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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/09/16 現在/As of 2021/09/16 |
開講科目名 /Course |
英語圏の文学?文化?批評Ⅰ/LITERATURE, CULTURE AND CRITICS IN ENGLISH SPEAKING REGIONS Ⅰ |
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開講所属 /Course Offered by |
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火3/Tue 3 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
末松 良道 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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末松 良道 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
「英語圏の文学?文化?批評」の I と II では、イングランドにおける中世から第2次世界大戦後までの文学を、歴史的背景と共に概観します。アイルランドやウェールズ、スコットランドとの関係も念頭に置きながら、イングランドがどう移り変わっていったかを代表的な文学作品を通して考えます。秋学期のIIでは、その後、現代文学までの流れを学びます。従って、出来れば通年での履修を奨めます。そうすることで、イギリスの文学や歴史にこれまでほとんど知識のなかった人も、その概略が理解出来るようになるでしょう。但、時間割等の都合により春学期のみ、あるいは秋学期のみ履修する方も勿論歓迎します。 春学期の「英語圏の文学?文化?批評I」では、イングランドという国の成立とチーサーなどの中世英文学、そしてシェイクスピアやジョン?ミルトンなど、ルネサンスの文学までを扱います。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業は、第1回はオンデマンド(講義の音声ファイルをmanabaで配信)、その後第2回からは基本的に教室での講義で進めます。講義の要点を箇条書きしたレジュメを配布して講義の流れを理解しやすいようにしますが、プリントは要点のみ書いてあるので、自分でも細かなノートを取って下さい。また、作品の抜粋や英詩などを英文で読んだり、小説や演劇などは一部をビデオで鑑賞したりします。しばしば質問もして、前回までの授業をふり返ったり、受講者の意見や感想を求めたりします。パワーポイントで作家?作品等の画像や地図なども見ます。受講者は授業で紹介する作品を中心に、幾つかの作品を翻訳か、出来れば原文で読んで、レポート執筆の準備も兼ねて、気づいたこと、感じたことなどをノートに取ることが求められます。また、ほぼ毎週、参考資料の抜粋をmanabaを通じて配布しますので、必ず読んで下さい。 授業後2,3日以内にリスポンス?シートを書くことで、各回の講義の復習をしてメールで提出していただきます。 第1回は4月13日(火)ですが、音声ファイルは4月10日(土)にmanabaを使って配信予定ですので、なるべく早めにアクセスし、講義を聴いて下さい。第2回からは火曜日3時限に大学で対面授業の予定です。コロナウィルスの感染状況によっては、学部と相談の上で、オンデマンドに変更する場合もあります。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
1. 受講者は授業で紹介する作品を中心に、日頃からイギリスの文学作品を翻訳か、出来れば原文で読んでください。manabaでも作品の短い抜粋を配布しますが、できるだけ図書館を利用して作品を読んで下さい。読書をしつつ、レポート執筆の準備も兼ねて、気づいたこと、感じたことなどをノートに取るようにしてください。そうしたノートの一部をリスポンス?シートやホームワークとして提出していただきます。英語原文で作品を読むのは大変困難ですが、例えば作品の概要や翻訳をまず読み、面白い部分、気になった部分を数ページでも原文で読んでみることを勧めたいと思います。 2. 講義の後は、配布プリントを見直すとともに、自分で取ったノートを読み返し、必要に応じてノートを整理し、記憶を定着させましょう。 3. イギリス文学史やイギリス史の概説書で、その週の講義の内容について調べ、復習しましょう(各回の「事前事後学習の内容」を参照)。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
配分は、(1) レポート40%、(2) リスポンス?シート(メールによる)30%、(3) ホームワーク30%。 1. レポートとしては、授業で触れる作家?詩人の作品を読んで、テーマを定め、客観的に分析した論文を書きます。3,000字以上。評価においては、正確な文献の記載や引用、注のつけ方など、アカデミックな論文としての形式を重視。提出は学期末です(正確な日付は開講後に連絡します)。 2. リスポンス?シートでは、その回やそれ以前の講義の復習となる質問、及び感想などを書きます。他の課題がない週は授業後に毎回メールで提出。授業への真面目な取り組み、積極的な質問やコメントなどを肯定的に評価。 3. ホームワークは、講義に沿い、資料も読んで、リスポンスシートよりももう少し長く、詳しいことを書いていただく予定。レポートの準備にもなります。3?4回。提出日はその都度連絡します。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
