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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/09/15 現在/As of 2021/09/15 |
開講科目名 /Course |
国際開発論/INTERNATIONAL DEVELOPMENT |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部交流文化学科/FOREIGN LANGUAGES TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月3/Mon 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
竹田 いさみ |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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竹田 いさみ | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
発展途上国は、経済?社会の発展を目的に、開発政策を立案します。開発政策の有力な分野は、ツーリズム産業の振興による外貨獲得です。具体的には、国策としてのエアラインの起業、国際エアポートの建設、クルーズ船の寄港整備、海外旅行客が宿泊するホテル建設、ツーリズム産業を持続可能にするための経済インフラの整備などがあります。 一例をあげますと、マレーシアから分離独立したシンガポールでは、建国後にリー?クアンユー政権が国策会社テマセクを設立し、シンガポール航空の起業、チャンギ国際空港の建設、ラッフルズ?ホテルの経営などを手がけました。小国シンガポールが生き延び、そして豊かな国家として成長し続けるために、国家主導で開発政策を導入しました。途上国から先進国へ進化したのが、シンガポールです。 シンガポールをはじめ、多くの発展途上国は、世界銀行やアジア開発銀行など、国際金融機関から資金を調達し、開発政策を実施してきました。国際開発の重要な分野が、ツーリズム産業です。 100年前の近代日本(明治?大正期)は、欧米先進国から見れば発展途上国でした。外貨獲得のために日本政府はツーリズム産業の振興を開発政策の柱として位置づけ、貨客船を建造して海外航路の開設、国際水準のホテル建設、観光資源の開発に取り組みました。欧米の金融機関から資金を調達しました。まさに国際開発です。 国際開発の現場は多様です。ツーリズム産業としてクルーズ船の運航は重要ですが、インド洋西部でソマリア系海賊による船舶のハイジャック事件が起きたことで、海賊対策が国際開発問題の重要な案件になりました。この場合、破綻国家ソマリアから多数の海賊が発生し、船舶を襲撃した事件を阻止するため、ソマリアの国家再建が重要なテーマとして浮上しました。国際的な枠組みを作って、ソマリアを再建することが、国際開発の新たなテーマになりました。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
映像やパワーポイント資料を活用し、テキストを使用しながら授業を進めます。 授業をオンラインに切り替える事態が発生した際には、シラバスの内容を変更します。使用するテキストは同じです。 基本的に対面授業を実施します。授業をオンラインに切り替える事態が発生した際には、シラバスの内容を変更しますが、使用するテキストは同じです。 感染症対策の観点から、対面授業の時間を短縮し、開始時間を14:15とします。終了時間に変更はありません。感染状況が緩和されれば、授業時間を拡大させていきます。その際は授業内、およびポルタで事前に告知を行います。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
主な評価方法は、3回のレポート提出です。授業の進捗状況に応じて、レポート回数と提出時期を変更する可能性があります。もともとテストを実施する予定でしたが、新型コロナ感染症のため中止します。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
国際開発に関して専門知識を習得し、開発途上国が直面する課題とその解決方法などについて分析を行い、見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 開発政策としてのツーリズム産業 | オリエンテーション、国際開発の対象、ツーリズム産業 | |
2 | 同上 | 開発政策の事例<シンガポール>エアラインの起業、エアポートの整備、ホテルの経営 | |
3 | 同上 | 開発政策の事例<シンガポール>同上、国策会社テマセクの役割 | |
4 | 同上 | 開発政策の事例<アジア諸国>エアラインの起業、エアポートの整備 | |
5 | 同上 | 開発政策の事例<中東諸国>エアラインの起業、エアポートの整備 | |
6 | 同上 | 先進国との比較 | <レポート>開発政策としてのツーリズム産業について質問?コメントをポルタに提出。(600字以上)締め切りは11月1日(月)23:50 |
7 | 同上 | 受講生からポルタに提出された質問?コメントへの回答?コメント | |
8 | 同上 | 開発政策の歴史研究<近代日本>ツーリズム政策 | |
9 | 同上 | 開発政策の歴史研究<近代日本>ツーリズム政策 | |
10 | 国際開発の新たなテーマ(破綻国家の再建?国際的な開発支援) | クルーズ船を脅かす海賊問題の発生 | <レポート提出>授業で使用するテキストの第1章と第2章を予習し、質問?コメントをポルタに提出。(600字以上) 締め切りは11月29日(月)23:50 |
11 | 同上 | クルーズ船を脅かす海賊問題への対応(民間?政府) | |
12 | 同上 | 海賊問題への国際的な取り組み(国連?イギリス主導の枠組み) | |
13 | 同上 | 海賊を生み出す破綻国家への国際的な支援(国際開発) | <レポート提出>授業で使用するテキストの第3章を予習し、質問?コメントをポルタに提出。(600字以上) 締め切りは12月20日(月)23:50 |
14 | 国際開発の多様な研究テーマ、研究の現場 | 総括 |