シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/08/23 現在/As of 2021/08/23 |
開講科目名 /Course |
法律学特講(債権総論a)/LEGAL SCIENCE, SPECIAL LECTURE |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
法学部法律学科/LAW LAW |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火2/Tue 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
納屋 雅城 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
納屋 雅城 | 法律学科/LAW |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
民法の「第三編 債権」の「第一章 総則」は学問上「債権総論」と呼ばれています。債権総論の基礎的な知識については民法Ⅲ(担保物権?債権総論)の授業で学ぶのですが、この授業は、民法Ⅲの授業では触れられない債権総論に関する更なる専門的知識を修得し、債権総論の基本かつ重要な項目を正確に解釈することを目的としています。そしてこの学修をとおして、法学部の教育課程の編成?実施方針(CP)や学位授与方針(DP)で掲げられている、法学の専門的知識および法的なものの考え方(リーガル?マインド)を身に付けることを目指します。 具体的な内容としては、「第一章 総則」の中から「第一節 債権の目的」(民法399条~411条)、「第二節 債権の効力」の前半部分(民法412条~422条の2)、そして「第六節 債権の消滅」(民法473条~520条)について、関連する条文、判例、学説を学びます。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
教科書およびmanabaで配布する教材を用いて、講義形式で授業を進めていきます。講義に出席する際は、最新版の六法を必ず持参してください。対面授業で実施しますが、2024欧洲杯投注官网_沙巴博彩公司-官网平台の感染拡大状況によっては遠隔授業に移行する場合もあります。 授業に関する質問はmanabaでも受け付ける予定です。またmanabaにこの授業の掲示板を作る予定です。授業で取り上げた問題について皆さん同士で議論する等、積極的に活用してください。 授業に関する連絡は主にmanabaを通じて行いますので、manabaの掲示内容(特にコースニュース)をこまめにチェックしてください。 なお、上で記した授業内容との関係上、民法Ⅲの授業の単位を取得してからこの授業の履修登録をしてください。 |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
授業前は、教科書の指定された範囲を一読しておいてください(教科書の範囲は、1つ前の回の授業時に指示します)。授業後は、教科書と配布教材を精読してください。時間は、事前学修?事後学修それぞれで1時間半~2時間程度を目安としてください。なお、事前?事後学修の際には、関連条文は六法等で必ず確認をしてください。またこの事前?事後学修に際しても、上の「授業の形式?方法と履修上の注意」で書いたmanabaの掲示板等を利用できます。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
確認テストの合計点100%。毎回の授業後に、manabaの小テスト機能を使って確認テストを実施します。各回の授業中に取り上げた基本かつ重要な法律知識を問う問題を数問ずつ出題していく予定です(正解や問題についてのコメント等は、テスト終了後にmanaba上で確認することができます)。合格点を取るためには、教科書と各回の配布教材を精読して、授業内で説明された各制度の要件や効果等を正確に理解していることが必要とされます。しっかりと準備をしたうえでテストに臨んでください。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
この授業では民法(中でも特に財産法と呼ばれる部分)を取り扱いますので、民法入門、民法Ⅰ、そして民法Ⅱを履修済みであることが望ましいです。なお民法Ⅲについては、上の「授業の形式?方法と履修上の注意」に書いたとおりですので、注意してください。 | ||||||||||
備考 /Notes |
なし。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
従来の開設科目では触れてこなかった法律分野について、基本かつ重要な項目を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | 債権総論とは | 授業の概要や進め方等について把握するとともに、「債権総論」とは何なのかを理解する。 | |
2 | 債権の目的 | 特定物債権と種類債権、金銭債権、選択債権について理解する。 | |
3 | 債権の一般的効力 | 債権の一般的な効力に関する諸問題(自然債務、第三者による債権侵害等)について理解する。 | |
4 | 履行の強制 | 履行の強制(直接強制、代替執行、間接強制)について理解する。 | |
5 | 債務不履行①(履行遅滞、履行不能) | 債務不履行の基礎的事項、履行遅滞と履行不能について理解する。 | |
6 | 債務不履行②(不完全履行) | 不完全履行と、債務不履行の現代的課題(安全配慮義務違反、契約締結上の過失)について理解する。 | |
7 | 損害賠償①(損害賠償の共通原則) | 債務不履行の効果としての損害賠償の共通原則について理解する。 | |
8 | 損害賠償②(債務不履行の類型と損害賠償)、受領遅滞 | 債務不履行の類型毎の損害賠償に関する諸問題と、受領遅滞について理解する。 | |
9 | 弁済①(弁済の意義、弁済の提供) | 弁済の意義と弁済の提供について理解する。 | |
10 | 弁済②(弁済による代位) | 第三者による弁済と弁済による代位について理解する。 | |
11 | 弁済③(弁済の受領権、弁済の充当、代物弁済) | 弁済の受領権、弁済の充当、代物弁済について理解する。 | |
12 | 相殺①(相殺の意義、要件) | 相殺の意義と要件について理解する。 | |
13 | 相殺②(相殺の方法、効果) | 差押えと相殺、相殺の方法と効果について理解する。 | |
14 | 供託、更改、免除、混同 | 債権の消滅原因としての供託、更改、免除、混同について理解する。 |