シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/09/15 現在/As of 2021/09/15 |
開講科目名 /Course |
英語専門講読Ⅰ/ADVANCED THEMATIC READING I |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
外国語学部交流文化学科/FOREIGN LANGUAGES TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木4/Thu 4 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
高橋 雄一郎 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
高橋 雄一郎 | 交流文化学科/TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
昨年、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は世界の難民の数が8000万人を超えたと発表しました。(https://www.unhcr.org/refugee-statistics/)難民は遠い国々の出来事のように考える傾向も日本にはありますが、全ての人々の安全と権利を守るため、私たちみんなが取り組むべきイシューです。このクラスでは、難民たちが、世界でどのような状況におかれているかについて勉強し、難民支援の方法を探ります。 中国反体制派のアーティスト、アイ?ウェイウェイが世界の難民キャンプなどを訪ねて作成したドキュメンタリー映画『人間の還流(The Human Flow, 2017)』を教材に用います。映画制作にあたって実施されたインタヴューなどが、昨年Princeton UPから出版されたので、そちらの抜粋も教材とします。 また、Netflixで公開されている『不法移民として生きる(Living Undocumented)』も教材とします。米国の非正規滞在者を追った2019年制作のドキュメンタリー、6回シリーズです。日本語字幕/英語字幕/字幕なしと設定を変えられるので、リスニングのレヴェルに合わせて勉強しましょう。 購入していただく教科書はありませんが、上記の映像資料に関連した英文の新聞?雑誌記事をファイルで配布し、テクストとします。 評価では、レポートのほかに、毎週の授業について、何を調べ、何を考えたかを記録したポートフォリオの提出が大切になります。作成方法については授業中に説明します。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業はディスカッション形式なので、積極的な参加が必須です。今年は獨協大学図書館に所蔵されている映画を鑑賞、内容について発表してもらい、クラスで議論するコーナーも設ける予定です。また、学外のシンポジウムやワークショップへの参加も推奨されます。 対面授業とするか、「資料?課題配信型」?「オンデマンド配信型」の組み合わせとするか、あるいは両者を併用していくか、学生?教員の感染防止をプライオリティーに考え。皆さんの意見も聞きながら決めていきたいと考えています。授業形態の変化によって、授業内容も変更が生じる可能性もあります。初回授業については、予習課題も含め、manabaの掲示に注意してください。 なお、初回(4月15日)授業に必要な予習などは、manabaに掲載します。 |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
テクストは必ず精読して予習し、背景となる歴史や社会状況についても調べ、問題点や質問事項を整理して授業に臨んでください。授業後は必ず自分の意見をフィードバックし、ポートフォリオ作成の準備をしてください。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
ポートフォリオの提出(70%)、授業の予習(20%)、フェイスブックを通じて毎週提出するフィードバック(10%) | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
トランスナショナル文化特殊講義(移民?難民と日本社会)、秋学期火曜日4限 | ||||||||||
備考 /Notes |
|||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
分野の専門性をもった英文マテリアル(資料)を講読、読解できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | イントロダクション/2015年ヨーロッパ難民危機 | The Irish Times の映画評 | |
2 | トルコからギリシア、ヨーロッパへ(東地中海難民ルート) | ゴムボートでレスボス島に渡る難民 | |
3 | 内戦から逃れるシリア難民 | ダマスカス郊外Jobarを脱出する難民 | |
4 | ロヒンギャ | 2017年、ミャンマーによる民族浄化によりバングラデシュに逃れた100万人のロヒンギャ難民 | |
5 | ギリシア、イドメニ | 2016年、EUのバルカンルート封鎖により取り残された難民 | |
6 | 8万人を収容するザータリ難民キャンプ、ヨルダン | 難民をもっとも多く受け入れる紛争周辺国/難民キャンプ内?外での生活 | |
7 | イタリア、ランペドゥーサ島(サハラ以南アフリカ⇒リビア⇒中央地中海難民ルート) | 2013年の海難事故、ローマ教皇の訪問、イタリア映画『海は燃えている』『海と大陸』 | |
8 | トルコ東部、クルディスタン | トルコで迫害を受ける少数民族、クルド人 | |
9 | イズミル、トルコ | 350万人のシリア難民を抱えるトルコの状況 | |
10 | マヌス島、パプアニューギニア | 「オフショア」と呼ばれ、ボートで入国を試みる難民の受入れを拒否するオーストラリア | |
11 | 済州島、韓国 | 2018年、500人のイエメン難民が到着して慌てた韓国 | |
12 | 0.02%? | 難民の受入れを拒否する日本 | |
13 | 収容?退去強制 | 日本の収容所、国外退去の実態を告発する | |
14 | まとめ | 難民問題を考えるディスカッション |