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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/08/23 現在/As of 2021/08/23 |
開講科目名 /Course |
地域研究特講(ラテンアメリカ経済と法)/REGIONAL STUDY,SPECIAL LECTURE |
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開講所属 /Course Offered by |
法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金2/Fri 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
A.松本/Juan Alberto MATSUMOTO |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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A.松本/Juan Alberto MATSUMOTO | 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
ラテンアメリカというと日本ではステレオタイプ的なイメージが多い。中南米には面白い側面がたくさんあるが、想像を絶する部分も否定できない。法体系は、憲法をはじめ理想を求めている。しかし、運営の実態や法を施行する機関には大きな課題もある。 1.ラテンアメリカ諸国の一般的な概要を把握しながら、主な国の特徴や課題を理解する。 2.地域の歴史的要素や、日本でも多少知られている人物などからのアプローチも行う。 3.この科目では主に経済的要素を重視しながら、国や地域の法律問題、今議論になっている法改正等も考察する。 4.どの課題に関しても今の日本の状況についても触れるが、学生の授業参加と事前準備が重要になる。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
講義式になるが、できるだけ学生の発言やディベートを促すことに努める。 昨年はコロナ禍の影響でオンラインになり、今年も状況が悪化した場合はその可能性も否定できないが、大学の方針に従って2021年度(春期)はすべて「対面授業」にします。ハイブリッドではありません。 manabaで資料をアップし、そこからリアクションペーパーやミニレポートを提出してもらいます。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
毎回授業には簡単なレジュメを配布し、後日ポータルまたはmanabaに資料を掲載する。もっと知識を深めたい場合は、その資料の引用文献や記事、コラムを参照するがよい。昨年、オンライン授業で使用されたオンデマンド資料を更新してそれをアップします。 特定のテキストは使用しませんが、参考文献は図書館などで参照ください。 授業計画に沿って授業を進めますが、大きな変化が発生した場合はその部分を付加し、微調整します。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
学期末レポート40%、リアクションペーパー40%、授業参加度20% 授業14回ですが、2回に1回リアクションペーパーをmanaba経由提出すれば(800字を目安)、期末レポートを免除します。7回の提出です。その回数を提出しなかった受講生は期末レポートを作成し、提出願います(manabaかPorta IIにアップしてください)。分量:A4で4?5枚程度 manabaで出欠管理をします。 |
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関連科目 /Related Subjects |
この科目と連携しているのが、「ラテンアメリカ社会問題と法律課題」である。金曜日の3限目になるが、そこでは社会の諸問題を中心に課題を検証します。 | ||||||||||
備考 /Notes |
参考文献:国本伊代『概説ラテンアメリカ史(改訂新版)』、新評論、2003年 松下洋?乗浩子『ラテンアメリカ政治と社会』、新評論、2004年 西島章次?細野昭雄『ラテンアメリカ経済論』、ミネルヴァ書房、2011年 後藤政子?山崎圭一編『ラテンアメリカはどこへ行く』ミネルヴァー書房、2017年 松下冽、ラテンアメリカ研究入門、法律文化社、2019年 |
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到達目標 /Learning Goal |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ラテンアメリカ(以下、ラ米)の一般概観と経済指標:世界と日本との比較 | ラ米諸国の統計に基づいて、日本や世界での地位を確認する。 | |
2 | スペインからの独立前と独立後の国づくり、そして政治体制 | スペインの影響から独立後の国づくりでどのような諸制度を構築したか。 | |
3 | 政治と汚職問題、議会への不信、メディアの戦い | 名ばかりの民主主義の国々、大統領の解任、再三の交代、議会のクーデターなのか(ペルー)。メディアの影響力と混乱。 | |
4 | 腐敗した司法制度と正義の未達成、ギャング支配の刑務所、経済への悪影響とは | 裁判官や検事に対する不信、弁護士の多さが司法を機能不全にしているのか、未熟な法治国家の経済への影響とは。 | |
5 | 第1次産品依存の産業:穀物と鉱物資源の開発と輸出 | 中国などの需要拡大で15年前ぐらいから穀物や鉱物の輸出が増えているが、これまでの産業構造が硬直化しているのか、近代化しているのか。 | |
6 | 非伝統商品の輸出と国際観光:世界遺産からエコ&メディカルツーリズム | 新たな非伝統商品の開発と輸出拡大は確かに増えているが、その競争力とは。また、欧米からの観光客はなにをラ米に求めているのか。コスタリカ、キューバの事例を紹介。 | |
7 | 教育の課題と産業育成のボトルネック、留学と頭脳流出 | 大学進学は増えているが、中高の質の問題と高い中退率の経済や社会開発への影響。アメリカなどへの留学生の海外定住化。 | |
8 | インフォーマル経済と脱税:法律が無法地帯を生む? | インフォーマルセクターとは何か、通常は闇経済とも言うが経済の4割前後がその状況である。業種によっては半分以上がその状態にあり、脱税行為の温床になっている。 | |
9 | 環境問題と自然災害:アマゾンの森林伐採&火災だけではない | 森林火災が取り上げられるが、カリブや中米のハリケーン、アンデス地域の地震や地滑りで村が街が消滅することもある。都市部での環境意識(ゴミ分別)とは? | |
10 | クリエティブ&文化産業(映画、アプリ、デザイン等) | メキシコやアルゼンチンは以前から映画製作が盛んである。近年は、チリやペルー、ウルグアイも多くの作品を出している。一方、一部の国ではスマホ用アプリの開発が目立っている。 | |
11 | FINTECHビジネスとAI開発の新産業、GAFAのアプローチ | 金融と技術を屈指して若手世代の隙間ビジネス。AIの力を理解し、新たなサービスを提供している。そこに世界大手がどうみているのだろう。 | |
12 | 中国の飛躍する存在:ラ米の貿易と投資の依存拡大 | 多くの国にとって、輸出入や投資の最大国が中国になってきている。インフラ整備で通信や電話会社の参入もアグレッシブである。コロナ禍での存在とそのアピール力は大きい。 | |
13 | 地域統合と域内協力 | 以前から幾つかのイニシアチブがあるが、Mercosur(南米南部市場)、Alianza del Pacífico(太平洋同盟)などがあるが、どのように機能しているのか。新TPPと中国の一帯一路。 | |
14 | 日系社会と日本との連携強化、クールジャパン等の文化ビジネス | ラ米には210万人の日系人が存在し、日本との連携事業が増えている。その実態を検証する。 |