以上の発表準備 |
11 | 新しいコピーの配布 訳読とテクスト検討 | テクストの解釈と背景の説明:『トーテムとタブー』父殺しの問題 | テクストの予習(1時間程度)と発表者はその時間以上の発表準備 |
12 | 新しいコピーの配布 前回の検討継続と復習 | テクストの解釈と背景の説明:法と去勢 | テクストの予習(1時間程度)と発表者はその時間以上の発表準備 |
13 | 新しいコピーの配布 テクスト研究の意義と検討 | テクストの解釈と背景の説明:フロイトの現代的意味 | テクストの予習(1時間程度)と発表者はその時間以上の発表準備 |
14 | 総括 | まとめ | なし |