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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/09/16 現在/As of 2021/09/16 |
開講科目名 /Course |
日本特殊研究(日本文学作品研究a)/SPECIAL STUDIES IN JAPAN: LITERATURE (a) |
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開講所属 /Course Offered by |
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水2/Wed 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
平田 彩奈惠 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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平田 彩奈惠 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
『源氏物語』の中で「玉鬘十帖」と呼ばれる巻の最終帖、真木柱巻を精読する。 かつて光源氏が惹かれた夕顔という女性の娘である玉鬘を中心に展開される恋の物語、政治的な駆け引き、その一方で展開される「痴れ者」の物語とさまざまな側面を持つこれらの巻の内容を詳細に読み解いてゆくことを通し、『源氏物語』への理解を深め、他の巻とのつながりについても意識を向ける。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
※本授業は原則として教室での対面授業を実施し、毎回respon等によるリアクションペーパーの提出を課す。ただし場合によってはYou Tubeによる講義動画の配信回を設ける。その場合は事前に周知する。 ※古文の読解能力について 高度な古典文法の知識は求めない。 教科書には現代語訳がないが、参考文献に挙げた注釈書は大学図書館にVPN接続することで画像閲覧が可能であり、そちらには現代語訳が付されている。 講義では『源氏物語』本文を読み、古注釈等にも言及する。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前に指示する教科書の該当部分を読み、内容を理解し疑問点を整理しておくこと。授業後は、もう一度本文を読み返し、注釈部分にも目を通して理解を深めること。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
授業時の発言内容?リアクションペーパー 60% 学期末レポート 40% 上記を基にAA、A、B、Cの4段階で評価する。 |
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関連科目 /Related Subjects |
日本特殊研究(日本文学作品研究b)、日本文学論?中世Ⅰなどは関連する内容を扱うので併せて履修するとより多角的に平安時代の物語文学を理解できる。 | ||||||||||
備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
「日本研究科目群」の他科目では触れることが難しい分野や領域にわたって日本を研究分析し、見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | 『源氏物語』の基礎知識について解説する。また、研究史の概要を把握する。 ※大学からの要請により、この回はオンライン(You Tubeでの動画視聴)で実施する。 |
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2 | 玉鬘の結婚、周囲の人々の想い | 教科書p.516~520 9行目を読む。 玉鬘の想定外の結婚と、光源氏を中心とした周囲の人々の想いを読む。 |
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3 | 光源氏と玉鬘のやりとり | 教科書p.520 10行目~528 4行目を読む。 光源氏と玉鬘は、複雑な想いを互いに抱えている。そのやりとりを読む。 |
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4 | 鬚黒大将と北の方 | 教科書p.528 5行目~540 5行目を読む。 鬚黒大将をめぐる複雑な人間関係、とくに北の方の状況について読む。 |
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5 | 鬚黒の北の方の病状 | 教科書p.540 6行目~550 1行目を読む。 鬚黒大将を悩ませる北の方の病状と行動について読む。 |
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6 | 鬚黒大将と北の方の離別 | 教科書p.550 2行目~558 2行目を読む。 北の方の両親と鬚黒大将それぞれの北の方への想いを読む。 |
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7 | 真木柱の姫君の嘆きと式部卿宮の北の方の怒り | 教科書p.558 3行目~564 10行目を読む。 巻名にもなった真木柱の歌の場面を読みつつ、鬚黒の北の方をめぐる話を読む。 |
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8 | 鬚黒と子どもたち/紫の上の苦悩 | 教科書p.564 11行目~573を読む。 鬚黒大将の北の方の父、式部卿宮は紫の上の父でもある。これゆえに紫の上が思い悩むことになる。 |
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9 | 玉鬘の宮中出仕 | 教科書p.574~584 3行目を読む。 玉鬘は尚侍として宮中に出仕する。鬚黒大将は玉鬘を手元から手放すことに不安を覚え、早く退出させようとする。 |
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10 | 玉鬘の退出 | 教科書p.584 4行目~590 4行目を読む。 鬚黒の催促により、玉鬘は早々に宮中から退出することになる。帝と玉鬘の歌のやり取りから、二人の想いを読み取る。 |
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11 | 光源氏と帝、それぞれ玉鬘を想う | 教科書p.590 5行目~596 3行目を読む。 光源氏と帝の玉鬘に対する想いを読む。玉鬘十帖のこれまでの巻で、二人がどのような想いを玉鬘に寄せていたのかも併せてみてゆく。 |
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12 | 鬚黒、光源氏への返事を代筆 | 教科書p.596 4行目~600 10行目を読む。 光源氏から玉鬘に届いた文の返事を鬚黒が代筆する。鬚黒の心情に注目する。 |
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13 | 玉鬘十帖の終わり/近江の君の登場 | 教科書p.600 11行目~608を読む。 玉鬘十帖のおわりにふたたび登場する近江の君に着目しながら読む。 |
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14 | まとめ | 春学期に取り上げた話を振り返った上で、続編における玉鬘の描写に触れる。 |