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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/08/23 現在/As of 2021/08/23 |
開講科目名 /Course |
行政学b(17以降)/PUBLIC ADMINISTRATION b |
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開講所属 /Course Offered by |
法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火1/Tue 1 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
大谷 基道 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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大谷 基道 | 総合政策学科/POLICY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この授業は、法学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成?実施方針(CP)が示す「多様な現代社会を対象として、政治学の専門的知識やグローバルな思考力を身に付ける」ことに資するため、政治学的な視点から行政に関する専門知識を修得し、行政に関する様々な事象について自らの見解を提示できるようになることを目指すものである。 我々の生活は、身近な福祉、教育、水道、消防から外交、安全保障に至るまで行政が提供する公共サービスなしには成り立たない。しかし、近年では、行政による一元的なサービス供給が困難となり、住民、NPO、民間企業等との協働も進められている。そのため、公務員でなくとも行政に深く接する機会が増加しつつあり、住民一人ひとりが行政に関する理解を深める必要性がこれまでになく高まっている。 この授業においては、そのような「行政」が、誰によって、どのように行われているのかを、主に国家行政を取り上げて理解する。特に秋学期においては、行政組織の活動の実態を、近年の変化も含めて理解することに重点を置く。 なお、公務員を志望する学生にとっては、自らが身を投じることとなる我が国の行政機構に関する理解は不可欠であり、また、行政学は多くの公務員採用試験の出題範囲にも含まれるため、当科目を履修することが望ましい。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
講義形式を基本としつつ、可能な限りインタラクティブな授業とするため、適宜受講生からの発言を求め、自分で考える機会を作る予定である。 授業は主にパワーポイント資料(毎回レジュメとして配付)に沿って進められるが、同資料はあくまで要点に過ぎないので、受講生には教員による口頭説明まで的確に理解することが求められる。 授業の理解度を測るため、授業終了後に小テストを毎回課す。その正答と解説は次回の授業までにmanabaにアップする。 【注意】2021年度は「教室での対面授業」として実施するが、教室が密になる可能性、基礎疾患があるなど対面授業への参加が難しい受講生が存在する可能性などを考慮し、授業の様子を録画してオンデマンドでの動画配信も行う予定である。なお、対面受講とオンデマンド受講とで評価に差はつけないので、各自の判断で受講方法を選択して差し支えない。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
テキストの指定された箇所を事前に一読しておくこと。また、授業後は、配付されたレジュメと自身のメモを参照しながらテキストを改めて精読すること。(事前学修1時間、事後学修2時間を目安とする。) なお、行政に関する時事的な話題も適宜扱うので、普段から新聞を読んだりニュース番組を見たりして、国の行政に関する動向を把握しておくこと。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
?期末レポート(60%):指定するテーマについてのレポート(2千字程度)を課す。これにより、授業で学んだ行政に関する制度と実態、その変化等についてどの程度把握し、自分なりの見解を示すことができるかを測定する。評価のポイントは、①授業内容に基づいていること、②論点を的確に捉えていること、③定義、背景、制度の概要と長所?短所、その影響など一連の大きな流れを押さえていること、などを中心とする。テーマ、提出期限、提出方法などの詳細については、授業中に指示する。 ?毎回の小テスト(40%):毎回の授業の終了後、manaba上で授業内容に関する小テストを課す。これにより、各回の授業で学んだ基礎知識の理解度を測定する。詳細については授業中に指示する。 |
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関連科目 /Related Subjects |
春学期開講「行政学a」の授業内容を踏まえた内容となることが多いため、「行政学a」を受講済みであることが望ましい。 また、本科目は国家行政に焦点を当てていることから、地方行政については「地方自治論」、「政策過程論」、「地域政治論」などの科目を併せて履修することが望ましい。特に地方公務員を目指す場合は、まず行政学、次に地方自治論の順番で履修し、国と地方の行政を体系的に理解することを強く勧める。 |
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備考 /Notes |
必要に応じて、中央省庁で実際に行政実務に携わる国家公務員の方などをゲストにお呼びし、その実態をお話しいただく機会を設ける。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
社会の需要を課題?政策に変換、実施、評価するために必要な行政サービス、諸政府、組織、集団などの実態と変化を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 行政学とは何か | 行政学とはどのような学問かを理解し、行政学aで学んだ国家行政組織の概要を復習するとともに、講義の概要と進め方を把握する。 | |
2 | 予算編成過程 | 国の予算の概要とその編成過程を理解する。 | |
3 | 特別会計 | 国の特別会計の概要を把握するとともに、特別会計に対する批判とそれを踏まえた改革動向を理解する。 | |
4 | 決算と会計検査 | 国の決算及び会計検査院による会計検査の概要について理解する。 | |
5 | 行政の責任①(制度的責任) | 行政に対する制度的統制(国会、裁判所、国民による統制等)について理解する。 | |
6 | 行政の責任②(非制度的責任) | 行政に対する非制度的統制(与党、マスメディア、利益団体による統制等)について理解する。 | |
7 | 行政改革①(行政改革の歴史) | 行政改革の意義、戦後の主な行政改革の概要とその結果等について理解する。 | |
8 | 行政改革②(行政改革の理論) | なぜ行政改革が行われるのか、様々な視点から分析する。 | |
9 | 官民関係①(市場の失敗、政府の失敗) | 市場原理と政府の関与のあり方について理解する。 | |
10 | 官民関係②(ニュー?パブリック?マネジメント) | 1980年代に広まったニュー?パブリック?マネジメントの考え方と日本におけるその代表的な手法について理解する。 | |
11 | 政策形成過程①(課題設定) | 政策とは何かを理解するとともに、政策の循環過程のうち課題設定について理解する。 | |
12 | 政策形成過程②(政策立案) | 政策の循環過程のうち、政策立案(省庁及び政府における過程)について理解する。 | |
13 | 政策形成過程③(政策決定) | 政策の循環過程のうち、政策決定(与党及び国会における過程)について理解する。 | |
14 | 政策形成過程④(政策実施、政策評価) | 政策の循環過程のうち、政策実施及び政策評価について理解する。 |