教科書は特に指定しませんが、英語やイギリスに関心のある人、英語教員をめざしている人は、出来れば英文学史とイギリス史の概説書を購入する事を勧めたいと思います(具体的な書目は、「参考文献」を参照)。その他の参考文献は、授業時に指示します。毎回講義内容のレジュメを配布します。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
文学研究のアプローチを使って、英語圏の文学?文化を鑑賞?分析し、批評できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イントロダクション、古代のブリテン島(この回のみオンデマンド授業) | この講義の目的や内容の紹介。ブリテン諸島の地理。ケルト人など、古代のブリテン島に住んでいた人々について。manabaにより、講義の音声ファイルや資料を配信します。 | 英国史の概説書で関連のページを読む(指昭博『図説イギリスの歴史』では、pp. 7-11)。 |
2 | アーサー王伝説の始まり、アングロ?サクソン時代(この回以降は教室で講義) | 古代末期から中世初期への過渡期の歴史。アーサー王伝説の誕生。アングロ?サクソンの侵入とイングランドの誕生。 | 英国史の概説書で関連のページを読む(指昭博『図説イギリスの歴史』では、pp. 11-17)。 |
3 | 古英語の詩『ベーオウルフ』 | 『ベーオウルフ』解説。 | 一部でも『ベーオウルフ』を読んで、感想をノートに取ろう。英文学史の本で『ベーオウルフ』についての解説を読む(石塚久郎編『イギリス文学入門』では、pp. 18-19)。 |
4 | バイキング来襲、アングロ?サクソン時代の文学 | アルフレッド王の業績と彼の時代のイングランドについて。 | 英文学史の本でアルフレッド大王についての解説を読む(石塚久郎編『イギリス文学入門』では、pp. 20-21)。更に、参考図書として:高橋博『アルフレッド大王』(朝日新聞社、1993)を勧めたい。 |
5 | ノルマン人のイギリス征服、中世後半の歴史?社会 | 征服王ウィリアムによるブリテン島征服とその影響。イングランドで使われた言語の変化と文学における影響。行政、立法、司法の諸制度の成立。 | 英国史の概説書で関連のページを読む(指昭博『図説イギリスの歴史』では、pp. 17-37)。 |
6 | ジェフリー?チョーサーの経歴と主要作品の紹介 | チョーサーについての伝記的事実の解説と歴史的背景。 | 『カンタベリー物語』の中の話をいくつか読んでみよう。英文学史の概説書で、チョーサーについての部分を参照(川崎寿彦『イギリス文学史入門』、pp. 6-8など)。 |
7 | チョーサー『カンタベリー物語』(作品の解説) | 『カンタベリー物語』の中で、特に興味深い話を選んで詳しく解説する。 | 引きつづき、『カンタベリー物語』を読み進めよう。 |
8 | この授業のためのレポートの書き方解説 | 大学生としての論文やレポートの書き方について解説。特に文学作品に関するレポートを書く時の注意点など。 | 配布プリントを熟読。また、論文?レポートマニュアルを読んでみる。推薦図書として、河野哲也『レポート?論文の書き方入門』第4版(慶應義塾大学出版会、2018)¥1,100。 |
9 | 15世紀の歴史と社会、マロリー『アーサー王の死』 | 英語で書かれたアーサー王文学の代表作、マロリーの『アーサー王の死』について。 | 『アーサー王の死』を読んで見よう。また、英国史、英文学史の概説書で関連のページを読む(指昭博『図説イギリスの歴史』では、pp. 37-42、石塚久郎編『イギリス文学入門』では、pp. 26-27)。 |
10 | 16世紀の社会:宗教改革と英語訳聖書 | ヘンリー8世と英国国教会の成立。欽定訳聖書など、代表的な英語の聖書について。 | 英国史の概説書で関連のページを読む(指昭博『図説イギリスの歴史』では、pp. 43-54)。 |
11 | 16世紀の社会:エリザベス女王、ルネサンスの劇場 | エリザベス朝の社会。16世紀の演劇と劇場を概観。 | 英国史の概説書で関連のページを読む(指昭博『図説イギリスの歴史』では、pp. 54-62)。シェイクスピアの作品をひとつでも読んでみよう。 |
12 | シェイクスピアの経歴と作品 | シェイクスピアの経歴と主な作品の紹介。及び、『ハムレット』について詳しく解説。 | 引きつづき、シェイクスピア作品を読もう。英文学史の概説書で、シェイクスピアについての部分を参照(川崎寿彦『イギリス文学史入門』、第4章、pp. 32-43など)。 |
13 | スチュアート朝、清教徒革命と共和制 | ジェイムズ1世の時代と清教徒の台頭。清教徒革命と共和制の時代。 | 英国史の概説書で関連のページを読む(指昭博『図説イギリスの歴史』では、pp. 63-72)。ミルトンの『失楽園』を一部でも読んでみよう。 |
14 | 王政復古と名誉革命、ジョン?ミルトン『失楽園』 | ミルトンの伝記的事実を紹介。『失楽園』の解説。 | 引きつづき、ミルトンの『失楽園』を一部でも読んでみよう。英文学史の概説書で、ミルトンについての部分を参照(川崎寿彦『イギリス文学史入門』、pp. 59-66など)。 |