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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/09/16 現在/As of 2021/09/16 |
開講科目名 /Course |
韓国特殊研究(韓国の芸術と文化b)/SPECIAL STUDIES IN KOREA: |
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開講所属 /Course Offered by |
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水4/Wed 4 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
田代 裕一朗 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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田代 裕一朗 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義は、韓国における芸術(とくに造形)の変遷と展開を概観することで韓国の文化を理解することを目的とするものである。時代としては、近現代を対象とし、社会的状況の変化と対応させながら時系列順にその変遷と展開を追う。 基本的に講義形式の授業であるが、毎回の授業でコメントペーパー(短作文)の提出が必要となる。また韓国語能力を問わないが、固有名詞については基本的に韓国語発音にもとづき紹介する。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業の形式:対面授業と遠隔授業(オンデマンド配信型)の併用 ※対面授業を主としながら、同時に遠隔授業(具体的にはYoutubeによる収録動画配信)でも受講できるようにする。また回によっては、遠隔授業のみ実施する。 ※つまり対面授業の受講が困難な場合、動画の視聴を通して授業を受講することができる。 ※第1回(9月29日)は、対面授業を実施せず、遠隔授業(オンデマンド配信型)のみ実施する。 ※授業に関する各種連絡、コメントペーパー?レポートの提出は、manabaを通じて行う。 授業は作品スライドを見る形で進めるが、単純に知識を習得するのではなく、「韓国の美」とは何か、「見る(観察する)」とは何か、各自思索をしながら受講してほしい。 ※造形の理解には本来実物の観察が重要であるため、授業中に関連美術館の紹介などを行うが、現時点で無理に足を運ぶ必要はない(授業での評価対象とはしない)。将来機会をみつけて訪問し、授業内容の更なる理解に役立ててほしい。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学習:アップロードされた参考テキストを読み、各時代の流れについて把握したうえで授業に臨む。 事後学習:授業のなかで学んだことをもとにレポート(学期末)課題を設定し、それに対して考察を行うことで授業内容の理解を深める。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
コメントペーパー60%、レポート(学期末)40% ※コメントペーパー:毎授業中に指示する課題(造形観察課題、または文献テキストに対する感想文課題)に対してコメントペーパーを作成してmanabaに提出する。 |
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関連科目 /Related Subjects |
春学期の「韓国の芸術と文化a」は前近代を扱うが、それぞれ独立した講義であり、単独での履修でも内容の理解には差し支えない。 | ||||||||||
備考 /Notes |
インターネットに接続可能なスマートフォン?タブレット?PCが必要である。 ※Microsoft Wordがインストールされていることが望ましいが、必ずしもその限りではない。 ※授業の特性上、参考テキストや授業動画に図版が多数含まれる。そのためファイルサイズが大きくならざるをえない点に留意してほしい(毎授業10~100MB)。 |
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到達目標 /Learning Goal |
「韓国研究科目群」の他科目では触れることが難しい分野や領域にわたって韓国を研究分析し、見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | 授業全体について説明を行う。 | |
2 | 前近代の造形文化概観(三国時代~朝鮮時代) | 前近代においてどのように造形文化が展開したか概観する。 | |
3 | 日韓併合前後の伝統絵画 | 朝鮮時代後期の西洋画法受容にはじまり、伝統絵画における近代化の萌芽を概観する。 | |
4 | 「西洋画家」の誕生 | 日韓併合を経て新たに登場する「西洋画家」とその意義を概観する(高羲東、金観鎬など)。 | |
5 | 朝鮮美術展覧会と「郷土色」 | 1922年にはじまる朝鮮美術展覧会の役割と、それをめぐる「郷土色」の議論を概観する。 | |
6 | モダニズムと前衛絵画 | 1930年代以降多様化する絵画表現を概観する(呉之湖、李仁星、具本雄、金煥基など)。 | |
7 | 外史:日本人と韓国の造形 | 韓国の造形に魅せられた近代の日本人を紹介し、日本人との関係を考える。 | |
8 | 中間まとめ | 第2~7回の授業内容をまとめ、造形の展開を俯瞰する。 | |
9 | 解放と朝鮮戦争 | 1945年の「解放」以後、朝鮮戦争前後に活躍した画家の絵画表現を概観する(李仲燮、朴寿根、李快大など)。 | |
10 | 4?19革命と軍事政権 | 1960年の4?19革命前後から軍事政権期に展開した造形、とくにアンフォルメルなどの抽象美術運動や韓国性(東洋性)を模索したモノクロームアートを概観する(朴栖甫、徐世鈺など)。 | |
11 | 民主化運動と「世界化」 | 1987年の民主化宣言前後の民衆美術、また「世界化」を掲げる文民政権の発足を背景にグローバル化する造形の動向を概観する(呉潤、朴生光、李咄、徐道濩、梁慧圭など)。 | |
12 | 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の造形 | 主に韓国(大韓民国)を対象とした第9~11回の内容を踏まえて、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の造形を概観する。 | |
13 | 外史:李仲燮という画家について | 現在韓国の国民的画家として評価されている李仲燮とその日本人妻に焦点を当て、日本人との関係を考える。 | |
14 | まとめ | 第2~13回の授業内容をまとめ、造形の展開を俯瞰する。 |