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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/08/23 現在/As of 2021/08/23 |
開講科目名 /Course |
民法Ⅱ(債権各論)/CIVIL LAW II (CONTRACT) |
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開講所属 /Course Offered by |
法学部/LAW |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金2/Fri 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
小野 秀誠 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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小野 秀誠 | 法律学科/LAW |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
民法第3 編の債権のうち、第 2章以下の各論部分を対象として学習します (第 1章の債権総論を除いた部分) 。講学上、債権各論といいます。おもな内容は、契約と不法行為です。契約は、具体的に13種類が規定されていますが、非典型の契約もあり、かなり大部になります。不法行為は、交通事故など日常的に生じる問題です。債権各論は、具体的な法律関係を扱うことから、民法の中では一番とっつきやすい部分ですが、反面、対象が多種?大量であることから、受講生には勤勉さが求められます。 民法の財産法の体系は密接に関連しているので、民法総則、物権、債権総論の講義もあわせて履修してください。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
講義形式が基本となりますが、できるだけ双方向的な授業とするために、「受講生に質問を発し、回答を求める」という、いわゆるソクラティック?メソッドが加味されます。受講生は、課題を予想し、回答するだけの準備をする必要があります。 授業は、条文を中心に学ぶことになりますが、適宜、テキストや参考文献が参照されます。受講生は、教員による説明まで的確に理解することが必要です。 新型コロナ(Covid-19)の流行の状況にもよりますが、遠隔授業の予定です。授業の連絡や資料の配布には、マナバを使用するので、受講生は、毎回、必ず確認してください。具体的な方法は、あらためて公表します。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
シラバスに従い該当部分の予習、復習が必要です。受講生は、あらかじめテキストの該当項目を精読することが求められます (予習に1時間、復習に2時間を目安とします)。授業では、確認の趣旨で毎回、質問が出されます。また、授業終了後、毎回、マナバ上に課題を出し、回答してもらいます(自動採点方式)。受講生は、結果をみて、再度ノートやテキストを精読します。また、日常、新聞やニュースに注意して、民法関連の動向を把握することが必要です。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
定期試験に代わるレポート8割、毎回の小テストと課題の処理等2割を目安とします。レポートは、記述式で、評価のポイントは、授業内容に基づき、論点を的確にとらえ、内容を習得していることです。具体的には、コア?カリキュラム(電子配布)に従い説明できるようになることが必要です。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
民法の財産法の体系は密接に関連しているので、民法総則、物権、債権総論の講義もあわせて履修してください。民法I, III ,IVです。 | ||||||||||
備考 /Notes |
実定法の講義の性質上、必ず六法を参照してください。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
契約法及び不法行為法の基本事項、および、重要な判例や学説を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | 債権各論の授業の対象と概要、進め方を把握する。 | 民法の目次を読んでおき、事後も知識を確認する。 |
2 | 序説、契約の意義、契約総論 | 現代社会における契約の意義など、契約の総論的な位置づけを理解する。 | 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。 |
3 | 契約の成立、信義則、契約締結上の過失、意思実現 | 契約の成立(521条から532条)、契約類似の法律関係などを理解する。定型約款(548条の2から548条の4)も理解する。 | 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。 |
4 | 契約の効力、同時履行の抗弁権 | 契約の効力のうち、同時履行の抗弁権(533条)を理解する。 | 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。 |
5 | 危険負担、第三者のための契約 | 契約の効力のうち、危険負担、第三者のための契約(534条から539条)を理解する。 | 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。 |
6 | 契約解除 | 契約の解除(540条から548条)を理解する。 | 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。 |
7 | 売買総論、交換、贈与 | 売買契約を中心に、交換型の契約(549条から586条)を理解する。 | 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。 |
8 | 担保責任、特殊な売買 | 売買契約を中心に、売主の義務?担保責任(560条から572条)を理解する。 | 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。 |
9 | 消費貸借、使用貸借、賃貸借 | 消費貸借、使用貸借、賃貸借など、貸借型の契約(587条から622条の2)を理解する。 | 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。 |
10 | 事務管理、不当利得 | 法定の債権関係。のうち、事務管理、不当利得(697条から708条)を理解する | 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。 |
11 | 不法行為の原理、過失責任主義、不法行為の要件 | 不法行為の原理である過失責任主義を理解する(709条)。 | 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。 |
12 | 不法行為の要件、過失、違法性、責任能力 | 不法行為の要件である過失、違法性を理解する(709条から714条、720条、721条)。 | 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。 |
13 | 特殊な不法行為 (使用者、工作物、動物占有者) | 特殊な不法行為(715条から719条)を理解する。 | 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。 |
14 | 不法行為の効果、損害賠償の範囲、方法 | 不法行為の効果を理解する (722条から724条の2)。 | 民法の条文とテキストの該当部分を読んでおき、事後も知識を確認する。 |