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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/08/23 現在/As of 2021/08/23 |
開講科目名 /Course |
国際環境法a(経済学部用)/INTERNATIONAL ENVIRONMENTAL LAW(A) |
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開講所属 /Course Offered by |
経済学部国際環境経済学科/ECONOMICS ECONOMICS ON SUSTAINABILITY |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木2/Thu 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
一之瀬 高博 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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一之瀬 高博 | 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
地球環境問題への取り組みとその法整備は、今日の国際社会の急務となっている。この講義では、国際的な環境問題および地球規模の環境問題に対処するための国際的な法のしくみの概要を理解する。 とりわけ春学期においては、主に総論にあたる部分として、国際環境問題の性質?歴史、問題の類型、国家や個人等の紛争当事者の地位、問題解決の基本的手法、国際環境法における諸原則や法規範の構造などを理解するとともに、国際環境紛争の裁判例を分析し考察する。 この講義は、以上の内容を通じて、法学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成?実施方針(CP)の示す、多様な現代社会を対象とした法学の専門的知識、リーガル?マインドおよびグローバルな思考力を身につけることに資することを目的とする。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
この講義は原則、対面授業で行う。授業連絡等にはmanabaを用いる。 授業は講義形式で行うが、可能な範囲で双方向的授業の要素も盛り込むので、受講生には必要に応じて口頭または文書による意見を求める。 授業の理解を促進するためにレジュメ等を配布することがあるが、レジュメ自体は授業の一部分にすぎないので、教員の講義をよく聞き、理解した内容を的確にノートに記載することが必要である。 【履修上の注意事項】本講義は、元来、法学部専門科目として3年生以上に開講される科目である。国際教養学部では、「グローバル社会特殊研究(地球環境と法a)」として2年生以上に開講されるが、2年生が受講を希望する場合は、履修が容易ではないので、開講時に教員に相談すること。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
指示された文献?資料等の指定された箇所を、事前に読んでから講義に臨むこと。授業後は、ノートや配布資料の内容を確認し、必要に応じて参考文献等にあたり、授業の理解を深めること。また、授業中の指示に従い復習や課題作業を行うこと。事前学修に1時間、事後学修に2時間程度を目安とする。 なお、講義に関連する社会事象が現実に生起することが時々あり、それを取り上げることがあるので、日ごろからニュース?新聞等を通じて関連情報に接しておくこと。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
学期末試験による評価(70%)。試験は論述式を基本とし、設問の内容に従って、①出題された対象の背景と現状といった事実関係、②関係する現行法制度の内容、③法解釈のあるいは法政策の観点からの論点の考察などが的確にまとめられ、かつ、その中に講義で取り上げた概念や諸事項が正確に記述されていることが重要である。(なお、感染再拡大等により、授業が全面遠隔に変更され学期末試験が実施できない場合は、遠隔試験または課題レポートでで評価する。) 授業に応じて適宜行う課題レポート?小テスト等も評価の対象にする(30%)。詳細については授業中に説明する。 |
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関連科目 /Related Subjects |
「国際法」の履修は、本講義の理解に有益である。国際環境法の実施には、各国の国内法が関係してくるので、「環境法」も履修することが望ましい。 |
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備考 /Notes |
テキスト、参考文献等については、授業中に適宜、紹介する。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
国際環境法の意義および機能に関する基本的知識のうえに、国際環境法に関する重要な判例、学説を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 環境問題と国際社会 | 国際?地球環境問題の法的紛争類型について理解する。 | |
2 | 越境環境損害をめぐる紛争 | 領域管理責任の生成について理解する。 | |
3 | 国際環境法の生成 | ストックホルム宣言原則21の概要および未然防止原則について理解する。 | |
4 | 無過失責任 | 油濁民事責任条約?油濁補償基金条約の概要について理解する。 | |
5 | 予防原則 | 予防原則の概要を未然防止原則の相違を含めて理解する。 | |
6 | 国際公域の環境保全 | 被害者不存在の環境紛争と環境責任論の進展について理解する。 | |
7 | 国際環境保全規範の構造 | 地球環境保全における国家管轄権の特徴について理解する。 | |
8 | 実体的規則と手続的規則 | 裁判例および条約をもとに両者の関係を考察する。 | |
9 | 事前防止の手続的規則―通報?協議 | 事前防止に関する通報協議義務の概要について理解する。 | |
10 | 事前防止の手続的規則―環境影響評価 | 事前防止に関する環境影響評価義務の概要について理解する。 | |
11 | 国際環境規範の動態的進展 | 締約国会議の決定等を通じての規範の進展について理解する。 | |
12 | 環境と人権 | 人権条約と国際環境法の関係について理解する。 | |
13 | 環境と貿易 | GATT/WTOと国際環境法の関係について理解する。 | |
14 | 環境と武力紛争 | 軍事的な環境改変技術および戦闘手段の規制について理解する。 |