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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/09/16 現在/As of 2021/09/16 |
開講科目名 /Course |
応用言語学Ⅱ/APPLIED LINGUISTICS Ⅱ |
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開講所属 /Course Offered by |
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水1/Wed 1 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
臼井 芳子 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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臼井 芳子 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義は、第二言語習得がいかにダイナミックなものであるかということを理解し、諸理論をどのように言語教育に応用していくかを考える。特に個人要因に焦点をあてる。また、テーマごとに論文を読み、研究方法、問題点、展望などについて議論する。 留意点:英語で書かれた文献を課題として出すこともある。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
オンライン(主にリアルタイム型zoom)と対面のハイブリッドで実施する。詳細スケジュールについては第1回目授業の2日前までにmanabaで提示しますので、必ず確認してください。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
教科書およびテーマごとに配布される論文を読むこと。また、テーマごとに設定される課題をこなすこと。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
事前事後課題 (30%)、論文のまとめ(20%)、グループワーク→口頭発表→まとめレポート(50%) | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
応用言語学 I | ||||||||||
備考 /Notes |
テキスト 1 (教科書)『ベーシック応用言語学: L2の習得?処理?学習?教授?評価』は必ず入手してください。第2回目の事前学習から必要となります。応用言語学 I (2020年度春、2021年度春)で使用した教科書です。本講義では主に第5,6,8章を使用します。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
言語の獲得?習得、言語教育といった言語学の応用理論について分析し、論証できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 概要 | 授業全体について説明するとともに、言語習得における環境要因と個人要因について俯瞰する。 | 今までの言語学習経験について振り返り、環境要因や個人要因がどのように言語習得に影響をしていたか考える。 |
2 | 環境要因 | 社会的動機付け理論を中心に理解を深める。 | 各自の言語習得経験や知識と結び付け、環境要因がどのように影響しているか考える。 |
3 | 個人要因 1 | 適性およびMI(multiple intelligence)について理解する。 | 適性およびMI(multiple intelligence)が言語習得に与える影響について考える。 |
4 | 個人要因 2 | 性格とL2習得の関係や諸尺度について理解する。 | 尺度を使用し、自分について理解を深める。 |
5 | 個人要因 3 | 言語習得過程における不安の影響について理解する。また、諸尺度について理解する。 | 各尺度を使用し、自分についての理解を深める。 |
6 | 個人要因 4 | 学習スタイルの種類や尺度について理解する。 | 各尺度を使用し、自分についての理解を深める。 |
7 | 個人要因 5 | 学習ストラテジーの種類と使用、学習ビリーフ、好意度と言語習得の関係性について理解を深める。 | 各尺度を使用し、自分についての理解を深める。 |
8 | 個人要因 6 | 動機づけの諸理論(自己決定理論、帰属理論、目標志向性理論、期待価値理論など)について理解を深める。 | 各尺度を使用し、自分についての理解を深める。また、学習者が言語習得の過程においてどのように動機づけされるか(あるいは動機減退されるか)図式化してくる。 |
9 | 個人要因 7 | 動機づけとL2習得について熟考する。 グループワーク(図式化) |
次週の口頭発表に向けて準備する。 |
10 | 口頭発表 | グループごとに発表する。 | 各グループの図を比較し、さらに図を発展させ、レポートにまとめる。 |
11 | 個人要因 (年齢) | 臨界期仮説、脳の一側化、脳の可塑性について理解する。 | 言語習得開始時期は早ければ早いほどいいのかについて考える。 |
12 | 個人要因(年齢) | スピーチ学習モデル、音声認識について理解する。また、年齢要因に関する研究の変遷について理解する。 | 言語習得開始時期は早ければ早いほどいいのかについて考えをまとめ、次週議論できるように準備する。 |
13 | 個人要因(年齢) | 日本における早期英語教育の実態について理解を深めるとともに、言語習得開始時期は早ければ早いほどいいのかについて議論する。 | 「新学習指導要領の導入を踏まえ、今後日本人の使える英語力は向上する見込みがあるか」という問いについて、今学期の講義内容(年齢要因、情意要因他)を論拠に自分の考えをまとめる。 |
14 | 口頭発表 | 「新学習指導要領の導入を踏まえ、今後日本人の使える英語力は向上する見込みがあるか」についてディベートする。 | レポート提出 |