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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/08/23 現在/As of 2021/08/23 |
開講科目名 /Course |
経済原論a(18以前)/PRINCIPLES OF ECONOMICS a |
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開講所属 /Course Offered by |
法学部総合政策学科/LAW POLICY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月1/Mon 1 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
黒木 亮 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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黒木 亮 | 経済学科/ECONOMICS |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
<講義の目的> 本講義の目的は、経済学の基本的な考え方をミクロ経済学を中心に紹介することにある。「国際的視野を有する優れた社会人の育成を目的とする」カリキュラムの1つとして、具体的な経済問題や日本経済の事例にも触れながら、経済社会の読み解き方を学んでもらう。それにより、複雑な経済現象を自力で理解し、自分の頭で問題を整理するための思考法を習得してもらいたい。 <講義の概要> Ⅰ.ミクロ経済学の考え方 Ⅱ.完全競争市場 Ⅲ.市場の失敗と政府の役割 Ⅳ.ゲーム理論 なお以上のテーマとその順番は、下記のテキストに対応している。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
<授業の方法> 予告した教科書の該当箇所に沿って、PortaⅡ(あるいはmanaba)の授業掲示などを用いた解説や補足説明を行う。また毎回、重要なキーワードの確認やポイントの整理、それらへの理解を深めるための復習の機会としてmanabaでの小テストを行う予定である。なお小テストは、1問3点で5問(計15点)の選択問題からなり、終了時に正解と得点が表示される方式をとる予定である。 以上の(1)基本解説や補足説明の確認、(2)テキストの精読、(3)小テスト、の3つで、おおよそ通常の授業に相当する学習時間(90分前後)を予定しているが、以上に加えて、関連する時事ニュースの確認や各人の関心に応じたファクト?チェック、予習?復習の時間を各自のペースで積み上げ、経済ニュースのチェックを習慣化していくことが望ましい。 授業内容や小テストなどに関する質問は、随時メール(kurogi-703@dokkyo.ac.jp)で受け付け、個別に回答する予定であるが、重複する質問や重要な疑問には、「補論」の授業掲示を行う予定である。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
<予習?復習の範囲> 授業の中ないしは小テストで確認するその日のポイントや次回の講義概要の予告等を通じ、教科書の該当箇所や参考となる文献などを示し、それらを通じた復習と予習、発展的な自学自習を促す。 なお小テストでは、正解以外の選択肢に、関連する重要なキーワードを配する予定である。それらを調べることが、そのまま予習?復習の機会となるだけでなく、興味関心の幅を広げる契機にもなるはずである。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回実施予定の小テストの結果によって理解度を把握する。評価はその積み上げを基本(8割前後)とし、学期末にレポートと期末試験のいずれかないし両方を行い、それら出来具合を(2割前後)加味する形で総合評価を行う。 なお、小テストの累積得点が、6割以上に達していなければ、C評価以上は難しい。学期末のリポートなどからの加点はあるが、基本は小テスト(と期末テスト)での総得点を基準とした「相対評価」となる。総得点が高い順から、AA(1割程度)、A(2割程度)、B(3割程度)、C(3割程度)とする予定である。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
<講義概要とテキストの対応関係> 概要にある通り「 Ⅰ.ミクロ経済学の考え方 Ⅱ.完全競争市場 Ⅲ.市場の失敗と政府の役割 Ⅳ.ゲーム理論」の順に講義を行うが、この並びは「テキストの第1部?第2部?第3部?第4部」に対応している。 |
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到達目標 /Learning Goal |
経済原論の基本、経済原論の各項目を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | 経済学とはどのような学問か | ミクロ経済学やゲーム理論の位置づけ |
2 | ミクロ経済学とは | 「交換の利益」を最大限に実現する方法を考える | 価値と価格の違い |
3 | 個人の選択を考える | 満足度の「限界的」変化に注目する | インセンティブ、トレードオフ、機会費用 |
4 | 需要曲線と供給曲線 | 買い手と売り手の行動を考える | 完全競争市場 |
5 | 市場均衡と効率性 | 完全競争市場がもつ望ましい性質とは? | 消費者余剰、生産者余剰 |
6 | 市場への政府介入と死荷重の発生 | 良さげな介入にともなう副作用を考える | 価格規制、参入規制、税金と補助金 |
7 | 市場の失敗と政府の役割 | 市場への介入が正当化されるとき | 不完全競争、外部性、情報の非対称性、公共財、取引費用 |
8 | 独占 | 独占はなぜ問題なのか | 超過利潤、総余剰 |
9 | 外部性 | 財?サービスを取引する市場が存在しない!? | コースの定理 |
10 | 公共財 | 公共財は市場では供給されない! | 非競合性、非排除性、フリーライダー問題 |
11 | 情報の非対称性 | 取引に必要な情報をもつ人ともたない人がいるとき | 逆淘汰、モラルハザード、スクリーニング |
12 | 取引費用 | 取引を円滑に行うためには | 交渉相手の探索、契約の締結、執行の監視 |
13 | ゲーム理論と制度設計 | 戦略低状況を考える | ナッシュ均衡、囚人のジレンマ |
14 | まとめ | 現代社会への処方箋としての経済学 | ミクロ経済学の視点 |