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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/08/23 現在/As of 2021/08/23 |
開講科目名 /Course |
刑法入門(秋)/INTRODUCTION TO CRIMINAL LAW |
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開講所属 /Course Offered by |
法学部/LAW |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月3/Mon 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
徳永 光 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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徳永 光 | 総合政策学科/POLICY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この授業は、「刑事法」に関連する専門科目を受講する前の学生を対象に、刑事法の基本理念?思考過程などを理解し、一定の基礎知識をつけてもらうための導入科目です。科目のタイトルは、「刑法入門」ですが、「刑事法」全般を扱います。刑事法とは、犯罪と刑罰に関する法律を指し、刑法(主に、ある行為が(特定の)犯罪にあたるかどうかを解釈する分野)、刑事訴訟法(主に、捜査や裁判手続きの在り方を考える分野)、刑事政策(犯罪の原因や対策、犯罪者の処遇や社会復帰のための支援、少年法などを扱う分野)に分かれます。この授業では、刑事法の全体像を把握することにより、受講者の皆さんが、より円滑に後の専門科目の学習に取り組めるようになることを目的とします。 | ||||||||||
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
基本的には、講義形式で進めますが、具体的な検討課題について、受講者同士で議論する機会を設けます。授業は、レジュメを配布し、パワーポイント資料を使って進めます。 資料の配布や課題の提出等はすべてmanabaを通じて行います。 【履修上の注意】六法は必携です。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学習として、あらかじめ示される課題に目を通し、テキスト該当箇所を読んで検討しておいてください。 授業後は、ほぼ毎回、理解度を確認するための小テストを行うか、簡単な事例問題について論述式の答案を作成してもらいます。課題の一部は、授業中に示します。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
学期中の小テスト?答案作成(60%)、期末試験(40%)により評価します。期末試験はmanabaを通して行う予定です。 小テストは、基本原則や制度に関する基礎知識について出題します。また、答案作成では、法的な議論の仕方が理解されているか、日本語の書き方が適切かなども評価します、期末試験は、学期中の小テストや事例問題の内容を多少改変して出題し、学習の定着度を評価します。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
刑法および刑事法領域の入門的知識を習得し、これらについての基礎解釈ができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 刑事法とは何か | 刑事法とその他の分野の違い、刑事法の諸領域について理解する。刑事法の役割、適正手続きの保障、罪刑法定主義の意義について説明できるようにする。 | |
2 | 日本の犯罪の動向 | 統計をみて、日本の犯罪認知件数等の動向?推移を理解する。また、認知件数の増減に影響する諸要因について説明できるようにする。 | |
3 | 刑事手続きの流れ | 捜査、裁判、矯正、保護を経て社会復帰に至るまでの流れと関係機関について、大まかに説明できるようにする。 | |
4 | 冤罪原因と予防、救済 | 過去の冤罪事例を基に、冤罪原因と予防策について意見を述べられるようにする。再審制度の概要を理解する。 | |
5 | 死刑制度 | 死刑制度の存廃に関する論拠を理解し、意見を述べられるようにする。 | |
6 | 刑法総論概説(1)罪刑法定主義 | 犯罪の成否を判断する際の思考過程について理解する。罪刑法定主義の内容について説明できるようにする。 | |
7 | 刑法総論概説(2)構成要件 | 構成要件という概念とその内容を理解する。 | |
8 | 刑法総論概説(3)違法性 | 違法とは何かをめぐる議論の概要を理解する。被害者の同意が違法性に与える影響を考え、具体的事例について意見を述べられるようにする。 | |
9 | 刑法総論概説(4)故意?過失 | 責任主義を理解し、故意犯と過失犯の違いについて説明できるようにする。 | |
10 | 刑法総論概説(5)責任能力 | 責任主義を理解し、責任能力の意義について説明できるようにする。鑑定の手続きや医療観察制度について理解する。 | |
11 | 刑法各論概説 | 犯罪類型を概観する。保護法益に関する見解の違いが条文の解釈に影響することを理解する。 | |
12 | 性的自己決定と刑事法 | 性犯罪をめぐる近年の議論と法改正の概要について検討する。刑事裁判の基本原則を理解する。 | |
13 | 家族関係と刑事法 | 児童虐待、DVなど家族間における犯罪への刑事法的対応について検討し、その他の予防支援策について概観する。 | |
14 | デジタル社会と刑事法 | デジタル社会においてどのような問題が生じているかを検討する。新たな捜査手法に伴う問題点について説明できるようにする。 |